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ネエネエ、あたしって死ぬんじゃないかしら?

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ネエネエ、あたしって死ぬんじゃないかしら?


金井美恵子の「タマや」という小説の中で、
子どもを産んだばかりの猫(白と黒のぶち猫・タマ)がしきりにそう鳴いているけれど、
私もいま、誰かに「ネエネエ」といいたい気分だ。
いいよね、私のブログなんだから。

タマや (河出文庫)

金井 美恵子 / 河出書房新社



↑ 文庫版には、アンナ・カレーニナの写真が使われていない、残念。

最近いただいた御詩集や御本。

ジャイアントフィールド

山田 亮太 / 思潮社



現代詩の新鋭 10 202.

平川 綾真智 / 土曜美術社出版販売



百年のフランス詩―ボードレールからシュルレアリスムまで

山田 兼士 / 澪標



ありがとうございます。
何せ私は雑誌なんかでも、発行から1、2年経ってから
平気で熟読したりする(もちろん初読)
しごくいい加減な人間なので、感想などはあてになりませぬ。
けれども、本というのは不思議なもので、
ぱらぱらとめくっている内に糧になるのであります。
山田亮太さんの第一詩集「ジャイアントフィールド」は、初め装丁に驚かされました。
なんと、ジャイアントカバーです!(意味不明ですが、本当です。その全容はこちら
中身も嫉妬を覚えるほどで、独特の世界観を築かれています。
平川さんの詩集は、今日届いたばかりでまだじっくりは読めていないのですが、
1、2編読んだ印象では、素晴らしい狂い方をしているなあ、と思いました。
山田兼士さんの御本はフランス文学について色々ためになりそう。勉強になります。
私は文学史に無知なので、とてもありがたいです。

先月末、詩のボクシング北海道大会の札幌予選会があって、
当日まで行くか行かないかものすごく迷ったのだけれど、結局行きませんでした。
出場しないことは、昨年の全国大会の放送を見てから決めていたことで、
今年が受験でなくても、おそらく出場はしなかったと思います。
せめて予選会を観戦してこようかなあ、楠さんにもお会いしたいし、、とは考えていたのですが、
あの小さな会議室での熱気を思うと(ひしめていている、まなざし、おもわく、自己顕示)
どうにも憂鬱になってきて、結局やめました。
中学3年から(年齢誤魔化して)3年連続参加していたけれども、
楽しかった反面、2年目くらいから、違和感とかグッタリした感じを覚えていたので、
今回参加しなかったことで、正直すっきりした面もあります。
気がむいたら、また見に行こう、参加してみよう、そんな気持ちです。
ネエネエ、これでよかったのかしら?

それと似たような話ですが、先日あるTV番組で複数のゲストが1冊の本を批評しているのを見ました。
とても有名な文芸評論家の方が、他の方が喋っている間も、しきりに手元の本
(色とりどりの付箋に側面が埋はみ出している)のページを開いて、
自分が発言できそうな余地を探しているのを目撃し、何ともいえない気持ちになりました。
詩の朗読会などでも、別の詩人が読んでいるとき、自分の番がまわってくるのに備えて、
詩の原稿をしっかりと握りしめ、小声で練習をしたりしている人を見かけたことがあり、
一気に興奮が冷めました。なんなのでしょう。

こうやって、ブログに私情やら雑感やらぶちまけることを
どこかで私も見苦しいとは思っていて、そういうことを高みから指摘する人もたくさんいて、
私という名のあんたは
ただ詩を書いていればいいのに、
ただ高い高いかかとで歩いて見せればいいのに、
どうして、地面に手を這わせて、水たまりを探すのやら。探すのやら。

ネエネエ、、



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by moonpower0723 | 2009-06-06 23:44 | わたし

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723