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5月5日J-WAVEに生出演/新川和江詩集に推薦文/現代詩手帖の投稿欄〈選者〉を務めます

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◎5月5日(火・祝)11:00頃、J-WAVE(81.3FM)
にゲストとして生出演します。

J-WAVEでは毎週月曜の朝に書き下ろしの詩を朗読…させてもらっているご縁で、
今回GWの特番にゲストで呼んでいただけることになりました!
ナビゲーターの小山薫堂さん、秀島史香さん、ゲストの山口謡司さん(大東文化大学文学部准教授)と共に
「言葉」「やさしさ」について語ります。
ラジオ生出演、久々で緊張しますが、楽しんでいただければ嬉しいです!

■番組名:J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL
 TOKYO SMART DRIVER presents TOKYO MIRAI JUNCTION
■放送日時 : 2015年5月5日(火・祝)9:00~17:55
※文月が出演するのは11:00頃。出演時間は30分ほどを予定。
■ナビゲーター:小山薫堂、秀島史香

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◎現代詩文庫『続続・新川和江 詩集』(思潮社)に推薦文を寄せました

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『続続・新川和江 詩集』は、86年の詩集『ひきわり麦抄』から、
07年刊の『記憶する水』(現代詩花椿賞受賞)までを網羅した1冊。
サイズは小さいながらも全集のような存在感があります。
どの詩も本当に表情が豊かで、1篇1篇読みながら、詩語の美しさに、厳しさに打たれます。

中学1年の春、教科書の一番最初に載っていた新川さんの詩。
いま教科書で音読した詩人と出会うんだよ!って、11年前の自分の肩を叩きたい気持ちです。
なぜ孫世代の私が「推薦」するのかという突っ込みはあると思いますが、
「若い人の声が聞きたいの」と指名してくださった新川さんの気持ちに
(未熟な自分であっても)少しでもお応えしたいと思い、取り組みました。

続続・新川和江詩集 (現代詩文庫)

新川 和江/思潮社

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◎「現代詩手帖」新人作品・投稿欄の〈選者〉を務めます!

選者とは、毎月数百篇届く投稿作の中から、入選作を選び、
1年間の過程(作品の技量、投稿者の成長度合いなど)を見て、現代詩手帖賞を選出する人のこと。
つまり、詩の登竜門・現代詩手帖賞の選考委員です。
(そんな詩手帖の投稿欄には私も長くお世話になりました)
朝吹亮二さんとタッグを組んで、5月末発売の6月号から1年間頑張ります。

4月締切分の投稿作については、すでに目を通したところです。
私もいまいち(精神的に)新人を抜け切れていないので
「負けたくないなあ」という気持ちで、じっくり読んでおりました。
現時点で抜きん出た新人は何名かいますが、これから1年落ち着く先は全くわかりません。

選者を依頼されたときは、正直かなり戸惑いました。
自分はまだ新人だと思っていたのに、いつのまにか新人を選ぶ立場になっていたのでした。
能天気な私は、人を選ぶ立場なんて、たくさん恨まれるだろうし、厳しく試されるし、
自分にはまだまだずっと先のことになるだろうなー、とぼんやり考えていたのでした。
そんなときに飛び込んだ依頼、まさに寝耳に水。
4月12日の夜にさらっとツイートした(つもりだった)のは、主にその依頼に関わる話でした。
「技術云々じゃなくて、状況も関係なくて、誰かに欲された人(必要とされた人)が残っていく気がする。
だから、この時代に生まれたのが間違い、って思うの止めよう。少しずつ積み重ねよう」
そう。新人だろうとなかろうと関係ありません。
今あらわれる詩を書き残すため、みんな必死なのだ。

***雑記****
4月29日・30日は山口へ。中原中也賞の記念シンポジウムと、小郡図書館でのトークショーに出演。
三角みづ紀さんの「中也賞に育てられた。賞の価値を高めるのは自分、という意識を受賞者は持ち続けるべき」
佐々木幹郎さんの「どれだけ長く活動しても、山口に来たら新人に戻れ」という言葉を胸に刻んで帰ってきた。
受賞者にとって「中也賞」への思いは複雑だと思う。
どうしても「中也賞詩人」という肩書きだけがひとり歩きすることがある。
縛られずに外へ出て行くことが必要だ。
「最年少」から抜け出そうともがいていた自分も、5年経ってようやく振り返る余裕が出てきた。
世間は連休。風邪をこじらせて家にこもっています。
微熱も下がったはずですが、まだ頭の芯がぼんやり。5日のラジオまでに鼻声を直さなきゃ。
好きなラジオ番組を聴いて、書評の本を読んで、たまに夢を見る。
ーー知らぬ間に玄関のドアが小さく開き、光が差し込んでいた。
閉めようにも、鍵もドアノブも剥ぎ取られている。
誰が開けたのだろう? こわごわと覗き込んだ世界は、ただ白く眩しかった。



by moonpower0723 | 2015-05-03 21:24 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723