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掘り出す春。

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昨日から春休みに入った。
といっても8日からはもう学校なので、大切に過ごさなくてはあっという間だ。

さあ、春を掘り出しにいこう。

お昼過ぎに家を出る。雪山は路肩に残っているけれども、歩道はほとんど溶けきっている。空が曇っていて少し残念。でも、春だ。今日から法律上、高校三年生である。老けたなあ、という感慨に浸りながら街へ行く。

B・C・Sに納品。売り上げをいただくときに領収書がいるのはわかっていたけれど、今までの委託先では求められなかったので、「ください」と言われて焦る。お金をきちんと明細書付きの封筒を入れてもらえて、なぜだか感動してしまった。生の小銭で、孫への小遣いのごとく、ポン、といただくのに慣れていたためだろうか(それはそれで素敵)。領収書、りょうしゅうしょ、忘れないようにしなくちゃ。勉強になるなあ……。改めて、よろしくお願いいたします。

ようやくgallery new starへの正確な順路がわかった。今まで、あんなに遠回りしていたのか……。自分の方向音痴に頭が下がる思いだ(下げちゃダメ!)。あっさり目的地にたどり着いて、びっくりした。反面、なにか味気なく感じた。
Keiko Kawanoさんの「# world」という写真の展示だったのだが、あの小さな空間の至近距離で、半ば強制的に、色の強い(それは、色彩の意味と、もうひとつの方も込みで)写真と見つめあうことになる。それを拒もうとする人もいるだろうし、むしろ魅せられてしまう人もいるだろう。やはりというか、私は後者だった。フリーの冊子が置いてあったので、一冊いただく。片面の壁と、ブラックボードががら空き。会期が今日からのためか、空間もまだ発展途上なのかもしれない。まっさらな感想ノートに数行ぽつぽつとしたためてきた。

古本屋さん・八光書房を訪ねる。かなり歴史あるお店だが、リニューアルしたのでとっても新しく見える。入り口でスリッパに履き替える決まりで、置いてあるスリッパの8割が健康スリッパ(ツボ押し)という笑。まずは自動ドアが開いたことに、安堵。気まぐれに定休しているので、ここ数ヵ月ずっと振られていたのだ。素敵な器でコーヒーをいただいて、店長さんとおしゃべり。楽しい。河合隼雄の「魂にメスはいらない」(ユング心理学に関する講義と、特別講座として〈谷川俊太郎詩解釈〉を収録)を購入。250円なり。

古物雑貨のお店、十一月へ。ここも久しぶり。店外にある古本の品揃えが好みなのだ。「暮らしの手帖」バックナンバー、表紙の移り変わりを見る。外国の少女のポートレイトや、藤城清治の絵など、「え、これが暮しの手帖?」と思う号があり、新鮮。手帖の看板エッセイ「すてきなあなたに」をまとめた、同タイトルの単行本に目がとまった。カラーの箱入りで、中身にも花森安治さんのイラストたっぷり。誌面の雰囲気もそのままで、楽しめる。わー、あんたのほうがすてきだよ。さらに、店内へそろり、と入る(ここのお店では、寡黙な少女を演じなくてはならないのだ)。変わり文字の金属製活字を発見。欲しい!さんざん迷った末に、梅の花と、□、∮、■(の中に星マークが彫りこまれている)を選ぶ。花の形なんていっこいっこ違うものねえ。「すてきなあなたに」が300円(!)、梅の花300円、他みっつで300円。すごく満たされた。活字、絶対どこかで使います。店のあちこちにある但し書き(結構ツボ)に、素直に従える方、ぜひ十一月を訪ねてみてほしい。

そのあとは、春の靴(履きやすくて気に入っていたので、5年同じ靴履いていました。さすがに穴が開きそう汗)を探しに四プラへ。プール帰りのませた小学生みたいな人や(春とはいえ、ショートパンツに生足は寒いはずだが……)、大型肉食獣みたいな女の子たちがゾロゾロ。シャッター街との落差に私は頭がクラクラ。
「ヒール」「おしゃれ」などという希望があったのだけれども、実際に買いに行くと「やっぱり黒が合わせやすいし、経済的」(ちなみに5年履いた靴も黒)、「ぺったんヒール(ヒールの足が独立していないタイプ)が履きやすそう」といろいろ考えて、結局店の奥のほうにあるぺったんヒールを買った。これはお買い得すぎて、お値段ひみつ。おほほ。
華アグラが見つからない。最初、また方向音痴かよ……とうんざりしながら、探し回ったが、やっぱりなかった。いまだに自分の方向感覚を疑っている。本当になくなったのだろうか?そういえば、前行ったときもなかった気がする。

いっとう好きな本屋さんへ。「詩と思想」がいつもある場所にない。これは方向音痴のせいでは絶対ない(本棚で方向音痴になることはありえないから)。変だな~と思いつつ、時間が遅いので帰路をたどることにした。

帰宅したら、なぜか父が「詩と思想」を持っていて、「これ、どこで買ったの?」と聞いたら、私が行ったのと同じ本屋さんだった(あんぐり)。ちなみに、私が行った一時間前に買っていたらしい。「私が買ってくるから、大丈夫」って言ったじゃんかー。ま、いいか。詩誌評担当の伊藤浩子さん、拙作品について書いてくださって、ありがとうございます。

そんでもって、祖母の94歳の誕生日祝いをした。
ケーキの大きさに主役の強烈な存在感を感じる。祖母はいろんな意味で別格である。偉大である。

掘り出し物の多い一日だった。寄せ集めれば、春なのかな。
勢いで、春野くつ子さんの写真を載せてしまった(次の記事参照)。
でも、あれは私の足ではないのでね(じゃあ誰?)。
ご期待(?)に添えず、ごめんなさいね笑。


読んでくださり、ありがとうございます。

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華アグラは、別の場所にリニュしたそうで。。
広くなったみたいですねえ。よかったよかった。今度行ってみよう。





あし子さんを
気持ち悪いとか言われたくないのでね←
私の足だということを認めませう。
by moonpower0723 | 2009-04-01 23:59 | 美術部の人々、札幌アート

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723