あ、ミーナだ!
2009年 01月 06日
今日部活帰りに、グッズショップB・C・Sを訪ねたところ、
北海道出身の漫画家、森雅之さんの原画展「冬のリリック」が催されていました。
一昨日通りかかったときは、まだお店がお休みだったのですが、
今日は原画展第2期の初日ということで、嬉しい偶然でした。
展示されている原画や漫画、資料をじっくり見せていただいて、森雅之さんの世界を堪能しました。森さんの絵は以前から好きでしたが、漫画作品を実際に読んでみると、ストーリーも細やかで惹かれました。独特の詩的センスを感じます。
男性が書かれている作品で、久しぶりに「もっと知りたい」世界を見つけたように思います
(おかしなことでしょうか?
しかし、ここしばらく男性の感性に惹きつけられることはなかった気がするのです)。
いま、小川洋子さんの小説「ミーナの行進」を読み進めていますが、先ほど、
ミーナがミーナである証拠を示そうとするならば、
マッチで美しい火を点すことのできる少女、
と言わなければならない。
という一文にはっとしてしまいました。
そういえば、森雅之さん原画展のDMが、ミーナの雰囲気にぴったりなのでした。
ここに仕舞ったはず……とDMを取り出して、思わず
「あ、ミーナだ!」
声を上げちゃいました笑。
降りしきる雪の中で、マッチの火を点す少女。
マッチの優しい火と合わせることにより、
雪の持つ冷と温のイメージが自然に浮かび上がっています。
本を読んでいると、こんな自分だけの想像が、
世紀の大発見みたいに思えてしまうんですよね汗。
サイン付きの書籍を買うこともでき、
大変満足でした。
B・C・Sの雰囲気もとても好きです。今日初めてカフェコーナーを利用しました。
暖かいミルク付きの珈琲と、紅茶のシフォンケーキは優しい味がしました。
狸小路のあの辺りは、私の大好きなお店がたくさんあります。
一昨日、テンポラリースペースへ行ってきてから、
ようやく冬休みを楽しめる心境になってきました(笑)。
「躍動感」あふれる絵を見せてくださった佐々木恒雄さん、チQさん、
愚痴りっぱなしの私を、いつもの「語り」で励ましてくださった中森さん、
ありがとうございました('v`)
佐々木さんとチQさんの2人展は、テンポラリースペースでやってますよー。
読んでくださり、ありがとうございます。
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by moonpower0723
| 2009-01-06 23:16
| 美術部の人々、札幌アート