日曜日と吉増剛造さんと文通。
2008年 12月 16日
日曜日、久しぶりにひとりでぶらっと出かける。
ロフトに出来たという古書店街を偵察。
むぅ。真新しい本棚の中に古本が整然と詰め込まれている様子はどうも違和感。
やっぱり、積みあがっていまにも倒れそうな本の山を掻き分けていく感じが欲しいな。無理か。
ただ、試みとしては面白いと思った。
紀伊国屋でミュシャのカレンダーを探したけれど、無かった。仕方ない、アマゾンで買うか。
この写真集に妙に惹かれてしまい、迷ったけれども買う。
蜷川実花さんの撮る写真は好きだったり、嫌いだったり。ホルモンバランスによるものかな。
「なるほどの対話」の文庫本を合わせて買う。
熊木杏里ちゃんの新しいアルバム「ひとヒナタ」を買う。
初回限定版の最後だった。残ってくれていてありがとう。
携帯でメールチェックしていると、
「5時から吉増剛造さんと港千尋さんとの掛川源一郎の写真をめぐる対談のイベントが
道新ギャラリーでありますよ!」
と吉成さんから。
吉増さんの御言葉を聞くことができるし、
吉成さんに久しぶりにお会いできるし、足を運びたい半面、
日曜日の穏やかなひとときがある意味では壊れてしまうのもおそろしく、
おっくうな気持ちになってしまった。
しばらく、書店をうろうろしていたけれど、結局落ち着かなくなって、
道新ギャラリーへむかった。
方向音痴の私なので、地図なしで行けるか不安だったけれど、
何とか到着(駅から徒歩数分だった)。
もうすでに対談は後半に入っていた。そっと会場に忍び込む。
パワーあふれるそのお姿で、吉増さんはマイクを握っていた。
あまりにも動き回っているものだから、
掛川源一郎さんの写真に囲まれて、興奮のあまり目を輝かせている、
まるで少年のような晴れやかさ……。もうなんといったらよいのか、お元気だった。
吉成さんにイベントについてお知らせいただいたお礼を言う。
アフンルパル通信の販売もされていて、相変わらずお忙しそうだ。
さてはて、終了後、吉増さんにそうっと近付いていき、
「こんにちは。この前はお葉書いただけて嬉しかったです」と一言。
「あらっ文月さん。
『月光』ね、女の子の絵もあなたの手づくりの詩もわたし大好き。
いっつも持ち歩いてるのよ」
びっくりしすぎて、「えーうそー(?)」などと意味不明な受け答えをしてしまった私でしたが、
「これからも、文通友達でいましょうね!」
吉増さんのご提案に思わず、
「はいっ!」
と大きな声で返事をした。
やったー。吉増さんと文通友達か……。いいなァ。夢みたい。
さて、我ながら呆れてしまった。これじゃあ、“ファン”といわれても仕方あるまい。
久谷さんごめんなさい。私はやっぱり“ただのいいひと”になってしまいそうだわ。
「文壇アイドル論」読んで勉強する。書いてナンボの世界でしょう。
私は何にも知らない馬鹿なのです。
ていう99%の真実を顔に書いて歩いていれば、邪魔はされないの。
今日、いいニュース。
絵が入選した。
今年は去年よりだいぶ倍率が上がったみたいなので、不安だったが、
何とか出品した部員全員入選を果たした。よかったー。
おやすみなさい。
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by moonpower0723
| 2008-12-16 23:06
| ひかり