詩手帖、水色、洪水に詩/『あるいは佐々木ユキ』トーク、6次元『きょうを守る』上映、叡山電車朗読ツアー
2013年 01月 08日
「我に返る」と、どこにも帰れない我。
●作品掲載
「現代詩手帖」2013年1月号(発売中)に、
詩「好き勝手」を執筆しました。
2013年の始まり、思い切りよく新しい詩を書きました。
私なりに創意をこらしましたが、「好き勝手」に読んでいただくのが一番いいのだと思います。
1月号は作品特集なので、大御所から若手まで現代の詩人の作品を楽しむことができます。
ぜひお手に取ってみてください。
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ナナロク社HP内「水色」にて、
連載詩第4回「耳のはばたき」が更新されました。
好きな人をまっすぐに見つめる女の子って素敵だな、と思いながら書いた詩です。
とても愛おしい作品になりました。
こちらのページより、クリハラタカシさんの漫画と一緒にご覧くださいませ。
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詩誌「洪水」第11号に
詩「一匹のからだ」を執筆いたしました。
結果的に、二首の歌がこの詩に力を与えてくれたように思います。
好きな短歌には「冬の●●」というフレーズが入ったものが多いことに気づいてから、
次の二首を結びつけて考えるようになりました。
短歌を詩に翻訳した、というよりも、歌から受けたイメージを掬い取ったつもりです。
・すずらんの揺れる野原を想いつつ真冬の献血車の中にいる (北川草子)
・ぼくの求めたたったひとつを持ってきた冬のウェイトレスに拍手を (正岡豊)
詩誌「洪水」の詳細はこちらから。
なお、先月発売された『冬の本』(夏葉社)では、
北川草子さんの遺歌集『シチュー鍋の天使』(沖積舎)について、エッセイを書きました。
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●イベント
福間健二監督と朗読・トークをいたします。
→20日に変更になりました。
映画の世界に浸った後、トークも楽しんでいただければと思います。
『あるいは佐々木ユキ』はポレポレ東中野にて、12日より公開予定です。
ユニークなポエトリー割引があります↓
特別鑑賞券¥1200 発売中
当日料金:一般¥1500 学生¥1300 シニア¥1000
* リピーター割引:半券ご提示で、2回目から¥1000に。
* ポエトリー割引:どんな詩集でもご提示で、一般のお客様も学生料金に。
詩集をポッケに映画を見に行こう!
『あるいは佐々木ユキ』公式ブログはこちら。
素敵な予告編もできました↓
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1月19日(土)18時より、荻窪・6次元にて、
ドキュメンタリー映画『きょうを守る』上映会。
上映後、監督の菅野結花さん、 詩人の覚和歌子さんとトークします。
1/19(土)18:00~(17:30開場) 荻窪のカフェ・6次元にて。
<作品概要>
東日本大震災による津波で陸前高田の実家を流され、同級生や多くの知己を亡くした
山梨県立大学3年(当時)の菅野結花が、被災者の立場から被災者の今を記録し伝えたい
という思いで製作したドキュメンタリー映画。
参加費:1500円(ドリンク付)
予約:件名を『きょうを守る』とし、お名前、人数、お電話番号、
を明記の上、rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp まで。
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1月27日(日)京都・叡山電車にて、
詩人のchoriさんと朗読いたします。
『詩の電車』vol.2プレイベント第二弾!
文月悠光とchori『朗読ツアー』
2013.1.27(sun)at 叡山電車
開始:14:00 オープニングアクト:調整中
料金:2000円(出町柳駅〜八瀬比叡山口駅の往復乗車賃込み)
定員:限定45名
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お申し込み:ignition.gallery@gmail.com
件名を「朗読ツアー」として、
お名前・ご連絡先・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
イベントの詳細はこちらのページにてご確認ください。
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●紹介記事
ELLE JAPON 2013年1月号にて、ブックディレクター・幅允孝さんが
拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』を取り上げてくださいました。
「すべての女性に読んでほしい言葉」。
「何度も読み返すことでより増幅するアンプのよう。世界と自分の距離がわからない人へ」。
「余白を読むための本たち」として、川上未映子さんの詩集『水瓶』、
吉野裕之さんの歌集『Yの森』と共に。
「+DESIGNING」2013年2月号にてスタートした、6次元の新連載「デザインガール図鑑」。
“いま注目すべきポストガーリー”をテーマに
デザイナーの松下裕子さん、スタイリストの谷川夢佳さんと共にご紹介いただきました。
原稿用詩タイツ、ポエペンシル、
谷川俊太郎さんとのトークイベントの際の写真が載っています。
2色刷りのデザインが可愛らしいページです。
ことばと空間と脚線美が物語を紡ぐタイツ 文月悠光
ニュースサイト・DDN JAPANにて、tokoneとのコラボタイツ
「原稿用詩」「詩と女」「ribon」をご紹介いただきました。
記事はこちら。
「離れていると読めないけれど、
そこに言葉があるというだけでなにか暖かいものに包まれていく」。
それが言葉の持っている熱であり、力なのだと思います。
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はいからさんのお話。
編集者の西谷真理子さんに教えていただいた一冊。
「ハイカラ」「シック」「巴里」について、とことんお喋りしている楽しい本でした。
「モード」とか「シック」ということは、
その洋服の生地がいいとか悪いとかということでもなく、
つまりけっきょくは
「どういう感じを出しているか」ということだと思います。
私の考えでは、――洋服というものは、「上等の生地よりも、まず形」だと思うし、
その「形よりも、もっと大事なのは色」だと思うし、
そして「洋服よりも着こなし」だと思うし、
また「服より、それを着ている人の感じ」というふうに、
思いつめると、そこへ行ってしまうんです。
ハイカラ、といえば、私にとっては「はいからさんが通る」
(原作の漫画も大好きです)。
ZINEやら古着やら、お気に入りが増えてきたので、
写真なども載せつつ、また更新します! ではまた。
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もう なにも あまり 言いたくありません…
by moonpower0723
| 2013-01-08 21:44
| 詩の仕事