「詩と思想」7月号詩誌評/朝日中学生ウィークリー掲載/講演会のお知らせ。
2010年 07月 13日
気づくのはいつもその瞬間だから、意識が息を止める。
「詩と思想」7月号の光富いくや氏による詩誌評にて、
「アフンルパル通信」9号掲載の拙詩「私たち、密生する」が触れられました。
冒頭を引用され、「ある密度と新鮮さを感じる」とのことでした。ありがとうございます。
光富氏の詩誌評の題は「『詩の読み方』に『正しさ』はというものはあるか」。
本文には「詩を理解する」には「独特な技量」が必要なのかもしれない、とあり、感慨深いです。
実は私も常々思っていました。
「詩は誰にでも読める、書ける」という弁は
詩を読まない人たちに対する一種の建て前じゃないかしらって。
だからって、詩人を貴族化するつもりは毛頭なく、
人間の不具合的な機能に過ぎないように思えます。
言葉を整然と操る作業と、詩を書く営みは相容れません。
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6月の朝日小学生新聞掲載に引き続き、
7月11日号の朝日中学生ウィークリーに中原中也賞受賞について記事が掲載されました。
内容は詩を書き始めたきっかけ、中高生時代の話など。
中原中也記念館に展示中の小中学生時代の詩、小説の草稿の写真が載っています。
小学生新聞に引き続き記事をお書きくださったWさん、
取材にご協力いただいた中原中也記念館のNさん、ありがとうございます。
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7月31日(土)、山口七夕会定時総会にて講演させていただくことになりました。
山口七夕会とは?
山口県ご出身の方々が、山口県の文化発展と相互の交流を目的に集う会。
定時総会では山口県ご出身の方々が一堂に会するのだそうで。。
わ私みたいな小娘が壇上に上がって大丈夫なのか。。
しかも、懇親会(お昼御飯)を皆様とご一緒します^^;
席の都合で一般の方の来場はご遠慮いただきたいとのことですが、
頑張ってきますので、成功の念でも飛ばしていただけたらと思います(逆に恐ろしいな)。
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講演やトークイベントなど、詩人として発言する機会が今年は多くなりそうです。
何事もそうですが、ひとつひとつ実地を踏んでいくしかないと思っております。
声として成すことは、紙の上にある世界を確かなものにしていくこと。
詩を朗読してみたいなあ、と久しぶりに思案しています。
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by moonpower0723
| 2010-07-13 23:38
| 詩の仕事