第5回詩のボクシング北海道大会予選会 in札幌 レポート

→去年の報告レポート。

昨日1時から、かでる２・７にて予選会はスタートしました。
今年は例年に反し、一台もテレビカメラがきませんでした。
入るはずだった「イチオシ」の取材は実は企画自体がボツになったのだそう。
それを会場に来た途端、係の方から教えていただきましたが、特に残念だとも思いませんでした。テレビは、テレビ、私はわたし。
なんだかそうしていられる自分が自分でも不思議でした。

詩人会議ふぶきのみなさま（砂山選手&SATSUKI・K選手）と久しぶりにお会いできて、
すごく嬉しかったです。

まず、はじめに発起人の楠かつのりさんが挨拶と、講評についてお話しました。
講評はときに作品を否定することがあるかもしれない、しかしそこで落ち込まず、成長していってほしいとのことでした。

今回は、18名のエントリー（初出場者は8名）+飛び入り2人
私は頭が悪くて、何も考えていなかったのですが、
参加者20名で予選通過者10名ですから確率二分の一だったんですね汗。
あまり、落ちたら怖いなとか通ったらそのあとどうしようとか考えてませんでした（阿呆）。

今回は人数が多いので、印象に残った方だけをピックアップ！

砂山うい選手
被爆した石をもって、登場。
石を題材に長崎の原爆についての話をもっていきます。
二番目の朗読となり、
不利な状況の中でもさすが昨年度ベスト４の実力者。
きっちりと作品を伝えていました。
楠さんはリアリティを出すために、実体験をいれることが大切、とアドバイス。

岩崎圭司選手
三番目に登場し、
七五　七七のリズムで朗読。
それぞれの内容に合わせて
リズムや口調　声の大きさも変えていました。
声は抜群にいいですし、楠さんも褒めていらっしゃいましたが、
技巧に走りすぎている感が否めず、途中から全く耳に入ってきませんでした。
こういう（言葉遊び的な作品）の本当苦手だな。。。私汗。
それでも聞いたほうが勉強になるんで、メモだけはたくさん残っています。

佐々木さちこ選手
五番目に登場した着物姿のお年を召した女の方。室蘭では名の知れた方なのだそう。
かわいらしい印象と、やさしいものごしで朗読する姿は
とても素敵でした。こんなおばあちゃん欲しい！とか思いました笑。
楠さんは臼を引く描写を入れるともっとよくなる。3分で足りなくなってしまうのなら、
一から書き直して、とアドバイス。

佐々木かつまさ選手
某新聞社に勤めていらっしゃる方で、千葉の落花生の魅力を
熱く語る姿が印象的。リアリティに富んでいてグー。

よみがたりすとまっつ選手
スパーマーケットのレジにて発生した戦争を喜劇調に描写。
面白いといえば面白いけれども、状況が想像しにくく、観客への負担は大きいかも。
読み方はファンまでいるだけあって、さすが。

SATSUKI・K選手
自殺未遂の話を下地とした作品。
声の感じを変えてみるなど、工夫がこらされていました。
楠さんは声の分け方がよくわからない、
構成的にそれがどう関わってくるかと指摘。
私は、さつきさん、本調子ではないのかなと感じました。

馬場めぐみ選手
飛び入りで参加。
この人の朗読する姿が、今も目に焼きついています。
朗読が終了した途端、こちらが止めるの忘れるほど
さっそうと退場していかれそうになり、
楠さんが少々慌てていました。
うまくいえませんが彼女自身がことばそのものであるかのような。。。
お若いのに、ことばが身体によく染み込んでいる感じがしました。
その危うさゆえ、楠さんも「ことばと友達になりすぎないように」と危惧。
砂山選手&SATSUKI・K選手&その旦那さんと、予選会終了後ご一緒していたのですが、
そのときも話題にのぼりました。

私の朗読は14番目でした。
自分の身の丈に近い作品を、と思い「タニシの交差点」を朗読。
やはり、練習どおりにはいかないものですね。今回も時間内に終わらず汗。
結論ですが、スタンドいらなかったですね笑。いつもと違う状況にとまどって、予想以上に時間をくってしまいました。。。
反省点が多すぎて、何も申し上げられません汗。
楠さんは、「突然メダカになっているつながりがわからない。そこらへんを聞き手に任せるのは無責任」と指摘。
二回目以降の出場は講評が厳しくなると聞いていたのですが、それを抜きにしても指摘されて当然のことで。。。


予選会結果

（ひちけんさんのところから引用）

参加者：２０名
予選通過者：１０名

砂山うい選手　岩崎圭司選手　佐々木さちこ選手
佐々木かつまさ選手　よみたがりすとまっつ選手
文月悠光選手　伊勢谷小枝子選手　菊池洋平選手
馬場めぐみ選手　桑島はづき選手

よっしゃぁぁ！なんとか通過した……＾＾

7月1日の本大会までに最低5つの作品を用意しなくてはなりません！
ってか、どうやっていくの!?上湧別。。。
札幌から会場までは、列車で3時間半+車で15分。。。。
親にまた頭下げねば。

それにしても、その後、ふぶきのみなさんと反省会（？）を開いたのですが、
今回は本当に反省点が多すぎて。。。
「楽しく読む！」という目標、どうやらかなり難しいみたいです。


そのほか、観客としての視点は


詩ボク行脚日記として有名な
ひちけんさんのブログ

をご覧になればお分かりかと思います＾＾
大会の様子が詳しく書かれています！

今日行われた上湧別の予選会で、女子高校生が2人出ていると知り、
気になっていたのですが、さすがひちけんさん！もうレポートを書かれております。
10名中6名が予選を通過。
昨年、全国大会に出場し、よい成績を修めた浦田選手も無事通過している模様。
ん？女子高校生ってこの子かな。先生に薦められて。。。ってあるけれども。。。
ということは、作文上手い子系の可能性高し。本大会で対戦することになったらどうしよう笑。
敵視する気はないです、とかいいつつ、敵視してしまっている自分が面白い笑。

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