今日から1ヶ月、ドバイに行ってきます!
2015年 01月 18日
今週末から約1ヶ月、ドバイに行ってきます。日本から送り出されるのは、作家や歌人の男女各2名と、現地でサポートを担当してくださるコーディネーター、計5名。「歩く」「観る」「書く」という過程を大事に過ごします。 pic.twitter.com/QnUSoq8t2r
— 文月悠光 Fuzuki Yumi (@luna_yumi) 2015, 1月 15
新年早々ですが、お知らせです◎
本日1月18日(日)から約1ヶ月、ドバイに行ってきます。
(深夜に出発です!)
というのも、あるプログラムに参加することになったからです。
正式名称は…
平成26年度 作家交流プログラム〉(長い!)。
日本から送り出されるのは、作家や歌人の男女各2名と、
旅の手助けをしてくださるコーディネーターの方1名の計5名です。
アラブ圏の文学者が日本に滞在するプログラムも予定されており、
互いの地を訪ね合うことで、親交を図ることが目的です。
ドバイ首長のシェイク・モハメッド氏自身が「詩人」でもあります。
氏の「特に文学を通じて交流したい」という強い意志により、事業が動き出したそう。
参加には、事前の審査と滞在制作が条件。
1ヶ月の滞在期間で何を得ることができるのか、どんなものを形にできるのか、
まだ若い私にとっては、力試しにもなると思いました。
ちなみにドバイ(アラブ首長国連邦UAE)はこちらに位置しています↓
日本では「中東」「アラブ」と一括りに語られることが多いようですが、
ドバイは非常に豊かで、治安のよい観光都市だそうです。
移民を含む多くの外国人(インド人やフィリピン人など)が暮らし、人々の信仰も様々。
多様性に溢れた土地柄のようです。
正直、参加に関してはずっと実感が湧かないままだったのですが、
12日(月)に行われた壮行会で、ご一緒する作家・歌人の皆さんや、
日本側の主催である日本芸術文化国際交流財団の方々、
事業にご支援くださった文化庁、外務省の方、選考委員である
幻冬舎社長の見城徹さん、編集者の坂本忠雄さん、作家の藤沢周さん、
そして石原慎太郎さんに激励を受け、ようやくその重みを感じてきたところです…
(重みを感じすぎて、出発前から何か乗り越えたような気持ちでいます。
そのときの衝撃を早速、2月中旬発売の「ケトル」vol.23で綴りました!仕事早いでしょ笑)。
旅の様子は、「幻冬舎plus」という幻冬舎のサイトで連載していく予定なので、
ぜひご覧になってみてください! 初回はたぶん1月下旬に更新かな。
Twitterに旅の写真なども、リアルタイムに載せていきたいと思います◎
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出発前日の1/17(土)には、ワタリウム美術館のトーク・朗読イベントに出演しました。
イベントのタイトルは偶然にも『詩の旅・旅の詩』…!
旅の経験豊富な出演者のお話を伺う内に、色々と旅のビジョンが浮かんできました。
(城戸朱理さん、和合亮一さん、石田瑞穂さん、暁方ミセイさん、遠藤朋之さんのお話と
白石かずこさん、田村隆一さんのドキュメンタリーから――
孤独、膨らんだ身体を脱ぐこと、断崖、一杯の酒、名付け、個の存在、移動は旅か)
長旅を前に不安でいっぱいでしたが、おかげさまで
旅先での「変化」を楽しんで受けとめたい…!と前向きな気持ちに切り替わりました。
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事前審査用に提出した文章の一部を以下に掲載します(ちょっと硬いです)↓↓
これから私が書くことは、中東への偏見に満ちたものになるかもしれない。しかも私が向かうのは、大きな中東世界の中の一つの地域に過ぎないのだ。ただ発言に間違いがないよう注意を払うことよりも、素朴な疑問をはっきりと口にして、それを現地で晴らしていきたい。実感に即しながら。
ここ数週間「ドバイに行く」と人に話した際、「一ヵ月も何しに行くの?」「なんでドバイ?」と再三尋ねられた。懸命に説明するも、説明を聞く側も、説明をする私自身も首をかしげる羽目に陥る。とはいえ、相手は最終的に「せっかくの機会ですから、行ってみなさい」と笑顔を向けてくれる。その笑顔に安堵すると同時に、実は少し怖くなる。
⇒この文章の全文はnoteに掲載予定です。
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皆さま、明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします🐏今年は新人賞をとってから7年目を迎えます…。書きはじめた頃の憧れを忘れずに、頑張ります! pic.twitter.com/26tT3Mnlj6
— 文月悠光 Fuzuki Yumi (@luna_yumi) 2014, 12月 31
by moonpower0723
| 2015-01-18 19:10
| 詩の仕事