金原ひとみの「男」たち/作家の顔
2008年 09月 05日
papyrus (パピルス) 2008年 10月号 [雑誌]
/ 幻冬舎
ISBN : B001DJP35Y
「パピルス」に“金原ひとみの「男」たち”と題して、特集が組まれていた。
金原さんのグラビア、対談(男は食べ物に似ているそうな)、
読み切り小説「羊骨」が載っている。
「蛇にピアス」が映画化されるとは知っていたけれど。。グラビアでセクシーな女性を演じさせて、金原さん自身を作品の主人公像と結びつける意図も隠されている気がした。そう受け取る人は少なくないだろうと思う。
「羊骨」は、ナメクジの粘液と羊骨から這い出る蛆の描写に引き込まれた。
でも、金原さんはエッセイの方が、個人的には好きだ。適度にフィクションが入っているが、小気味よく、すっきりまとまっていると思う。
数ヶ月前、部屋の大掃除をしたところ、「文藝春秋」第130回芥川賞発表号の広告(金原ひとみさんと綿矢りささんの大きな顔写真入り)を発見し、なんとなくずっと壁に貼っていたが、
改めて当時の金原さんの顔を見てみれば、現在に比べるとまだあどけなさが残る。
文章も、外見も洗練された印象だ。
「mina」で島本理生さんの写真がでていて、
大人になったなぁ……って思わずつぶやいてしまった。
島本さんの写真は結構よく見かけるのだけれど、
そのたびに年齢を数えて、びっくりする。
彼女に対して、「若い」というイメージが強すぎたかな……。
やっぱり顔が見えると読む人は安心するものなのだろうか?
書き手としては、読まれる度に自分の顔を思い起こされるのは、恥ずかしいかな?それとも嬉しい?書き手じゃないからわからない、っていう逃げ道(コラ。
個人的に作家のヴィジュアルNo.1は川上未映子さんとよしもとばななさん。両者ともに作品と顔がマッチしているので笑。あさのあつこさんも“お母さん”という感じでいいなあ。角田光代さんは作品も顔も好きだけれど、いろんな仕事をこなしていて、すごい方と思う。NHKは石田衣良と角田光代と重松清と鈴木光司がお気に入りなのヨ……。
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by moonpower0723
| 2008-09-05 18:26
| 作家になりたい。