産毛が舌を痛くする。
2010年 01月 06日
近頃、本を開いたままうとうととしていると、ひとりでに旋律が聞こえはじめる。
おぼろげな覚醒と共にそれは消えうせる。
眠いとはいえ、それはあまりにポップな“みゅーじっく”で、子守歌にしては賑やかなおまつりのような、だからといって私にはそれが何なのかわからない。女性の甲高い歌声が聞こえることもあるそのひとが二重で性格が悪ければ口説きに行きたい行かなくちゃ。
iPodで耳を塞いで寝る癖がついたせいかもしれない。朝起きると、イヤホンが胴に絡まっている。寝相が伸びやかだからね。
自動筆記は真剣に取り組むと死ぬんだろう。適当な音楽で耳栓をしながら夜更けるまで紙を埋める。腕がだるくなる。文字と文字を繋ぐために罫線は引かれているのだろうね。こんな時代になっても、紙とペンが好きだ。手書きが贅沢、という感覚はいつ生まれたんだろう?己の手がそんなに偉いか。もっと煩わせなければ。
by moonpower0723
| 2010-01-06 21:53
| わたし