人気ブログランキング | 話題のタグを見る

もっと肥えろ。

もっと肥えろ。_d0101676_18322040.jpg


明後日が高校の推薦入試なので、
午前は授業、午後は掃除だった。
昼休みは美術室でミーティング。みんなの前でちんたらと話をして終了。美術部の友達に、スピッツのアルバムを2枚貸して、ミスチルのアルバムを1枚借りた。
同じ友達に、昨日の夕刊の記事をあげた。先生と札幌の話をした気がするけれど、もう忘れた。美術準備室にこもって、「リトルモア」に載っていた「うさぎ狂い」という小説を読んでいたら、校内アナウンスに「玄関を施錠する」と脅されたので、読みかけの「うさぎ狂い」を伏せさせて準備室を出た。ちょっといかれた小説だったのだが、描写が丁寧だったので好感がもてた。クラスの友達とバス停まで一緒に帰った。
バスを降りるとき、後ろを振り返ったら、誰もいなかった。どの座席もつるっとした顔していた。
久しぶりにキャトレールに寄った。書籍掲載の取材に来た方が店内の写真を撮っていた。私の背中も写ったかもしれない。「月光」は創刊号がまた1冊売れていた。置いてもらっている場所がいいからか、物珍しいからか。あそこのお客さんとはとても相性がいい。私を知らないで買ってくださる方の存在は貴重だ。2号を納品する。Nさんいわく江古田ちゃんみたいな女の子が、蜜をかけられて、レジ前に横たわる。表紙絵の稚拙さがかえって目立つ。
ケーキとコーヒー。今年食べたケーキの中で一番おいしかった。
お店の本棚にあった青山七恵の「やさしいため息」を、気がついたら読み終わっていた。
一日で一冊を読み終えたのは、ひどく久しぶりで、それが青山七恵というのも何なのか。装画がオカダミカだったので、嬉しくなって読み始めただけだったが、暇つぶしにちょうどいい一冊だった。それって、ある意味すごいことだ。青山七恵は着実にうまくなっている気がする。少なくとも、芥川賞受賞作より数倍好きだ。そういえば、mixiにはオカダミカのコミュがない。誰かつくらないだろうか。彼女の描く女性は線が生々しくて大変よろしい。
地下鉄乗ったら、素晴らしくズレたタイミングでメールがきた。
明日と明後日休みだけれど、これは明明後日からの模試に備えろ、という学校側の暗黙のメッセージがしんしんと伝わる恐ろしい休日だ。
青山七恵とは対照的に、
いま読んでいる
コクトーの「怖るべき子供たち」はいつまでも読み終われない。
訳が悪いのか、回りくどくて、ときどき話がつながらなくなるけれども、
すさまじいエネルギーを感じる。

少しでも何か読んでいたい。ことばが血肉になるのを強く感じるので。
もっと肥えろ、自分。
by moonpower0723 | 2009-02-10 18:32 | わたし

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723