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はじめての方へ 文月悠光の案内板_d0101676_19570281.jpg

文月悠光(ふづき・ゆみ)と申します。肩書きは詩人です。

1991年北海道生まれ、東京在住。
高校3年時に出した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、
中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少受賞。
早稲田大学在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』を刊行。
2016年秋、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』、第3詩集『わたしたちの猫』を刊行する。
NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動中。

⇒作品・最新情報はウェブサイトhttp://fuzukiyumi.com/

★お仕事のご依頼・連絡先
⇒yumi@fuzukiyumi.comにメールでご連絡ください。
2日以内に返事がない場合は、Twitter、facebookにてお問い合わせください。

初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)が発売中です!
帯文は瀧波ユカリさん、装画はカシワイさん。

※『洗礼ダイアリー』試し読み(一部のエッセイを公開中です)

第3詩集『わたしたちの猫』(ナナロク社)も発売になりました!
Twitterで話題になった詩「片袖の魚」「ばらの花」「夏の観測席」など恋にまつわる26篇。
雨宮まみさんによる帯文・書き下ろしエッセイ入り。装丁は名久井直子さん。
※『わたしたちの猫』試し読みはこちら


詳細を読む。
# by moonpower0723 | 2017-12-31 23:59 | プロフィール
Eテレ「ニッポンのジレンマ」元日SPに出演!/TBSラジオ出演/ミヨシ石鹸広告/2016年の終わりに_d0101676_19320987.jpg

NHK・Eテレ「ニッポンのジレンマ」の元日スペシャルに出演します!
2017年1月1日(日)夜11時より放送です。

Eテレ「ニッポンのジレンマ」元日SPに出演!/TBSラジオ出演/ミヨシ石鹸広告/2016年の終わりに_d0101676_18145503.png
【出演】「新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP▽恒例!12人の異才たちが徹底討論」

◆NHK Eテレ ◆放送日時:2017年1月1日(日) 午後11:00~午前1:30(150分)
※再放送:1月7日(土)夜24時(=1月8日(日)0時)
◆予告編・詳細:http://www4.nhk.or.jp/jirenma/
【出演】アーティスト…福原志保,批評家…大澤聡,経済学者…安田洋祐,国際政治学者…三牧聖子,総合情報サービス AI研究所室長…石山洸,数理哲学者…丸山善宏,グラフィックデザイナー、研究者…ライラ・カセム,社会問題旅行社代表、複雑系研究者…安部敏樹,政治学者…佐藤信,総合商社勤務、マルチリンガル…堀口美奈,詩人…文月悠光,【司会】古市憲寿,二宮直輝【語り】細谷佳正

若手論客たちによる討論番組。以前から視聴者として楽しんでいたので、
出演依頼が届いたときに、「なぜ私? 大丈夫!?」とすごく焦りました。。
2016年の国際問題、日本社会の問題に12名の論客が鋭く切り込みます(たぶん…)。
あの怒涛の6時間収録をどうやって150分に……という点も気になるので、放送もしっかり観たいと思います。

出演の裏側を、cakes連載〈臆病な詩人、街へ出る。〉に書きました!
▶︎わたしって必要ですか?——『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈前編〉
※1月2日10:30まで無料公開。記事の後編は、放送後の1月5日(木)更新予定です。

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TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に出演しました!
〈セッション袋とじ〉コーナーにて、11月24日、12月1日の回にゲスト出演。

11月24日の回では、新詩集『わたしたちの猫』より、詩の朗読をお届け。
12月1日の回では、初エッセイ集『洗礼ダイアリー』と絡めて「詩人」とは何ぞや?みたいなお話。

↓↓放送内容を含めた「完全版」を、こちらで聴くことが出来ます!
◆完全版「肩書は『詩人』の難しさとは?」▼12月01日(木)
◆詩人・文月悠光さんが登場!「新世代が語る『詩』の世界とは?」▼11月24日(木)
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日頃から聴いている大好きな番組のため、
荻上さん、南部さんとスタジオでご一緒できて、嬉しいと同時に、とても不思議でした。
出演を経て、「表現者として」よりも、今の自分らしさで精一杯尽くしていこう、と改めて考えた次第。

早大在学中にお世話になった石原千秋先生から、
成城大時代の教え子として、荻上さんのお名前を伺うことがありました。
放送では触れなかったけれど、荻上さんと石原先生のお話ができたことも、嬉しかったことの一つ。
先生が責任編集された『夏目漱石『こころ』をどう読むか』に、荻上さんも文月も寄稿しています。

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【祝】紀伊國屋書店が選ぶ「キノベス2017」20位に


「キノベス」は過去1年間に出版された新刊を対象に、紀伊國屋書店スタッフが選考。
まさかの20位に! 魅力的な名著たちと肩を並べられて、うれしいと同時にびっくりです。
「キノベス!2017」フェアは、来年2月10日(金)より、全国の紀伊國屋書店にて開催予定。
書店員さんの推薦コメントを掲載した小冊子を店頭にて配布するそうです。

▶︎紀伊國屋書店「キノベス!2017」発表

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【掲載】「婦人之友」2017年1月号の裏表紙に、
ミヨシ石鹸さんの広告として
詩「泡の手のひら」を書き下ろしています。
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肌に優しく、環境への負荷も少ないという石鹸の詩。ぜひご覧いただけたら幸いです。
ミヨシ石鹸さんの広告にて、次号以降も詩を書き下ろす予定です!
モチーフを指定されたときに出てくる言葉って、
私自身にとっても意外なものだったりするから、こういうお仕事はとても愉しい。

池田修三さんの版画に寄せて、詩「宇宙の雪」を書き下ろしました。

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【インタビュー情報】

「私立中高 進学通信」12月号にて、インタビューが掲載されました。

〈グローバルリーダーからの提言〉という場違い(?)なページで、
新刊のエッセイ集のこと、詩の朗読、ミスiD、タイツ制作など、色々とお話ししています。
記事ライターは、写真家としても活動されているシギ―吉田さん。

「早稲田ウィークリー」読書特集にて、おすすめの詩を紹介しています。

▶︎詩人・文月悠光さんに聞いた 詩の読み方、楽しみ方

3年ぶりに受けた「早稲田ウィークリー」のインタビュー。
より詩に焦点をあてた内容です! 学生の方にも読んでもらえたら◎
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【書評の掲載情報】
「週刊読書人」11/18号に『洗礼ダイアリー』書評(評:美月レンカさん)
「MORE」16年12月号に『洗礼ダイアリー』書評
「フィガロジャポン」17年1月号に『洗礼ダイアリー』書評(評:瀧 晴巳さん)
「母の友」17年1月号に『洗礼ダイアリー』書評
「週刊読書人」12/16号「2016年の収穫」にて、編集者の西山雅子さんが『洗礼ダイアリー』を紹介。

「FRaU」17年1月号 に、詩集『わたしたちの猫』「明日の私にご褒美 深夜のエンタメ」特集にて紹介。
◆「図書新聞」17年1/1号に、詩集『わたしたちの猫』書評(評:篠原雅武さん)

※エッセイ集『洗礼ダイアリー』の書評は、他にも
朝日新聞(評・大竹昭子さん)、東京新聞(評・栗原裕一郎さん)、サンデー毎日(評・武田砂鉄さん)、
日刊ゲンダイ(評・柚木麻子さん)、雑誌「装苑」、「Soup.」、CINRAなどに掲載されました。
著者インタビューは、読売新聞北海道新聞週刊ポスト、婦人公論などに掲載されました。

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【イベント日誌】
◎12月1日 「文月悠光の新しい詩集、そして愛する書物たち」 『わたしたちの猫』刊行記念@下北沢B&B
急遽開催となった単独イベント。聞き手は、ナナロク社の担当編集者・村井光男さん。
佐野洋子のエッセイなど、創作に関わった7冊を紹介。本の思い出、朗読を挟み、活字の庭で自由に遊ばせてもらいました!
ご紹介した本の著者は、鈴木いづみ、佐野洋子、尾辻克彦、岸政彦、雨宮まみ、多和田葉子、小池昌代(敬称略)でした。大好きな本の一節を朗読して、刺さった言葉について語る。語りが連なって、それが詩作の話にも通じていく不思議な時間でした。

◎12月17日 少年アヤ×文月悠光「いま・書くこと・生きること」@青山ブックセンター本店
アヤさんの新刊『果てしのない世界め』刊行までの道のり、おかま・JK詩人といったラベリングからの脱却、自撮り、運命って信じる?…など、話は尽きず。いつだってことばの後を追いかける私たちだ。
少年アヤさんの著作は以前から拝読していたものの、当日が初対面でした。トーク開始の1時間前に初めてお会いして、なんて実直な方だろう、と…。同世代の書き手というより、人間として好きになってしまった。「書いてなかったら死んでた。みんな、ありがとう」と何度も客席へ声をかけ、目を潤ませていた。とてつもなく素敵なものを見た、と思って胸が震えた。

*このトークに雨宮まみさんを加えよう、という案も企画段階で出ていたらしい。そのこともあり、アヤさんが頻りに「まみ来てるかな~」と仰るのが印象的だった。『わたしたちの猫』の推薦エッセイという形だけれど、雨宮さんの言葉も会場にきちんと届けられていた。
打ち上げの席でも、雨宮さんについて伺う。「大きな存在がいなくなったことで、急に人間関係が濃くなる」と以前Twitterに綴ったけれど、近しい人たちが楽しそうに、愛おしげに話しているのを見ると心底ホッとする。一緒に笑って、宝物を増やしていく。そんな場面が他にも何度かあった。
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◎12月22日 齋藤陽道×文月悠光「詩人と写真家が見つけたものを伝えあう時間」@荻窪・本屋title
対話はすべて筆談、という初の試み。「声」を音以外の形で感受してみようか。たとえば色やぬくもりのように、場を包みこむものとして…。帰り着く場所を、2人で探っていくような二時間でした。
後半は、齋藤陽道さんが作ってくださった「写訳 わたしたちの猫」の上映会。詩「わたしは光」の言葉が、写真に守られ、すっくと立っていて、目が潤んだ。光と影の間にはたくさんの〈あわい〉がある。〈あわい〉の存在を私たちは忘れがちだが、〈あわい〉があるからこそ、こぼれることなく生きていける。
頭だけで考えても理解には届かないし、身体の感じ方も人によって違う。その前提に立ち、初めて「あなた」という世界に向き合える。向き合った後も何度も調整する。 傷や痛みを抱える人は、問いかけることで、調整の訓練を積み続ける(「あなた」とは?)。そこに新たな世界を打ち立てられるくらいに。

◎12月23日 『Poetry Lab0. vol.3』ゲスト出演@西荻窪のALOHA LOCO CAFE
久々にポエトリーリーディングがメインのイベントに出演。2016年の朗読納めでした。
若者たち(&感性が古びない人たち)の、声と熱のエネルギーであふれていた。
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【2016年の終わりに】
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撮影:飯田えりか

おかげさまで、2016年は2冊新刊を出すことができました。
どちらも、これまでの人生25年間に感じ取ったことを総括するような、大切な1冊となりました。
力を尽くしてくださったポプラ社、ナナロク社の編集者の方、
そして読者の皆さんの存在なしには、出来上がらなかった本です。
11月に入ったとき「やっとここまで来た…」と、布団の中で嘆息ついて寝返りを打ちました。
同時に「まだ自分はこの程度か」と。
笑えるかもしれませんが、それが私の飾らない実感でした。

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単純な事実として「処女作が売れた人は残る」のだと思います。
実際、あちこちで見かける作家さん・ライターさんの多くは、処女作で話題になって数字を残した人。
そんな売れっ子も、2作目でさらに数字を伸ばす人は滅多にいない。
だからある意味、私のエッセイ集の天井は『洗礼ダイアリー』で決まってしまったのかもしれない。
一緒に仕事する人たちから、そう判断されても仕方がない。
もちろん、書き手の私がそれを内面化する必要はないし、
自分の書いてきたものを超える「何か」を書き続けていく。私自身もその「何か」を見たい。
計算外の「何か」に期待する気持ち。だから書くのだと思う。

先日、Twitterのフォロワー数が7000人を超えました。
けれど、一人一人に「作品を読んでもらえている」という実感はまだ薄い。
みんなが一冊ずつ買ってくれたら、余裕で重版かかるはずなのにな~とか、冗談半分、じわじわ考えてしまう。
もっとできたはずなのに、という「後悔」じゃない。いまの全力がこれか、という「確認」なのだ。
当たり前だけど、一歩進んでしまったあとで、後退してやり直すことは不可能。
一歩進んだ分だけ、評価はされるかもしれないけれど、
若い書き手ならではの「初々しさ」「目新しさ」は削られていく。

今年は、文月悠光という名前になってから11年目。来年2017年で12年目を迎えます。
25歳の私はこれから10年かけて、生涯書き続けるテーマを見つけにいく。

cakesでのエッセイ連載「臆病な詩人、街へ出る。」は、今年1月から始まりました。
良くも悪くも、私の行く先々で「文月さんは臆病」「繊細だから」という言葉が被せられるようになった。
本当か?
臆病でボンヤリしがちな私は「外側の私」に過ぎず、
「内側の私」は、もっと暴力的で血なまぐさいものが好きで、怒ったり泣いたりとても激しい。
いつしか他人からよく言及される「外側」だけを自分の本性だと思ってきたようだ。
「内側の私」を解放できる唯一の場が詩であり、言葉であったはずなのに、
自らそれを抑え込んでいる気がして、ときたま息苦しさを覚える。
あるいは、私の「内側」をよく知る人たちに叱咤されて気づかされることもある。
「臆病で繊細な人」と見なされることによって得られる「生きやすさ」だけにすがってはダメだ。
内側があってこその、外側だし、逆もしかり。どちらもほんものの私なのです。わかってほしい。

「社会化する、というのはこういうことか」とも思った。
多くの人は「内側の自分」を隠蔽し、自分自身にも見えない場所に潜めている。
自分のことを、差別感情や憎しみを持つ偏った存在だと認めてしまったら「生きていけない」。
「そんなものを表に出してはいけない」「そんな感情の在処を認めてはいけない」と、無意識下に蓋をしているのだ。
認めてしまってはどうか? と思ったりする。
認めなければはじまらない、と思う。
開き直るのでもなく、自分を否定するのでもなく、とことん汚い自分と付き合っていく。

人は誰かを撃つ側に回りたがる。
誰かの非を責めたり、糾弾するための言葉はあふれているが、
自分の非を認めて受容するための言葉はあまりに少ない。
「だから皆、自分をゆるせないのでは…?」と気づいて、呆然としてしまった。

「正しさ」など、どこにもない。あってたまるものか。
よくわからない正義や、ラベリングを振り下ろされるのは御免だ。
私は、押し付けられた正義や肩書きを鏡(お手本)にして、
自分自身に「否定」を繰り返し、ハラスメントを仕掛けてきた。
来年以降は、そういうものを脱ぎ去って、もっと剥き出しにならないといけない。
「逃げたくない、向き合わせてよ」と声を上げねばならない。
そうしたら、いつか風のように生きられるかもしれない。
混沌としたこの世界を、泳ぎ切れるかもしれない。

2016年は、「内側」も「外側」も見えてきた良い年でした。
2017年も、いっそう精進いたします。
どうか私を、私の書く言葉を、詩を
見守っていてくださいね。

# by moonpower0723 | 2016-12-30 23:18 | 詩の仕事
【新刊】第3詩集『わたしたちの猫』が
ナナロク社より刊行されました!

文月悠光、3年ぶりの新詩集は、わたしたちの恋の物語。

【お知らせ】新詩集『わたしたちの猫』発売になりました!/『洗礼ダイアリー』書評&著者インタビュー/ニッポン放送出演/イベント日誌_d0101676_17295512.jpg
『わたしたちの猫』(ナナロク社)

人の心には一匹の猫がいて、
そのもらい手を絶えず探している。

自分で自分を飼いならすのは
ひどく難しいから、
だれもが尻尾を丸め、
人のふりして暮らしている。
(詩「わたしたちの猫」より)

18歳で中原中也賞を受賞し、以降、活躍の場を広げ続ける詩人・文月悠光。
初エッセイ『洗礼ダイアリー』も話題の詩人が、詩の舞台で放つのは、恋にまつわる26編の物語。

帯文・書き下ろしエッセイ:雨宮まみ
ブックデザイン :名久井直子

※Amazonでは10月31日より発売。書店には11月初旬より順次並びます。
取次を通してこれから届く本屋さんもあります。お店に在庫がない場合は、是非お取り寄せください。

ネットではAmazon、ナナロク社のホームページよりご注文できます。
▶︎ナナロク社ホームページ(サイン本も販売中!)
▶︎Amazon

装丁は、名久井直子さんに手がけていただきました。
手を重ね合わせているような軽さと温かみが素晴らしく、
表紙の色合い、佇まいも美しい一冊です。

雨宮まみさんに鮮烈な帯文と、推薦のエッセイを書き下ろしていただきました。
こちらのページにて雨宮さんのエッセイを公開しております↓↓

▶︎『わたしたちの猫』収録作の一部は、noteでも公開中です
ご購入は、Amazonからでも嬉しいですし、
新宿東口の紀伊國屋書店でご購入いただくと、売り上げの記録が残るので、より応援につながります(笑)。
お近くの書店の棚にない場合も、ぜひ書店さんにご注文いただけたら嬉しいです!
(部数がそれほど多くないため、地方の書店までは行き渡らないかと)。
待っていても入荷されず、増刷もなく(その先は闇)……かもしれません。なにとぞ^^;

↓↓紀伊國屋書店・新宿本店2階にて販売の様子(11月現在)。既刊もたくさん並んでいます◎
【お知らせ】新詩集『わたしたちの猫』発売になりました!/『洗礼ダイアリー』書評&著者インタビュー/ニッポン放送出演/イベント日誌_d0101676_23081700.jpg
刊行記念の朗読会なども企画中。3年ぶりの新詩集、ぜひお手に取ってくださいね。

***
【お知らせ】新詩集『わたしたちの猫』発売になりました!/『洗礼ダイアリー』書評&著者インタビュー/ニッポン放送出演/イベント日誌_d0101676_04085274.jpg
初エッセイ集『洗礼ダイアリー』もポプラ社より発売中です!

『洗礼ダイアリー』の著者インタビュー、
読売新聞、週刊ポスト、婦人公論など各媒体で掲載されています。
まだお手に取っていない方は、エッセイ集にも触れていただければ幸いです。
以下、ウェブで閲覧可能なインタビュー記事です。

・今の世を「若き女性詩人」として生きることの生きづらさ/『洗礼ダイアリー』【前編】 - messy
・「世界の半数、でも社会のマイノリティ」としての女性/『洗礼ダイアリー』【後編】 - messy

・「セクハラ発言が許容される社会へのモヤモヤ」詩人・文月悠光が語る、女性の生きづらさとは

・「洗礼ダイアリー」を書いた 文月悠光(ふづき・ゆみ)さん|北海道新聞

・【著者に訊け】初エッセイ『洗礼ダイアリー』│NEWSポストセブン

11月6日(日)の朝日新聞・読書面にて、
作家の大竹昭子さんによる『洗礼ダイアリー』書評が掲載されました。

こちらで全文読むことができます!
▶︎自意識を振り払う、詩人の挑戦
(書評)『洗礼ダイアリー』 文月悠光〈著〉
『洗礼ダイアリー』の書評は、他にも
東京新聞(評・栗原裕一郎さん)、サンデー毎日(評・武田砂鉄さん)、
日刊ゲンダイ(評・柚木麻子さん)、雑誌「装苑」、「Soup.」、CINRAなどに掲載されました。
著者インタビューは、読売新聞北海道新聞週刊ポスト、婦人公論などに掲載されました。

***

【ラジオ出演】ニッポン放送「ミュ~コミ+プラス
11月1日(火)の回にゲスト出演しました。

ニッポン放送の吉田尚記アナウンサー、声優の田所あずささんと生放送でトーク。
新詩集『わたしたちの猫』についてご感想を伺い、
リスナーの方が投稿された詩について、幾つかコメントしております。
番組サイトにて、出演の模様が詳しく紹介されています。

▶︎詩人がやってきた!文月悠光さんが初登場!!
【お知らせ】新詩集『わたしたちの猫』発売になりました!/『洗礼ダイアリー』書評&著者インタビュー/ニッポン放送出演/イベント日誌_d0101676_18533789.jpg

-------イベント日誌----------
9月後半~10月は、『洗礼ダイアリー』刊行のタイミングもあり、イベントラッシュでした!
分野も世代も異なる人とたくさんご一緒して、
それぞれの話の進め方、着眼点に膝を打つ場面が多く、とても勉強になりました。

◎9月24日 クロコダイル朗読会 財部鳥子さん、福島泰樹さんと共にメイントーク出演&朗読
世代の離れた大先輩と向き合う。温かさ、まっすぐな厳しさを感じたひとときでした。

◎9月27日 歌人・穂村弘さんとのトークイベント「洗礼前夜のふたり」@新宿・紀伊國屋書店
「世界に裂け目を」与え続ける穂村さんの姿勢に、目が覚める思い。穂村さんの輝く言葉たちに、少しでも追いつくため、精一杯に吸収していくひとときでした。
「中二病エキス」「魂の査定」など、ほむほむワードが続出。楳図かずおさんの『わたしは真悟』について熱く語る場面はうっとりしましたね…。「憧れ」(によって傷つくこと)から逃げてきた自分に喝を入れたい。(トークイベントらしからぬ、トークイベントというか、もはや頭と口で即興パフォーマンスしてる勢いだった…)
【お知らせ】新詩集『わたしたちの猫』発売になりました!/『洗礼ダイアリー』書評&著者インタビュー/ニッポン放送出演/イベント日誌_d0101676_22205760.jpg
◎10月8日 管啓次郎×文月悠光「さびしさと言葉の光―エイミー・ベンダーに学んだこと」@福岡リシンクブックス
『レモンケーキの独特なさびしさ』刊行記念。エイミー・ベンダーの奇妙な魅力と、骨太な存在感について。 後半は参加者全員に質問を頂き、「詩をどこに見出すか」「文学の役割」「翻訳のつかまえ方」など愉しく語り尽くしました。
福岡に来たのは、丸山豊記念現代詩賞の授賞式以来、6年ぶり。受賞時は18歳…。少しは成長したかなと思いつつ、今月末に出る新詩集『わたしたちの猫』から、詩を一篇朗読しました。 (次の日、福岡の書店さんを8店舗を回って、POPやサイン本をお作りしました。書店員の皆さま、ご協力ありがとうございました!)
10月10日 チョーヒカルさんとのトークイベント「洗礼と閃光世代のわたしたち」@下北沢・本屋B&B
チョーさんに『洗礼ダイアリー』のスクールカーストの話を「好き」と挙げてもらえたのが、同世代ならではの反応で嬉しい。自撮りをする自意識、創作活動をする女性が抱えがちな問題など、自然と『洗礼ダイアリー』にも関係の深い話題に。
ボディペイントの制作では「3割をモデルさんに委ねる」とか。その場で形を変えていく即興性が、通常の絵画とは違う魅力なんだろうな、と。

◎10月15日 谷郁雄さんとのトーク&朗読会「詩人の即興打ち明け話」@森鴎外記念館
谷さんのトーク、学生時代の吉増剛造さんとの出会い、話題のボブ・ディランの歌詞についてなど、盛り沢山の内容でした!

◎10月23日 『洗礼ダイアリー』刊行記念・ミニ朗読会&サイン会@紀伊國屋書店札幌本店
地元札幌での単独イベントで大緊張でしたが、担当編集さんとの裏話トーク、札幌にまつわる詩、エッセイ、新詩集からの朗読など。他の会にはない濃い内容をお届けできたと思います。何より地元で応援してくださり、詩歌にも関心の深い方々の温かさに胸を打たれました。札幌で生まれて書き始めた意義が深いな、と心底実感できたひと時でした。札幌で朗読する機会、増やしていきたいな。
◎10月30日 『洗礼ダイアリー』刊行記念 文月悠光トークイベント ゲスト・田丸雅智さん@渋谷・大盛堂書店渋谷・大盛堂書店
ショートショート作家の田丸雅智さんと、書くこと、教室で教えること、心の穴について📝「トラウマの花」きっかけでお話しされた小学生時代のエピソード、私とは全く違う立場から内省されていて新鮮でした。田丸さん、同じ学校にいても、きっと話さないタイプですが笑、互いの妙な「熱」には気づいてて、目配せ送り合いながら卒業する感じだな、と。
トーク後、新詩集『わたしたちの猫』にもサインをお入れしました。すでに「好きな一節」を持っているお客さんが多くて驚いた。ふるえるほど嬉しかった…!
--------雑記---------

はい、雑記。
新刊買って、イベントもぜひ遊びに来てね~の念を全力で送ります(しつこい笑)。
こんな近い期間に2冊新刊を出すのは初めてのことで、自分でもまだ戸惑いの方が大きいみたい。

あとは、イ・ランのアルバム『神さまごっこ』付属のエッセイ集が
素晴らしすぎてびっくりしたので、みんなに読んでもらえたらなー、ってこと。
(「ケトル」の次号レビューで取り上げると思います⇒取り上げました!)。
もちろん彼女の歌も大好き。邦題「家族を探して」。



――私がなりたいあの家族を探して

# by moonpower0723 | 2016-11-13 22:59 | 詩の仕事
【イベント・新詩集】札幌・紀伊國屋書店で朗読会/渋谷・大盛堂書店にてトークイベント/近刊の第3詩集の予告!_d0101676_20235259.jpg
フィンランドでの出来事を、連載エッセイに書きました。

告知にしても、告白にしても、本を読むにしても、写真を撮るにしても、
「一番いいとき」を見計らう内に、いつもタイミングを逸してしまい、
焦る間もなく「そのとき」は迫りくるので恐ろしいこと、と思う。
身体や意識なんて置き去りにして、すべての先をいくのが詩だ。
情報は瞬間の話をしているようでいて、いつもすでに遅れている。
わたしは既存の情報を扱うのがとても苦手だから、
時間に追われるふりをして、実は「永遠」を探しているのだ。
そう信じたい。

---------

【明日開催・無料】10月23日(日)12時より、
紀伊國屋書店札幌本店にて
ミニ朗読会&サイン会を開催いたします。

地元札幌で初の単独イベントです☺
今月末発売の第3詩集『わたしたちの猫』からも詩を朗読します!
無料・申込不要なので、札幌近郊の方はふらっと遊びにいらしてくださいね。

◆10月23日(日)12~13時半 ※ミニ朗読会の後、サイン会。
◆会場:1階インナーガーデン 入場無料・申込不要

考えてみれば、個別のサイン会も初めて。
ちゃんとお客さんが来てくださるか、書店員さん・編集者さん共々ドキドキ^^;
(にもかかわらず、前日にお知らせ…笑)

【ラジオ出演のお知らせ】
来週10月28日(金)、AIR-G'(FM北海道)の番組
「hello! HOKKS(ハロー・ホックス)」に出演します。

エッセイ集『洗礼ダイアリー』、札幌での思い出、
近刊の新詩集『わたしたちの猫』についてお話ししております。
◆放送日時:2016年10月28日(金)18:10~18:30頃予定
◆番組ホームページ


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【無料】10月30日(日)渋谷・大盛堂書店にて
『洗礼ダイアリー』刊行記念イベント
ショートショート作家の田丸雅智さんとトークします。

●日時:2016年10月30日(日)14:00~(13:30開場)
●入場無料(自由席)
●場所:大盛堂書店3Fイベントスペース
●ゲスト:田丸雅智さん(ショートショート作家)

18歳のとき、史上最少年で中原中也賞を受賞した文月悠光さん。初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』の刊行を記念して、生まれ故郷である札幌でイベントを開催します。これまでに上梓した2冊の詩集の中から何篇かを朗読するとともに、今回エッセイに挑戦した創作の舞台裏をお話します。30分ほどのミニ朗読会の後にサイン会を行います。
大盛堂書店さん、渋谷スクランブル交差点前の、大きな看板でお馴染みの本屋さんです。
当日、会場にて対象の書籍をご購入頂くと、サイン会にご参加いただけます。
10月末発売予定の第3詩集『わたしたちの猫』(ナナロク社)も会場にて販売いたします。

※イベント前に、『洗礼ダイアリー』をご購入頂いた場合、書籍と購入時のレシートをご持参ください。
サインは大盛堂書店にてご購入された書籍に限らせて頂きます。

⇒店頭・電話(03-5784-4900)、メールにてご予約受付中です!
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サイゾーウーマンmessyにてインタビューが掲載されました!

下記サイトで全文公開中です↓↓

messyは、前編と後編に分けて、かなり丁寧に紹介していただいています。
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第3詩集『わたしたちの猫』発売まで、あと10日を切りました!

帯文・雨宮まみさん、ブックデザイン・名久井直子さん、と
第一線で活躍していらっしゃる方にご協力いただき、自信を持ってお届けします。

第3詩集『わたしたちの猫』の詳細はこちら

詩集の詩を日々少しずつnoteにアップしています↓↓

【新刊】第3詩集『わたしたちの猫』ナナロク社より10月31日発売。

文月悠光の待望の第3詩集は、わたしたちの恋の物語。
※10月31日~11月8日までに順次、本屋さんに並びます。

帯文 :雨宮まみ
ブックデザイン :名久井直子

18歳で中原中也賞を受賞し、以降、活躍の場を広げ続ける詩人・文月悠光。
初エッセイ『洗礼ダイアリー』も話題の詩人が、詩の舞台で放つのは、恋にまつわる26編の物語。

▶︎書籍詳細

▶︎Amazonにて予約受付中

# by moonpower0723 | 2016-10-22 22:11 | 詩の仕事

【新刊】初エッセイ集『洗礼ダイアリー』発売になりました!/第3詩集(10月末刊行)の予告/cakesにてエッセイ連載中_d0101676_20290943.jpg

【新刊】初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』
ポプラ社より刊行されました! 書店にて発売中です!!

3年ぶりの新刊は、初のエッセイ集です!
ポプラ社さんのサイトで1年間連載していたエッセイを加筆訂正し、一冊にまとめました。

平成生まれの詩人が、〈生きづらさ〉を言葉で解き放つ!
いま最注目の詩人が、研ぎ澄まされた言葉でトホホな身辺を綴る、初のエッセイ集。

言葉の繭の中に住んでる文月さん。
時々手を伸ばしては、外の世界にこわごわ触れる。
その姿が滑稽で痛くて愛おしい。
───瀧波ユカリ(帯コメントより)
『洗礼ダイアリー』は、日々のモヤモヤを解きほぐし、新しい風を入れる一冊です。
20~40代の若い方に楽しんでいただける読み物になっていると思います。

柔らかな印象の装画は、作品集『107号室通信』が話題のカシワイさん、
凛とした装丁は川名潤さんに手がけていただきました。
胸を打つ帯文は、漫画家の瀧波ユカリさんよりいただきました。
初のエッセイ集ということで、たくさんの方に手に取っていただければ幸いです。

帯の裏表紙側には、Twitterで頂いた読者の方のご感想をずらっと掲載しています。
女性のみならず、案外20~40代の男性の感想が多いのです。
属性に関わらず、繊細な人に届きますように……!

※こちらで連載時の一部のお話を公開中です。
「脳みそはみんな同じ」「いらっしゃいませの日々」
「セックスすれば詩が書けるのか問題」

ご購入は、Amazonからでも嬉しいですし、
新宿東口の紀伊國屋書店でご購入いただくと、売り上げの記録が残るので、より応援につながります(笑)。
お近くの書店の棚にない場合も、ぜひ書店さんにご注文いただけたら嬉しいです!
(部数がそれほど多くないため、地方の書店までは行き渡らないかと)。
待っていても入荷されず、増刷もなく(その先は闇)……かもしれません。なにとぞ^^;


◎『洗礼ダイアリー』刊行を記念して、
歌人の穂村弘さんとのトークイベントを開催いたします。

文月悠光×穂村弘トークイベント「洗礼前夜のふたり」
日時◆2016年9月27日(火) 19:00開演/18:45開場
会場◆紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
お申し込み:2階レジにて『洗礼ダイアリー』をお買い上げの方に参加整理券を配布。電話予約も可能
イベント詳細はこちら

歌人で、エッセイストとしても人気の、穂村弘さんと対談します!
ちなみに「洗礼前夜」というイベントタイトルは、
穂村さんとのあるエピソードを元にしたものです……。
気になる方は、ぜひ『洗礼ダイアリー』のあとがきをお読みいただければと◎
***

◎cakesにて、エッセイ〈臆病な詩人、街へ出る。〉連載中です。
こちらも新刊と合わせて、ご笑覧いただければ幸いです。

こちらの初回は、全文無料で読めます。
「JK詩人はもういない」

※第2回以降の記事は、後半から有料ですが、
1週間無料のお試し購読か、cakes有料会員に登録すると、最後まで読めます。

noteでは、cakes連載の番外編などを綴っております。宜しければ。

***大事な予告***

エッセイ集が刊行になったばかりですが、、

10月末に、第3詩集『わたしたちの猫』がナナロク社より刊行予定です。

すでにAmazonページもあります。

装丁のデザイナーさんは、まだ言えないけれど、大好きなあの方です。
たたずまいも、すてきな詩集になると思います。
制作状況は、またTwitterでお知らせいたします!

***雑記***

きょうは昼に、10月末刊行の第3詩集の打ち合わせを、ナナロク社の担当さんと。
やわらかいけれど、美しい、印象の強い本にしたいね、とかそんなお話。

打ち合わせの後、新刊発売からはじめて紀伊國屋書店新宿本店さんへ。
こんなに目立つ場所に置かれてる……」とじんわり感動していたら
詩歌担当の梅崎さん(初対面)と目が合い(挙動不審にウロウロした後)、恐る恐るご挨拶しました。
力を入れていただけて、本当に嬉しいな。
27日の穂村弘さんとのトークイベント、お客さんと一緒に精一杯楽しもう。

某書店にふらっと入った途端、若い女性が『洗礼ダイアリー』を手にして(!)レジへ並ぶ姿を見ました。
「!!??」目がぐるぐるした。ほ、ほんとだよ……。
自分の本が買われる瞬間を、生まれて初めて目撃。びっくりしすぎて、とっさに本棚の陰に隠れました。
「ありがとう…」ってその人の背中を、どきどき見送りましたよ。
はあ、とつぜんの洗礼だった……。

この本が出たのはたった3日前なのに、不思議なこと続きです。
【新刊】初エッセイ集『洗礼ダイアリー』発売になりました!/第3詩集(10月末刊行)の予告/cakesにてエッセイ連載中_d0101676_21581688.jpg

『洗礼ダイアリー』という一冊を、改めて一言で表すのはかなり難しい。
語り手は、こじらせているわけでも、世間に物申す的な好戦姿勢でもありません。
へっぴり腰でひどく不器用。だけど不条理には身を晒して挑みます。広やかな言葉によって。

それに気づかせてくれたのは、連載中に頂いた読者の方のご感想でした。
みんな、ひとりひとりの洗礼ですね。ありがとうございます。

「読んで頂ければ、きっとわかります」って、自信を持って、未来の読者に臨みたい。



月にむかって、駆けるのだ、少女たち、女たち。


# by moonpower0723 | 2016-09-09 21:44 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723