イタリア美術とナポレオン展/ジョン・バーニンガム絵本原画展

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一昨日、23日は高文連の研究大会で、芸術の森へ行き、
イタリア美術とナポレオン展を見た。
概要には「ナポレオンの叔父が収集したイタリア美術コレクションから、至宝ボッティチェリ《聖母子と天使》をはじめルネサンスからバロックの宗教画、風俗画、ナポレオン一族の肖像画など60点を選りすぐり、コレクションの真髄に迫る」とある。
暗い色彩の中に浮かび上がってくるのは、どこからあてられたのか定かではない宗教的な光。一部分だけ妙に写実的に飛び出して見える絵もある。この頃の絵には技法というものがなかった、と前どこかで読んだ覚えがある。
聖書をモチーフにした作品は、絵に物語があるので楽しめた。また人物を描いた作品よりも、果実の絵が生々しく、思わず引き込まれた。
彫刻の展示場には「羽ばたき」という金色に塗られた金属物があった。割れ目の中に激しい凹凸が見られる。これはいったい……。
私ははっと気がついた。その金属物に反射して、白い壁に映し出された光こそ、作品だったのである。
壁には金色の鳥が2匹、力いっぱい羽ばたいていた。
周囲のお客さんたちはギザギザだらけの金属物を覗き込み、首をかしげている。その体がすっかり壁を隠してしまい、服の胸元に金色の帯を映していた。

☆*☆*☆*☆

今日は大丸7階ホール
ジョン・バーニンガム絵本原画展を見てきた。
ケイト・グリーナウェイ賞を二度受賞した絵本界巨星のデビュー45周年を、記念した催しらしい。
展示は、原画だけでなく、絵本の文章とセットになっていてストーリーも楽しめる形式。デビュー作から最新作まで。作家の生き方も見えてくる。
初期の絵は、キャラクターの表情が乏しくて怖かった。「ガンピーさんのふなあそび」では、舟がひっくり返ってみんな湖に放り出されてしまう場面があるのだが、
ほとんどのキャラクターが無表情なので、まるで人形が水面にぷかぷか浮かんでいるようだ。能面みたい、恐ろしい。
しかし、キャラクターの表情は年を経るごとに、特に作家の姪っ子がモデルとなって絵本に登場してからは、とても豊かになっていった。ふしぎ。
谷川俊太郎さんや長田弘さんが訳しているものも多かったので
意識して絵本のことばを噛みしめた。


《ジョン・バーニンガム絵本原画展》
5月14日~26日
大丸札幌店7階ホール
一般800円
大高生600円
中学生以下無料


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by moonpower0723 | 2008-05-25 20:07 | 美術部の人々、札幌アート

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723