人気ブログランキング | 話題のタグを見る
◎7月28日(火)荻窪のブックカフェ・6次元にて開催
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!

イベント当日は晴れ。真夏日のため、私も汗を拭いつつ「暑いですねー」などと与太話しながらスタート。
お客さんと距離が近く、熱気や視線を強く感じました(以下、イベント写真は深堀瑞穂さん撮影)
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21254467.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22333963.jpg
前半は文月のトーク。自作の年表を配布し、当時の写真と共に、今までの活動を振り返りました。
初めて詩を書いた10歳の頃、詩の雑誌に投稿し始めた14歳の頃、
中原中也賞を受賞し、上京目前だった18歳の頃のことーー。

イベントで初めてお話しする事柄も多く、内心ドキドキでした
(特に、子供時代のことは、親しい人にも具体的に話したことが無いので、
大勢の方の前で、さらっとお話しできることが、少し不思議でもありました)
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22340604.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22362885.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21245826.jpg
上の写真は、詩学最優秀新人賞の受賞時(約8年前、当時中学3年生)の掲載誌を手に話しているところ。

極めつけは、〈詩人が生まれて初めて書いた詩〉の朗読!(もちろん初公開)
2002年1月、10歳のときに書いた作品なんですが、これは私にとっても意外な題材で。
いつかエッセイにでも書こうと思っています(お仕事待っています笑)。

休憩を挟んで、後半は詩のワークショップ。
お客さんに「文月(7月)」をテーマに詩を書いていただき、講評を行いました。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21250922.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21323572.jpg

ワークシートに沿って記入していただきながら、
1時間ほどで20行程度の詩を書いてもらうという修行のような時間(笑)。
私にとっては、詩を通して皆さんの日常に触れることができ、嬉しいひとときでした。

文月は参加者の方の作品を読み込んだり、解説したり、
「なぜこの題材を?」とインタビューを取ったり。いつになく真剣モードです。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21252172.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21315736.jpg

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21313699.jpg
(集中すると変なポーズを取るらしい…汗)

たくさんの傑作が生まれ、皆さんの詩への熱意を直に感じることができました。
入院中の奥さんを見舞った夏の出来事、恋人と過ごしたお祭りのエピソード、
幼少期のお祖父さんとの思い出を描かれた方もいらっしゃいました。
「初めて詩を書いてみた」という方にも楽しんでいただけたようで、本当に良かったです。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22401136.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22364792.jpg
終了後も、多くの方から質問を受け、お話しすることができました(中には詩人志望者も!)。
私の詩集がきっかけで詩に興味を持った方、随分前から作品を追ってくださっている方など、
普段はなかなかコンタクトを取れない方々にお会いできて感無量でした!

目指すは2018年の10周年!
そのときはまた特別な会を企画したいな、と考えています。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21193942.jpg
(集客がとても心配でしたが、後ろまで席が埋まり、大盛況でした。本当にありがとうございました…!)

*Twitterでいただいた質問の回答は、音声ラジオ形式で、来週にはネット上にアップいたします。
【追記】ラジオ、アップいたしました! こちらで聴くことができます。
●7周年なので、ラジオやってみました。

*文学研究者の岩川ありささんが、ご自身のブログにワークショップのご感想 をアップしてくださいました。
ワークショップで執筆された作品がとても印象的でした。こちら から読むことができます。

***
 
◎8月7日(金)は第2回 Support Your Local Poet Meetingに出演。
三角みづ紀さん(中原中也賞&萩原朔太郎賞受賞)のお話の聞き手を務めました。
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21525304.jpg

三角さんとは何度もイベントでご一緒してきましたが、二人だけのトークは初めて。
三角さんの新刊・第6詩集のお話に始まり(イベント当日が記念すべき初売りでした)、
詩人の生き方、恋愛、書き方、殺され文句まで。話題が尽きませんでした。
質問にご回答いただいた詩人の皆さん(カニエナハさん、河野聡子さん、田中庸介さん)にも感謝です。
まるで楽屋裏のトークのように気楽にお話ししてきました(詩も朗読したよ!)。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21530454.jpg
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21531202.jpg
(詩人たちの爆弾発言の連続に興奮し、ついメモを取っているところ)
「お付き合いしてる人に作品をダメ出しされたら?」と三角さんに聞かれて
とっさに「徹底抗戦です」と答えてしまった…(間違いではない)。

トークの中で、私の想定する「詩人」のイメージについて、かなり突っ込みが入り、
特殊なものであることが良くわかりました(近代詩人に毒されたらしい汗)。
三角さんにとって「詩人」の定義とは、生き方であり、「詩人として死ぬこと」なのだそう
(たまに冗談で「(詩人として名を残すなら)夭折するか、長生きするか」という話題が出るのですが、
今回は「もう夭折するにも中途半端だね」「じゃあ長生きしましょう」と……)。

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_21531880.jpg

客席の詩人たちに次々に話を振り、ユーモアで斬っていく三角さんの司会力にも脱帽。
三角さんの持つスター性を、目の前で改めて実感しました。
「形見分け」としてワンピースを頂きましたので、有り難くクローゼットに。詩人として長生きしよう…!

イベントに際して、三角みづ紀さんの第6詩集『舵を弾く』を一足早く拝読し、刺激を受けました。
たくさんの「声」と「まなざし」が響いてくる一冊でした。何度も目で追って、味わっておきたい。
(何より、思潮社の担当編集者・亀岡さんとの最後の共同制作物だと聞き、ぐっときてしまいました…)
(亀岡さんは私の担当でもあるため、
トーク中、私と三角さんの執筆スタイルの違いまで暴露されてしまいましたが…笑)
【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_22060249.jpg
(マイク持ちながら、たまにぼーっとしてしまう。かなり馬鹿っぽいので止めたいです)

----------------雑記(最近のこと)----------------------


葉月(8月)も半ばに差し掛かりましたね。東京はまだ厳しい暑さが続きそう。
文月は、先月23日で24歳になりました。
たくさんのお祝いのメッセージをいただき、とても嬉しかったです。

◎先日、福間健二さんの前で「来年の6月には第3詩集を出す!」と約束しました。
気づけば『屋根よりも深々と』から2年。
ゆうに2冊分くらい作品のストックはあるんですが、新たに書き下ろしたい心持ち。
マイペースすぎるので、私の顔を見たら「次の詩集まだ?」ってハッパかけていただけたら助かります…。
あらゆる雑誌の「特集」が「詩集」に見える程度には、3冊目のこと、気にしているのだ(ううう)。
*福間さんとのリレー連載はこちら⇒https://book.mynavi.jp/kotoba/type_list/?contents_type=516

近頃は、自分というものの操縦の仕方を一から学んでいるような感じ。歯ぎしりするほど悔しかったり、自信がなくなってきたり、一人でいるのにどうしてこんなに気持ちが揺れるんだろう、とあたふたしますが、そういう時期みたいです。もう大人なのにね。日々たくさんの詩に触れながら、自分の詩も育てていきます。
   
◎誕生日、ほぼ放置していたask.fmに質問が届いたので、ゆるゆると回答しました。
かなり正直に今の気持ちを綴ったつもりなので、読んで頂けたら嬉しいです。
【お誕生日おめでとうございます。
直近1年を振り返っての感想や、今後の1年についての目標・抱負があれば聞かせてください】

【記録】7周年記念トーク&ワークショップのレポート/三角みづ紀さんとのイベントのご報告_d0101676_23324438.jpg

(ワークショップ参加者に呼びかけ中の文月)

溜まっているお知らせが沢山ありますので、来週頭には新しい記事を更新したいと思います。
また覗いてみてくださいね! ではでは!

# by moonpower0723 | 2015-08-14 22:27 | 詩の仕事
【7周年記念イベント】7月28日(火)開催「これで詩人になれますか? ―文月悠光7周年記念トーク&ワークショップ―」_d0101676_18214122.jpg

7月28日(火)19:30~ 荻窪のカフェ・6次元にて
 これで詩人になれますか?
―文月悠光7周年記念トーク&ワークショップ―

デビュー7周年(&24歳の誕生日)を記念して、単独イベントを開催します。
ワークショップは初心者向け(希望者には講評もしっかり行います)。
詩作が初めての方も気軽にご参加ください◎
詩人や言葉にご興味のある方、ぜひいらしてくださいね。

⇒【★終了後に追記】
たくさんのご来場ありがとうございました!
イベントの写真付きレポートはこちらで公開中です。

詩人ってどうやって目指すの?
詩人が初めて書いた詩はどんな作品?
デビュー7周年を迎える詩人・文月悠光が、自身の歴史を振り返ります。
後半は、詩のワークショップ。お客さんと共に「7月(文月)」をテーマにした詩を書きます。
提出された詩には、文月が講評を行います。

会場:荻窪・6次元(http://www.6jigen.com/map.html) 
時間:19:30スタート(19:00開場)
参加費:2000円(飲み物、お土産パンフレット付)
予約:件名を『文月悠光7周年』とし、 名前、人数を明記の上、
rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp (ナカムラ)まで
※7周年にちなみ、Twitterにて質問やメッセージを募集中です。
ハッシュタグ「#文月悠光7周年」を付けて、お気軽にツイートしてくださいね。

⇒たくさんのご質問・応援のメッセージ、ありがとうございます!!
togetterにてツイートをまとめました。
【7/28(火)7周年記念イベント】これで詩人になれますか?
「#文月悠光7周年」への質問・メッセージのまとめ - Togetterまとめ

【7周年記念イベント】7月28日(火)開催「これで詩人になれますか? ―文月悠光7周年記念トーク&ワークショップ―」_d0101676_18225988.jpg

【7周年記念イベント】7月28日(火)開催「これで詩人になれますか? ―文月悠光7周年記念トーク&ワークショップ―」_d0101676_18212184.jpg

# by moonpower0723 | 2015-07-14 18:31 | 詩の仕事
いよいよ7月(文月)に入りました!
梅雨はつい憂鬱になっちゃうけど、
この季節「文月」と言うだけあって、詩歌の話題は尽きません。
詩のイベントにも是非いらしてくださいね。

明日の夜に開催のイベントです!
 
◎7月4日(土)19時より、下北沢の書店B&Bにて
山田航×文月悠光
穂村弘「シンジケート」、俵万智『サラダ記念日』からはや30年近くが経ちました。B&Bではこの春から、現代短歌シーンがどうなっているのか、百花繚乱、よりどりみどりの歌人たちを、山田航さんが一歩も二歩も踏み込んで紹介する連続イベントを開始します!
第4回は、ゲストに詩人の文月悠光さんをお迎えし、「現代詩」をテーマにお送りいたします。
現代詩と現代短歌はどのように遠く、どのように近いのか。山田航撰のミニアンソロジーと共に語り合う2時間をどうぞお楽しみに!
歌人・山田航さんと出会ったのは6年前、札幌のテンポラリー・スペースにて。
当時の私は、短歌を殆ど知らない高校生でしたが、
角川短歌賞受賞作「夏の曲馬団」をご本人の前で拝読し、
「短歌ってこんな表現ができるんだ!」と驚いたのです。
大学進学後、短歌会に入ったのも山田さんの存在が大きかったと思います。
そんな山田さんと初めてのトークイベント、とても楽しみです…!

会場: 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
1500+500yen 1drink

★詳細・ご予約はこちら(当日券も出ると思います。お気軽に!)

***
こちらも、あす7月4日(土)より開催の展示です!
【明日開催】山田航さんと短歌トーク/高山裕子個展にて詩の展示&朗読/詩手帖/福間健二さんと連載ほか_d0101676_18225107.jpg
【展示】7月4日(土)~18日(土)開催
イラストレーター・高山裕子さんの個展に詩を書き下ろしました。
最終日18日には、会場にて音楽と詩のイベントも開催!

高山裕子個展
Sunlight Moonlight
~文月悠光さんの詩とともに~
2015年07月04日(土) ~07月18日(土)

会場:葉月ホールハウス/HAZUKI HALL HOUSE
〒167-0041 東京都杉並区善福寺2-30-19
⇒アクセス詳細はこちらをご覧下さい。

[OPEN]13:00~19:00 入場無料 *最終日はイベントのみ 
[CLOSE]火+水

イラストレーター・高山裕子さんは、梨木香歩『海うそ』など、本の装画で知られる方。
今回は、高山さんの絵と私の詩で、リレー形式のコラボレーションを行い、その模様を展示。
高山さんの色彩豊かな絵からは、たくさんの力強い言葉やイメージが湧いてきました。
会場の葉月ホールハウスは、善福寺公園近くのギャラリーです。
天窓の光が射す明るい空間なので、お散歩気分で足を運んで頂けたら嬉しいです!
(土日には文月も在廊するつもりですが、予定次第なので、御用の方はご一報くださいませ)

最終日7月18日には、関連イベントも開催!

◎7月18日(土)17時より、葉月ホールハウスにて
イベント「月の三重奏」(詩・歌・絵のコラボレーション)

・詩と朗読 文月悠光
・歌とギター カラトユカリ
・絵 高山裕子

2015・07・18(土)17:00~19:00(開場は1時間前)
要電話予約2,500円 限定50席 
予約受付 葉月ホールハウス(03-5310-3546/13:00~19:00)

カラトユカリさんの歌と共にお届けするコラボレーションをお楽しみください。
カラトさんとは、宮園夕加さんとわたしの二人展「ほんとうにこどもだったころ」でも
展示音楽・イベントにて、コラボレーションさせていただきました。
やわらかな曲調と、確かな芯を感じさせる歌声は、詩の言葉とも相性抜群でした。
高山さんの絵に寄せてお届けする今回のイベントも、どうぞご期待ください◎

★展示・イベントの詳細はこちら⇒http://hazukihh.com/exhibition/index.html
 
***

7月28日(火)19:30~ 荻窪のカフェ・6次元にて
 これで詩人になれますか?
―文月悠光7周年記念トーク&ワークショップ―

詩人ってどうやって目指すの?
詩人が初めて書いた詩はどんな作品?
デビュー7周年を迎える詩人・文月悠光が、自身の歴史を振り返ります。
後半は、詩のワークショップ。お客さんと共に「7月(文月)」をテーマにした詩を書きます。
ご提出された詩には、文月が講評を行います。

会場:6次元(www.6jigen.com) 時間:19:30スタート(19:00開場)
参加費:2000円(飲み物、お土産パンフレット付)
予約:件名を『文月悠光7周年』とし、 名前、人数を明記の上、
rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp (ナカムラ)まで

デビュー7周年記念(&24歳になる)お祝いで、単独イベントを企画しました。
7周年にちなみ、Twitterにて質問やメッセージを募集中です。
ハッシュタグ「#文月悠光7周年」を付けて、お気軽にツイートしてくださいね。
★イベント続報も、私のTwitter、こちらのブログにてお知らせしたいと思います!

***

◎「現代詩手帖」7月号に、
詩「青い血を抑えきれずに」を執筆しています。


美術館が舞台の詩「青い血を抑えきれずに」は、
〈石田尚志 渦まく光〉展(横浜美術館)より着想を得た作品です。
同誌には、4月29日に山口にて行われた
中原中也賞20周年記念シンポジウムの模様も収録されています。
もちろん6月号より毎月〈新人作品欄〉の選評も執筆しています!
(投稿作品のレベルが高くて、毎回つい熱くなっちゃうのだ……。
愛を込めて辛口でお届けしています。ご容赦くださいね)

***

◎【掲載】雑誌「ケトル」vol.25(缶詰特集)にて、
大森靖子のライブのレビューを執筆しています。

雑誌「ケトル」のレビュー連載は、開始から1年経ちました💮
母と娘⇒女性の性⇒島田荘司⇒多和田葉子⇒ドバイ⇒映画『幕が上がる』⇒大森靖子…と
毎号脈絡もなく書き連ねていますが、レビュアーの一員として今後も頑張ります!
***

◎マイナビ「ことばのかたち」での福間健二さんとのリレー連載
散文形式で再スタートを切りました。

連載タイトルはPOETRY FOR YOU 2です。2がついた(笑)。
福間さん曰く、超小説的な散文、とのこと。毎週ガチンコ勝負です。
連載をリアルタイムに追っていくと、変化がより楽しめるかも。

***

◎幻冬舎plusの連載〈詩人のドバイ感覚紀行〉は
第13回「詩人、アラブと抱き合う」で最終回を迎えました。

3月から始まった連載も、これで最終回です。
日本とアラブの違いに触れる度、日本での生活を省みて、目を開かされました。
会員登録(無料)を行えば、連載初回から全部読めます。ぜひ!
 
WEBでの散文連載は、幻冬舎plusが初めてでした。
紀行文+写真、と扱う要素が多かったのですが、
旅の記憶を辿っていく中で、新しい発見もたくさんありました。
1ヶ月間の旅は、連載により、いっそう濃い体験として延長されました。
幻冬舎担当の皆さまには大変お世話になりました。

***雑記***

1年前あたりから、よく「今後の戦略は!?」的なことをよく聞かれるんですが、
「戦略」っていうワードは、私から一番遠いものです。。
第一そんな立派な意識があったら、こんな人生じゃないのではと思う(冷静)。
今もこれからも「戦略」はないです。ない方が楽しいです、間違いなく。

それはそうと、一年前の今日(7/3)は「青山ワンセグ開発」6月期の決戦だったのです。
最近、アーカイブ動画もウェブから消えてしまい、さみしくなりました。
でも、あれだけ沢山の人に応援していただいた経験は、確かな自信になったと思います(多謝!)。
繋げていけるといいな、これからも。

7周年記念イベント(上記参照)、是非いらしてください。
特にワークショップは、詩の初心者の人に来て欲しい。わからないこと何でも聞いてね。
あと今月が誕生日の引き籠もりなので…あちこち連れ出してください🍧
その辺も…お願いします🍻笑
(最近「人恋しい」という感情を覚えました。少し真人間に近づいた気が……嬉)

# by moonpower0723 | 2015-07-03 19:06 | 詩の仕事
ドバイ関連イベント告知/『世界を平和にするためのささやかな提案』にエッセイ執筆_d0101676_23342451.jpg
秘密裏に企画していたドバイのイベント二つ。開催日がいよいよ迫ってきました!
どちらも1度きりの特別なイベントになります。是非お越し下さい◎

●イベントその1
5/31(日)19時より、神楽坂バー10color’sにて
小説家・中島桃果子さんと、
シンガー・熊田千穂さんの〈くまのうたタネ〉vo.4 に出演します!

ドバイの旅をめぐる、お芝居と音楽をお届けします◎
桃果子さん・熊田さんを中心に、スタッフの皆さまと準備を進めているところです。

くまのうたタネvo.4 「キミとボク」—メランコリィクマ子と“ここにある”切符—
ーなにかを無くしたことにまだ慣れないすべての人へー
開場 18:00 1幕開演19:00(2幕/20:30) 休憩あり
¥2,000(WelcomeDrink付)
☆通し演目として上演いたしますが、1幕のみ、2幕のみのご来場もできます。
予約は18時開場時に来られる方のみ承ります。予約先TEL:03-6228-1484(18時以降)

【会場】10color’s/ 神楽坂B3出口を出て神楽坂を上がっていく。
右手にサークルKが見えたら左折。Azuuriを通り過ぎ、小さな小さな十字路をこえてすぐです!

【出演】クマ子…熊田千穗  謎の女主人モリィ…モカティーナ・モカコ 馴染みのピアノ弾き…上山実
【ゲスト】アラビヤを纏ってしまう女、ユヅキ…文月悠光

【スタッフ】装画&装花…近郷画伯  衣装…necomi FOOD監修…カロミロ岡本シェフ(アルティジャーノ)

***

そして、1週間後のこのイベントは文月企画です。心に残るようないい会にします!

●イベントその2
6月7日(日)15時より、下北沢の書店B&Bにて
トークイベント 文月悠光×中島桃果子

1ヶ月のドバイ滞在から帰還した、
文月悠光(詩人)・中島桃果子(小説家)によるトークイベントです。

今年1月から1カ月、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイに滞在した二人が、
旅にまつわるトークあり、朗読ありの特別な時間をお届けします。

「ドバイってどんな場所?」
「イスラム教徒はどんな風に暮らしてる?」
「お祈りのときは何を考えるの?」
「詩や小説の文化はあるの?」
「中東の女性って実は……?」

素朴な疑問を解きほぐし、 アラブの幸福観、日本との違いについて語ります。
滞在中にはISILによる日本人人質事件が発生し、強い緊張が走りました。
今の時代の「平和」や「幸福」とは何か? 他者と旅することの意味とは?
詩のことば、物語のことばも通して探っていくひとときです。

開催日時 _ 6月7日(日)15:00~17:00 (14:30開場、途中休憩あり)
〈会場〉本屋B&B http://bookandbeer.com/
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

【★ご予約はこちら!】

******
ドバイ関連イベント告知/『世界を平和にするためのささやかな提案』にエッセイ執筆_d0101676_13134370.jpg

(河出書房新社・14歳の世渡り術)に
エッセイ「ゆるせますか?」を執筆しています。

執筆者22名には、黒柳徹子さん、中川翔子さん、香山リカさん、最果タヒさんら多彩な顔触れ。
ユニークな一冊です。書店で見かけたら、是非!
6月7日(日)のイベントでも、会場のB&Bで扱っていただく予定です。
ドバイから帰国後すぐに依頼をもらったのが、この本の原稿だったんですよね…。
編集者は私が中東地域に行っていたとは知らず、偶然のタイミングでしたが、
向こうで感じ取ったことを原稿にまとめられたので、とても感慨深いです。


******

IROZAウェブマガジンの連載〈色×読書〉も地道に回を重ねています。
ウェブで継続して書いていると、人の反応がダイレクトに伝わってくるので面白い。
無料で読めますので、電車の中や移動時間中にスマホでどうぞ!



***雑記***

あさって5月25日から30日、東京を離れて北海道にいます。
札幌に帰省、ではなく、カウパレード・ニセコの滞在制作を行うため。
どうしてか詩人の私にも声がかかり、カウの像に絵を描くことになりました。
はっきり言って絵はあんまり得意じゃないのですが(元美術部…苦笑)、
こもって制作できる機会はなかなか無いので、挑戦することにしました。
アトリエからは羊蹄山が見えるみたい。
画材を引っさげて出かけます。わくわくです。



過去の自分に入り込んでいく作業を重ねています。
とても楽しいけれど、とてもむつかしい。
わたしには見て見ぬふりをしてきたことが多すぎる。
不思議に思ったことを一つ一つ記していきたい。

この数週間で、1、2度お会いしたきりの方が3人亡くなられました。
その中には小説家もいれば、アイドルの女の子もいるのですが、
その人の影を求めるのに、ネットを駆使してしまうのはなぜだろう。それしか手段がないのか。
「ご冥福をお祈りいたします」という言葉が「失礼に当たる」のだと指摘されて以来、
なんと言い表せばいいのか分からず、かたちにできない焦りが胸を撫でていきます。
今度こそ、決意表明でもなんでもなく、わたしは書こうと思います。


# by moonpower0723 | 2015-05-23 23:14 | 詩の仕事
5月5日J-WAVEに生出演/新川和江詩集に推薦文/現代詩手帖の投稿欄〈選者〉を務めます_d0101676_20145208.png
5月5日J-WAVEに生出演/新川和江詩集に推薦文/現代詩手帖の投稿欄〈選者〉を務めます_d0101676_20155698.png

◎5月5日(火・祝)11:00頃、J-WAVE(81.3FM)
にゲストとして生出演します。

J-WAVEでは毎週月曜の朝に書き下ろしの詩を朗読…させてもらっているご縁で、
今回GWの特番にゲストで呼んでいただけることになりました!
ナビゲーターの小山薫堂さん、秀島史香さん、ゲストの山口謡司さん(大東文化大学文学部准教授)と共に
「言葉」「やさしさ」について語ります。
ラジオ生出演、久々で緊張しますが、楽しんでいただければ嬉しいです!

■番組名:J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL
 TOKYO SMART DRIVER presents TOKYO MIRAI JUNCTION
■放送日時 : 2015年5月5日(火・祝)9:00~17:55
※文月が出演するのは11:00頃。出演時間は30分ほどを予定。
■ナビゲーター:小山薫堂、秀島史香

***

◎現代詩文庫『続続・新川和江 詩集』(思潮社)に推薦文を寄せました

5月5日J-WAVEに生出演/新川和江詩集に推薦文/現代詩手帖の投稿欄〈選者〉を務めます_d0101676_02582117.jpg

『続続・新川和江 詩集』は、86年の詩集『ひきわり麦抄』から、
07年刊の『記憶する水』(現代詩花椿賞受賞)までを網羅した1冊。
サイズは小さいながらも全集のような存在感があります。
どの詩も本当に表情が豊かで、1篇1篇読みながら、詩語の美しさに、厳しさに打たれます。

中学1年の春、教科書の一番最初に載っていた新川さんの詩。
いま教科書で音読した詩人と出会うんだよ!って、11年前の自分の肩を叩きたい気持ちです。
なぜ孫世代の私が「推薦」するのかという突っ込みはあると思いますが、
「若い人の声が聞きたいの」と指名してくださった新川さんの気持ちに
(未熟な自分であっても)少しでもお応えしたいと思い、取り組みました。

続続・新川和江詩集 (現代詩文庫)

新川 和江/思潮社

undefined


***

◎「現代詩手帖」新人作品・投稿欄の〈選者〉を務めます!

選者とは、毎月数百篇届く投稿作の中から、入選作を選び、
1年間の過程(作品の技量、投稿者の成長度合いなど)を見て、現代詩手帖賞を選出する人のこと。
つまり、詩の登竜門・現代詩手帖賞の選考委員です。
(そんな詩手帖の投稿欄には私も長くお世話になりました)
朝吹亮二さんとタッグを組んで、5月末発売の6月号から1年間頑張ります。

4月締切分の投稿作については、すでに目を通したところです。
私もいまいち(精神的に)新人を抜け切れていないので
「負けたくないなあ」という気持ちで、じっくり読んでおりました。
現時点で抜きん出た新人は何名かいますが、これから1年落ち着く先は全くわかりません。

選者を依頼されたときは、正直かなり戸惑いました。
自分はまだ新人だと思っていたのに、いつのまにか新人を選ぶ立場になっていたのでした。
能天気な私は、人を選ぶ立場なんて、たくさん恨まれるだろうし、厳しく試されるし、
自分にはまだまだずっと先のことになるだろうなー、とぼんやり考えていたのでした。
そんなときに飛び込んだ依頼、まさに寝耳に水。
4月12日の夜にさらっとツイートした(つもりだった)のは、主にその依頼に関わる話でした。
「技術云々じゃなくて、状況も関係なくて、誰かに欲された人(必要とされた人)が残っていく気がする。
だから、この時代に生まれたのが間違い、って思うの止めよう。少しずつ積み重ねよう」
そう。新人だろうとなかろうと関係ありません。
今あらわれる詩を書き残すため、みんな必死なのだ。

***雑記****
4月29日・30日は山口へ。中原中也賞の記念シンポジウムと、小郡図書館でのトークショーに出演。
三角みづ紀さんの「中也賞に育てられた。賞の価値を高めるのは自分、という意識を受賞者は持ち続けるべき」
佐々木幹郎さんの「どれだけ長く活動しても、山口に来たら新人に戻れ」という言葉を胸に刻んで帰ってきた。
受賞者にとって「中也賞」への思いは複雑だと思う。
どうしても「中也賞詩人」という肩書きだけがひとり歩きすることがある。
縛られずに外へ出て行くことが必要だ。
「最年少」から抜け出そうともがいていた自分も、5年経ってようやく振り返る余裕が出てきた。
世間は連休。風邪をこじらせて家にこもっています。
微熱も下がったはずですが、まだ頭の芯がぼんやり。5日のラジオまでに鼻声を直さなきゃ。
好きなラジオ番組を聴いて、書評の本を読んで、たまに夢を見る。
ーー知らぬ間に玄関のドアが小さく開き、光が差し込んでいた。
閉めようにも、鍵もドアノブも剥ぎ取られている。
誰が開けたのだろう? こわごわと覗き込んだ世界は、ただ白く眩しかった。



# by moonpower0723 | 2015-05-03 21:24 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723