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Eテレ「ニッポンのジレンマ」元日SPに出演!/TBSラジオ出演/ミヨシ石鹸広告/2016年の終わりに

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NHK・Eテレ「ニッポンのジレンマ」の元日スペシャルに出演します!
2017年1月1日(日)夜11時より放送です。

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【出演】「新世代が解く!ニッポンのジレンマ 元日SP▽恒例!12人の異才たちが徹底討論」

◆NHK Eテレ ◆放送日時:2017年1月1日(日) 午後11:00~午前1:30(150分)
※再放送:1月7日(土)夜24時(=1月8日(日)0時)
◆予告編・詳細:http://www4.nhk.or.jp/jirenma/
【出演】アーティスト…福原志保,批評家…大澤聡,経済学者…安田洋祐,国際政治学者…三牧聖子,総合情報サービス AI研究所室長…石山洸,数理哲学者…丸山善宏,グラフィックデザイナー、研究者…ライラ・カセム,社会問題旅行社代表、複雑系研究者…安部敏樹,政治学者…佐藤信,総合商社勤務、マルチリンガル…堀口美奈,詩人…文月悠光,【司会】古市憲寿,二宮直輝【語り】細谷佳正

若手論客たちによる討論番組。以前から視聴者として楽しんでいたので、
出演依頼が届いたときに、「なぜ私? 大丈夫!?」とすごく焦りました。。
2016年の国際問題、日本社会の問題に12名の論客が鋭く切り込みます(たぶん…)。
あの怒涛の6時間収録をどうやって150分に……という点も気になるので、放送もしっかり観たいと思います。

出演の裏側を、cakes連載〈臆病な詩人、街へ出る。〉に書きました!
▶︎わたしって必要ですか?——『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈前編〉
※1月2日10:30まで無料公開。記事の後編は、放送後の1月5日(木)更新予定です。

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TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に出演しました!
〈セッション袋とじ〉コーナーにて、11月24日、12月1日の回にゲスト出演。

11月24日の回では、新詩集『わたしたちの猫』より、詩の朗読をお届け。
12月1日の回では、初エッセイ集『洗礼ダイアリー』と絡めて「詩人」とは何ぞや?みたいなお話。

↓↓放送内容を含めた「完全版」を、こちらで聴くことが出来ます!
◆完全版「肩書は『詩人』の難しさとは?」▼12月01日(木)
◆詩人・文月悠光さんが登場!「新世代が語る『詩』の世界とは?」▼11月24日(木)
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日頃から聴いている大好きな番組のため、
荻上さん、南部さんとスタジオでご一緒できて、嬉しいと同時に、とても不思議でした。
出演を経て、「表現者として」よりも、今の自分らしさで精一杯尽くしていこう、と改めて考えた次第。

早大在学中にお世話になった石原千秋先生から、
成城大時代の教え子として、荻上さんのお名前を伺うことがありました。
放送では触れなかったけれど、荻上さんと石原先生のお話ができたことも、嬉しかったことの一つ。
先生が責任編集された『夏目漱石『こころ』をどう読むか』に、荻上さんも文月も寄稿しています。

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【祝】紀伊國屋書店が選ぶ「キノベス2017」20位に


「キノベス」は過去1年間に出版された新刊を対象に、紀伊國屋書店スタッフが選考。
まさかの20位に! 魅力的な名著たちと肩を並べられて、うれしいと同時にびっくりです。
「キノベス!2017」フェアは、来年2月10日(金)より、全国の紀伊國屋書店にて開催予定。
書店員さんの推薦コメントを掲載した小冊子を店頭にて配布するそうです。

▶︎紀伊國屋書店「キノベス!2017」発表

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【掲載】「婦人之友」2017年1月号の裏表紙に、
ミヨシ石鹸さんの広告として
詩「泡の手のひら」を書き下ろしています。
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肌に優しく、環境への負荷も少ないという石鹸の詩。ぜひご覧いただけたら幸いです。
ミヨシ石鹸さんの広告にて、次号以降も詩を書き下ろす予定です!
モチーフを指定されたときに出てくる言葉って、
私自身にとっても意外なものだったりするから、こういうお仕事はとても愉しい。

池田修三さんの版画に寄せて、詩「宇宙の雪」を書き下ろしました。

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【インタビュー情報】

「私立中高 進学通信」12月号にて、インタビューが掲載されました。

〈グローバルリーダーからの提言〉という場違い(?)なページで、
新刊のエッセイ集のこと、詩の朗読、ミスiD、タイツ制作など、色々とお話ししています。
記事ライターは、写真家としても活動されているシギ―吉田さん。

「早稲田ウィークリー」読書特集にて、おすすめの詩を紹介しています。

▶︎詩人・文月悠光さんに聞いた 詩の読み方、楽しみ方

3年ぶりに受けた「早稲田ウィークリー」のインタビュー。
より詩に焦点をあてた内容です! 学生の方にも読んでもらえたら◎
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【書評の掲載情報】
「週刊読書人」11/18号に『洗礼ダイアリー』書評(評:美月レンカさん)
「MORE」16年12月号に『洗礼ダイアリー』書評
「フィガロジャポン」17年1月号に『洗礼ダイアリー』書評(評:瀧 晴巳さん)
「母の友」17年1月号に『洗礼ダイアリー』書評
「週刊読書人」12/16号「2016年の収穫」にて、編集者の西山雅子さんが『洗礼ダイアリー』を紹介。

「FRaU」17年1月号 に、詩集『わたしたちの猫』「明日の私にご褒美 深夜のエンタメ」特集にて紹介。
◆「図書新聞」17年1/1号に、詩集『わたしたちの猫』書評(評:篠原雅武さん)

※エッセイ集『洗礼ダイアリー』の書評は、他にも
朝日新聞(評・大竹昭子さん)、東京新聞(評・栗原裕一郎さん)、サンデー毎日(評・武田砂鉄さん)、
日刊ゲンダイ(評・柚木麻子さん)、雑誌「装苑」、「Soup.」、CINRAなどに掲載されました。
著者インタビューは、読売新聞北海道新聞週刊ポスト、婦人公論などに掲載されました。

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【イベント日誌】
◎12月1日 「文月悠光の新しい詩集、そして愛する書物たち」 『わたしたちの猫』刊行記念@下北沢B&B
急遽開催となった単独イベント。聞き手は、ナナロク社の担当編集者・村井光男さん。
佐野洋子のエッセイなど、創作に関わった7冊を紹介。本の思い出、朗読を挟み、活字の庭で自由に遊ばせてもらいました!
ご紹介した本の著者は、鈴木いづみ、佐野洋子、尾辻克彦、岸政彦、雨宮まみ、多和田葉子、小池昌代(敬称略)でした。大好きな本の一節を朗読して、刺さった言葉について語る。語りが連なって、それが詩作の話にも通じていく不思議な時間でした。

◎12月17日 少年アヤ×文月悠光「いま・書くこと・生きること」@青山ブックセンター本店
アヤさんの新刊『果てしのない世界め』刊行までの道のり、おかま・JK詩人といったラベリングからの脱却、自撮り、運命って信じる?…など、話は尽きず。いつだってことばの後を追いかける私たちだ。
少年アヤさんの著作は以前から拝読していたものの、当日が初対面でした。トーク開始の1時間前に初めてお会いして、なんて実直な方だろう、と…。同世代の書き手というより、人間として好きになってしまった。「書いてなかったら死んでた。みんな、ありがとう」と何度も客席へ声をかけ、目を潤ませていた。とてつもなく素敵なものを見た、と思って胸が震えた。

*このトークに雨宮まみさんを加えよう、という案も企画段階で出ていたらしい。そのこともあり、アヤさんが頻りに「まみ来てるかな~」と仰るのが印象的だった。『わたしたちの猫』の推薦エッセイという形だけれど、雨宮さんの言葉も会場にきちんと届けられていた。
打ち上げの席でも、雨宮さんについて伺う。「大きな存在がいなくなったことで、急に人間関係が濃くなる」と以前Twitterに綴ったけれど、近しい人たちが楽しそうに、愛おしげに話しているのを見ると心底ホッとする。一緒に笑って、宝物を増やしていく。そんな場面が他にも何度かあった。
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◎12月22日 齋藤陽道×文月悠光「詩人と写真家が見つけたものを伝えあう時間」@荻窪・本屋title
対話はすべて筆談、という初の試み。「声」を音以外の形で感受してみようか。たとえば色やぬくもりのように、場を包みこむものとして…。帰り着く場所を、2人で探っていくような二時間でした。
後半は、齋藤陽道さんが作ってくださった「写訳 わたしたちの猫」の上映会。詩「わたしは光」の言葉が、写真に守られ、すっくと立っていて、目が潤んだ。光と影の間にはたくさんの〈あわい〉がある。〈あわい〉の存在を私たちは忘れがちだが、〈あわい〉があるからこそ、こぼれることなく生きていける。
頭だけで考えても理解には届かないし、身体の感じ方も人によって違う。その前提に立ち、初めて「あなた」という世界に向き合える。向き合った後も何度も調整する。 傷や痛みを抱える人は、問いかけることで、調整の訓練を積み続ける(「あなた」とは?)。そこに新たな世界を打ち立てられるくらいに。

◎12月23日 『Poetry Lab0. vol.3』ゲスト出演@西荻窪のALOHA LOCO CAFE
久々にポエトリーリーディングがメインのイベントに出演。2016年の朗読納めでした。
若者たち(&感性が古びない人たち)の、声と熱のエネルギーであふれていた。
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【2016年の終わりに】
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撮影:飯田えりか

おかげさまで、2016年は2冊新刊を出すことができました。
どちらも、これまでの人生25年間に感じ取ったことを総括するような、大切な1冊となりました。
力を尽くしてくださったポプラ社、ナナロク社の編集者の方、
そして読者の皆さんの存在なしには、出来上がらなかった本です。
11月に入ったとき「やっとここまで来た…」と、布団の中で嘆息ついて寝返りを打ちました。
同時に「まだ自分はこの程度か」と。
笑えるかもしれませんが、それが私の飾らない実感でした。

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単純な事実として「処女作が売れた人は残る」のだと思います。
実際、あちこちで見かける作家さん・ライターさんの多くは、処女作で話題になって数字を残した人。
そんな売れっ子も、2作目でさらに数字を伸ばす人は滅多にいない。
だからある意味、私のエッセイ集の天井は『洗礼ダイアリー』で決まってしまったのかもしれない。
一緒に仕事する人たちから、そう判断されても仕方がない。
もちろん、書き手の私がそれを内面化する必要はないし、
自分の書いてきたものを超える「何か」を書き続けていく。私自身もその「何か」を見たい。
計算外の「何か」に期待する気持ち。だから書くのだと思う。

先日、Twitterのフォロワー数が7000人を超えました。
けれど、一人一人に「作品を読んでもらえている」という実感はまだ薄い。
みんなが一冊ずつ買ってくれたら、余裕で重版かかるはずなのにな~とか、冗談半分、じわじわ考えてしまう。
もっとできたはずなのに、という「後悔」じゃない。いまの全力がこれか、という「確認」なのだ。
当たり前だけど、一歩進んでしまったあとで、後退してやり直すことは不可能。
一歩進んだ分だけ、評価はされるかもしれないけれど、
若い書き手ならではの「初々しさ」「目新しさ」は削られていく。

今年は、文月悠光という名前になってから11年目。来年2017年で12年目を迎えます。
25歳の私はこれから10年かけて、生涯書き続けるテーマを見つけにいく。

cakesでのエッセイ連載「臆病な詩人、街へ出る。」は、今年1月から始まりました。
良くも悪くも、私の行く先々で「文月さんは臆病」「繊細だから」という言葉が被せられるようになった。
本当か?
臆病でボンヤリしがちな私は「外側の私」に過ぎず、
「内側の私」は、もっと暴力的で血なまぐさいものが好きで、怒ったり泣いたりとても激しい。
いつしか他人からよく言及される「外側」だけを自分の本性だと思ってきたようだ。
「内側の私」を解放できる唯一の場が詩であり、言葉であったはずなのに、
自らそれを抑え込んでいる気がして、ときたま息苦しさを覚える。
あるいは、私の「内側」をよく知る人たちに叱咤されて気づかされることもある。
「臆病で繊細な人」と見なされることによって得られる「生きやすさ」だけにすがってはダメだ。
内側があってこその、外側だし、逆もしかり。どちらもほんものの私なのです。わかってほしい。

「社会化する、というのはこういうことか」とも思った。
多くの人は「内側の自分」を隠蔽し、自分自身にも見えない場所に潜めている。
自分のことを、差別感情や憎しみを持つ偏った存在だと認めてしまったら「生きていけない」。
「そんなものを表に出してはいけない」「そんな感情の在処を認めてはいけない」と、無意識下に蓋をしているのだ。
認めてしまってはどうか? と思ったりする。
認めなければはじまらない、と思う。
開き直るのでもなく、自分を否定するのでもなく、とことん汚い自分と付き合っていく。

人は誰かを撃つ側に回りたがる。
誰かの非を責めたり、糾弾するための言葉はあふれているが、
自分の非を認めて受容するための言葉はあまりに少ない。
「だから皆、自分をゆるせないのでは…?」と気づいて、呆然としてしまった。

「正しさ」など、どこにもない。あってたまるものか。
よくわからない正義や、ラベリングを振り下ろされるのは御免だ。
私は、押し付けられた正義や肩書きを鏡(お手本)にして、
自分自身に「否定」を繰り返し、ハラスメントを仕掛けてきた。
来年以降は、そういうものを脱ぎ去って、もっと剥き出しにならないといけない。
「逃げたくない、向き合わせてよ」と声を上げねばならない。
そうしたら、いつか風のように生きられるかもしれない。
混沌としたこの世界を、泳ぎ切れるかもしれない。

2016年は、「内側」も「外側」も見えてきた良い年でした。
2017年も、いっそう精進いたします。
どうか私を、私の書く言葉を、詩を
見守っていてくださいね。

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by moonpower0723 | 2016-12-30 23:18 | 詩の仕事
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文学少女は詩人をめざす


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