【新刊】初エッセイ集『洗礼ダイアリー』発売になりました!/第3詩集(10月末刊行)の予告/cakesにてエッセイ連載中
2016年 09月 09日
ポプラ社より刊行されました! 書店にて発売中です!!
3年ぶりの新刊は、初のエッセイ集です!
ポプラ社さんのサイトで1年間連載していたエッセイを加筆訂正し、一冊にまとめました。
平成生まれの詩人が、〈生きづらさ〉を言葉で解き放つ!
いま最注目の詩人が、研ぎ澄まされた言葉でトホホな身辺を綴る、初のエッセイ集。
言葉の繭の中に住んでる文月さん。
時々手を伸ばしては、外の世界にこわごわ触れる。
その姿が滑稽で痛くて愛おしい。
───瀧波ユカリ(帯コメントより)
『洗礼ダイアリー』は、日々のモヤモヤを解きほぐし、新しい風を入れる一冊です。
20~40代の若い方に楽しんでいただける読み物になっていると思います。
柔らかな印象の装画は、作品集『107号室通信』が話題のカシワイさん、
凛とした装丁は川名潤さんに手がけていただきました。
胸を打つ帯文は、漫画家の瀧波ユカリさんよりいただきました。
初のエッセイ集ということで、たくさんの方に手に取っていただければ幸いです。
帯の裏表紙側には、Twitterで頂いた読者の方のご感想をずらっと掲載しています。
女性のみならず、案外20~40代の男性の感想が多いのです。
属性に関わらず、繊細な人に届きますように……!
※こちらで連載時の一部のお話を公開中です。
「脳みそはみんな同じ」「いらっしゃいませの日々」
「セックスすれば詩が書けるのか問題」
ご購入は、Amazonからでも嬉しいですし、
新宿東口の紀伊國屋書店でご購入いただくと、売り上げの記録が残るので、より応援につながります(笑)。
お近くの書店の棚にない場合も、ぜひ書店さんにご注文いただけたら嬉しいです!
(部数がそれほど多くないため、地方の書店までは行き渡らないかと)。
待っていても入荷されず、増刷もなく(その先は闇)……かもしれません。なにとぞ^^;
ブックギャラリー・ポポタムさん @popotame_shop に『洗礼ダイアリー』のサイン本を置いて頂けることになりました📚🌠
— 文月悠光|洗礼ダイアリー発売開始✿ (@luna_yumi) 2016年9月8日
POPも頑張って書きました😊(ポポタムさん明日17時〜営業のようです。数に限りがありますのでお早めに◎) pic.twitter.com/NrZashMQLv
◎『洗礼ダイアリー』刊行を記念して、
歌人の穂村弘さんとのトークイベントを開催いたします。
文月悠光×穂村弘トークイベント「洗礼前夜のふたり」
日時◆2016年9月27日(火) 19:00開演/18:45開場
会場◆紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
お申し込み:2階レジにて『洗礼ダイアリー』をお買い上げの方に参加整理券を配布。電話予約も可能
イベント詳細はこちら
歌人で、エッセイストとしても人気の、穂村弘さんと対談します!
ちなみに「洗礼前夜」というイベントタイトルは、
穂村さんとのあるエピソードを元にしたものです……。
気になる方は、ぜひ『洗礼ダイアリー』のあとがきをお読みいただければと◎
【2階文学】文月悠光さんの初エッセイ『洗礼ダイアリー』が入荷しました。中原中也賞を最年少受賞した詩人の、実は地味で不器用な日常。詩と生きる心とともに綴られます。9/27は穂村弘さんとのトークイベントを開催。受付は明日9/6より。um pic.twitter.com/XHrS4bdsIH
— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) 2016年9月5日
***
◎cakesにて、エッセイ〈臆病な詩人、街へ出る。〉連載中です。
こちらも新刊と合わせて、ご笑覧いただければ幸いです。
こちらの初回は、全文無料で読めます。
「JK詩人はもういない」
※第2回以降の記事は、後半から有料ですが、
1週間無料のお試し購読か、cakes有料会員に登録すると、最後まで読めます。
noteでは、cakes連載の番外編などを綴っております。宜しければ。
【更新】cakes番外編の第2回を書きました🌠
— 文月悠光|洗礼ダイアリー発売開始✿ (@luna_yumi) 2016年8月29日
最後にどうしても言いたかったこと✒
「相手の言動に傷つかないように、意識を手放してしまってはいないか?」
▶︎【番外編vol.2】私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?裏話https://t.co/lyJla0L6RI
***大事な予告***
エッセイ集が刊行になったばかりですが、、
10月末に、第3詩集『わたしたちの猫』がナナロク社より刊行予定です。
すでにAmazonページもあります。
装丁のデザイナーさんは、まだ言えないけれど、大好きなあの方です。
たたずまいも、すてきな詩集になると思います。
制作状況は、またTwitterでお知らせいたします!
***雑記***
きょうは昼に、10月末刊行の第3詩集の打ち合わせを、ナナロク社の担当さんと。
やわらかいけれど、美しい、印象の強い本にしたいね、とかそんなお話。
打ち合わせの後、新刊発売からはじめて紀伊國屋書店新宿本店さんへ。
「こんなに目立つ場所に置かれてる……」とじんわり感動していたら
詩歌担当の梅崎さん(初対面)と目が合い(挙動不審にウロウロした後)、恐る恐るご挨拶しました。
力を入れていただけて、本当に嬉しいな。
27日の穂村弘さんとのトークイベント、お客さんと一緒に精一杯楽しもう。
某書店にふらっと入った途端、若い女性が『洗礼ダイアリー』を手にして(!)レジへ並ぶ姿を見ました。
「!!??」目がぐるぐるした。ほ、ほんとだよ……。
自分の本が買われる瞬間を、生まれて初めて目撃。びっくりしすぎて、とっさに本棚の陰に隠れました。
「ありがとう…」ってその人の背中を、どきどき見送りましたよ。
はあ、とつぜんの洗礼だった……。
この本が出たのはたった3日前なのに、不思議なこと続きです。
『洗礼ダイアリー』という一冊を、改めて一言で表すのはかなり難しい。
語り手は、こじらせているわけでも、世間に物申す的な好戦姿勢でもありません。
へっぴり腰でひどく不器用。だけど不条理には身を晒して挑みます。広やかな言葉によって。
それに気づかせてくれたのは、連載中に頂いた読者の方のご感想でした。
みんな、ひとりひとりの洗礼ですね。ありがとうございます。
「読んで頂ければ、きっとわかります」って、自信を持って、未来の読者に臨みたい。
月にむかって、駆けるのだ、少女たち、女たち。
by moonpower0723
| 2016-09-09 21:44
| 詩の仕事