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めざせ全力投球/雑誌「広告」に詩/北海道新聞夕刊に詩・エッセイ/笹井宏之『えーえんとくちから』書評

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震災の不安もまだまだ色濃く残っておりますが、
これまで通り、ブログにて掲載告知、日々の報告などをさせていただきます。
非常にもどかしくも思っています。
わたしはわたしのできることを……。
これからも仕事や学校、あたらしい出会いなどから
多くのことを学び取っていきたいです。

**********************************

「広告」4月号に詩「青い名前」を執筆しました。

広告 2011年 04月号 [雑誌]

博報堂


雑誌の特集は「いま求められる『わかりやすさ』ってなんだろう?」。
今回書いた詩は
「問題:あなたの考える『正義』とは何ですか?
わかりやすく説明(あるいは表現)してください」

という質問への回答として執筆しました。
私のほかに、蛭子能収さん(漫画家)、金田一秀穂さん(国語学者)、
梅佳代さん(写真家)、枡野浩一さん(歌人)などが、ご自身の作品で回答されています。

正直とても悩みました。
友人に「正義って何だと思う?」と突然(!)尋ねてみたり、
永井均『倫理とは何か』を読みながら、うんうん唸ったりしました。
私自身にとって、詩を書くことは「正義」に抗うことです。
正義面している何かの裏をかくことが歓びなのです。
そして、考えれば考えるほど「正義」という存在は胡散臭く感じられてきます。
「悪」そのものよりも、「正義正義」と祭り上げて
何かを見失うことの方が恐ろしいと私は思いました。
詩の中には、「正義」という言葉を一切使っていません。
私なりの回答を、ぜひ「広告」にてお読みになってお確かめください。

4月号目次はコチラ
(↑ 目次には載ってないけど、ちゃんと詩が載ってるんだからねっ!笑)

日、3月23日北海道新聞夕刊にて、
詩とエッセイが掲載予定です。


北海道新聞には取材などで何度もお世話になっていますが、詩は初掲載です。
普段はエッセイのみが掲載されるページなので、非常に例外的なことでした。
掲載は、記者の寺町さんのおかげです。ありがとうございました!
エッセイは、南桂子生誕100年記念展参加で感じたことについて。
お手にとる機会のある方は、ぜひご覧ください。

海道新聞3月13日朝刊にて、
『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』の書評を執筆しました。


えーえんとくちから 笹井宏之作品集

笹井 宏之 / パルコ


事後報告となりましたが。。
一般の新聞にて初めて書評を書かせていただきました。
詩人の斉藤倫さんから『えーえんとくちから』をいただき、読み始めたとき
この本を誰かに紹介しなくてはならない!という強い思いが沸き起こりました。
記者の寺町さんにお願いして、書評を書かせていただいた次第です。
笹井さんの短歌にご関心を抱かれる方がさらに増えてくだされば、と思います。

書評の本文は、こちらのページから読むことができます。

さっぽろ
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by moonpower0723 | 2011-03-22 23:53 | 詩の仕事

震災から一週間、そして日常。

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この一週間、11日の東北地方太平洋沖地震をはじめ、大きな災害が日本を襲いました。
被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。
被災者以外の方々も、計画停電や交通の問題で心を乱されていることと思います。
私自身、被災地の映像を目にする度、心が痛みます。
募金、節電、できることは果たしてそれだけなのでしょうか。

***

の日、私はM氏、T氏とイベントの打ち合わせで、新宿のカフェにいました。
話もひと段落し、そろそろお店を出る頃かと思われたとき、
天井のシャンデリアが大きく振れはじめました。

あ、地震!

次第に揺れは大きくなり、建物ごと激しく揺すぶられ、
お店の奥からはカップなどの割れる音が鳴り響きました。
店員の方に誘導されながら、階段を下りて外に出ると、
あちこちのお店から路地へと吐き出される人の群れ。
群れは頭上を仰ぎながら、ぞろぞろと寄り集まっていました。
男性も女性も、若者も年配の方も皆きょとんとした表情を浮かべ、
「いやあ、大きかったね」と言いながら、ちょっと腰がひけているようでした。
それは何だかおかしな光景で、東北地方で起きていることなどつゆ知らず、
私たちは顔を見合わせて笑ってしまいました。
現実というよりも、何かの映画の一場面のように感じていました。
見ず知らずの若い男性が、恋人らしき女性を引き連れて
「震度はいくつですか」とM氏の携帯を覗き込み、尋ねてきました。
私たちの横では、中華料理店の厨房スタッフらしき中国人たちが
汚れた前掛け姿で、甲高い声でしゃべり続けていました。
泣き崩れる若い女性を抱く、友人らしき女性もいました。
皆、予期せぬ震災に危機感を抱いていたのでしょうか。
知らない人同士が話したり、愚痴をこぼし合っている場面に多く出会いました。
ここが東京であることを思うと、それはとても不思議な光景でした。
M氏らと別れた後、駅のバスを乗る人の列に並びましたが、
ほとんど進まず、列は枝分かれして伸びていくばかり。
目的の列を間違えたまま何時間も並んでしまったひと。横入りしようとするひと。
あちこちで口論が起こり、罵声も飛び交い、
くるしくなりながらも、ようやく停留所にたどり着きましたが、
バスは待てども来ず、あまりの渋滞に、乗ったそばからバスを降りていくひともいました。
結局同じ列に並んでいた、ひとつ年上の女子大生、社会人一年目という男性会社員、
煙草好きなおじさんに助けられながら、歩いて寮に帰宅。
ほっとして食堂のテレビをつけると、信じがたい震災の有様が次々に報じられていました。
押し寄せる水と、燃え立つ炎の映像に飲まれてしまいました。
地震酔いがひどく、度重なる余震で、その夜は一睡もできませんでした。

震に怯えて、一日中ネットでNHKを見ます。机の下で眠ります。
自分の心配をするので精いっぱいの日々。
13日の夜、ツイッターでこう呟きました。

いまだに何にも手をつけられない。こんなときに原稿の心配をする自分はおかしいのかもしれないが、書かないと確実に迷惑がかかる。日常に戻れる環境にあることに感謝しつつ。

「地震に敏感になっているから詩が書ける」と告げたひとよ。詩が何の役に立つんだよ。私は震える手で数行日記を書いただけで、もう丸2日何も書いていない。ただ眠っていた。

「詩が何の役に立つのか」
「詩が何を救えるのか」
ここ数ヶ月、自分にとって大きな出来事が続きましたが、その度に抱いてきた疑念でした。
それが不安と共に呼び起こされて、私をむしばんでいきました。
「書くことは救いとなる」
今までの経験からそれを実感しながらも、肝心なときに私は言葉がでてきませんでした。
黙って震えていることしかできませんでした。
できるだけ体を小さくし、仄暗い方へ身を寄せていきました。
どこまで無力なのだろう。

めなのは私だけのように思えました。
直ちに筆をとって、被災者に向けた作品を綴った書き手の方々も沢山いらっしゃったのですから。
そんなひとたちの勇気がまぶしく、同時に恐ろしく思えました。

ひとに近づきすぎた言葉はこわい。
誰かを怒らせるかもしれない。
誰かを傷つけるかもしれない。
誰かを巻き込んでしまうかもしれない。

海道新聞の13日朝刊には
『笹井宏之作品集 えーえんとくちから』書評が掲載される予定でした。
私の書いた初めての一般新聞での書評です。
夜に思い出して、実家へ問い合わせると、ちゃんと掲載されているとのこと。
世の中はいつも通りに動いている、という手触りを得て、泣きそうになりました。
自分の書いたものにこれほど励まされたのは初めてのことでした。
励ましの言葉もいただき、奮い立たされました。

15日から17日、サークルの合宿で京都に滞在。
正直、このような状況では気が進みませんでしたが、
テレビやラジオから切り離された生活は、間違いなく私の心を軽くしてくれました。
宇治の澄んだ空気とお茶に感謝。みそひと文字、そしてタロット占い。
行ってよかったと思います。

滞在中、福島在住の詩人、和合亮一さんのツイッターを発見しました。

こちらです→http://twitter.com/wago2828
被災地の悲痛な現実を、真っ向から綴られています。
と同時に、和合さんの言葉には、詩への誇りがみなぎっているようです。
詩が確かに私の心へ届き、降り積もりました。
詩の、こんな力強さを知りませんでした。
和合さん、ありがとうございます。
本当の勇気を教えてくださったこと、心から感謝します。

「詩が何の役に立つのか」
くさくさ考えていた自分が、ひどく恥ずかしくなりました。
ただ書き続けるしかないのだ、と。
その一歩として、この記事を書きました。

日常に戻りましょう。
滞っていた仕事に、きちんと立ち返ります。
ごめんなさい。
一ヶ月前に予約した飛行機で、
19日、予定通り札幌に帰ります。
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by moonpower0723 | 2011-03-19 02:24 | しるし

ジュンク堂にて詩・写真展/花井悠希さんCDに詩、写真集に対談/ワタリウム美術館にて朗読/南桂子展延長

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今日の夕方、ジュンク堂の展示会場で、
画像の紫陽花のような色のワンピースをお召しのおばあさんに出会いました。
思わず「かわいい」と口からこぼれそうになるほど、本当にお似合いで……。
きらきらいきいきしてみえました。としを重ねても、あかるい色を着こなせるっていいな。
そとは寒くても、確実に春の足音が近づいてきています!


3月31日まで、ジュンク堂書店池袋店にて
写真家の杣田美野里さんと、写真と詩の展示を行っています。


昨年の4月、札幌のジュンク堂書店にて開かれました
「蕾と花のあいだ」展
が、東京でもご覧いただけます!
ジュンク堂書店池袋店7階理工書フロアにて、3月31日まで開催中です!
立ち読みしたついでに、本を買ったついでに、ぷらっと寄っていただければと思います。

  と  ば  、  つ    み  が  開  く  と  き  。

詩・写真展 「蕾と花のあいだ」

 写真 杣田美野里 詩 文月悠光

●日時:2011年3月1日(火)~3月31日(木)
     10:00~23:00(最終日は午後4時まで)

●場所:ジュンク堂書店池袋本店7階理工書フロア壁面 入場無料
(東京都豊島区南池袋2‐15-5  TEL:03-5956-6111)

※3月1、2、3、5、6、7日の14~18時は杣田さんが会場にいらっしゃいます。
 私は不定期で申し訳ないのですが、7日に顔を出せたらと思っています。

ご紹介
杣田美野里(そまだ みのり)
 植物写真家・エッセイスト。
 写真集・礼文花物語シリーズ
 「星のうすゆき草」 「あつもり草の涙」
 フォト・エッセイ「花の島に暮らす」
 (以上、北海道新聞社)
 「利尻・礼文自然観察 ガイド」
 (共著、山と渓谷社)など著書多数。

会場の様子です↓(携帯で撮影したので、ピンボケご愛嬌。。)
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写真と詩のコラボレーションです。
礼文島の蕾(と花のあいだ)たちの写真が出揃います。
開花間際に彼女らが口火を切った、そんなことばたち。
ことば自体が持つ「やわらかさ」「したたかさ」を大事にしながら、写真と合わせていきました。
花開く季節に、みなさまお誘い合せの上、ぜひお越しください。

***

ヴァイオリニスト花井悠希さんの3枚目のアルバム
「譚詩曲~11 stories on Violin」のブックレットに
詩12篇を書かせていただきました。


譚詩曲~11stories on Violin(DVD付)

花井悠希 / 日本コロムビア


美しき新進気鋭ヴァイオリニスト、花井悠希の新作が遂に登場。
陰影のあるヴァイオリンが深々と語り上げる、11章の物語。
CD+DVD2枚組


花井悠希さんは、現在22歳(私より3つお姉さん)。
現在、東京音楽大学に在学中のヴァイオリニストさんです。
私は音楽にあまり詳しくありませんが……
花井さんの演奏は音がのびやかで、楽しんで弾いていらっしゃるのが伝わってきます。
情感を込めながら、やわらかく弓を動かしていらっしゃるんだろうなあ。。
私は過去失敗した経験のせいか汗、クラシックから遠のいていましたが、
花井さんのおかげで、クラシックに親しみが持てるようになりました。
「アヴェ・マリア」なんて、聴いているととっても癒されます。
クラシック以外にも、民族舞曲やジャズ、現代音楽など
幅広いジャンルの楽曲を、積極的に演奏されている方です。

今回、花井さんの新しいアルバムに収録される全11曲にそれぞれ1篇ずつ、
CDを総括する形で1篇、計12編の短い詩をブックレットに執筆いたしました。
音楽に詩をつけるのは初めての試み。
詩のイメージをふくらませる、という名目で、
冬休み中はヴァイオリンを弾きまくっていました(弓を握ったのは実に5年ぶりですw)。
その甲斐あって(?)、このアルバムの“物語”にふさわしい12篇になったと思います。
CDアルバム「譚詩曲~11 stories on Violin」は3月2日発売予定です。
詳細はこちら→http://www.hmv.co.jp/news/article/1101310027/

http://columbia.jp/hanaiyuki/newrelease.html

CDに関する花井さんの最新インタビューがこちらで読めます。

花井悠希さんのフォトブック
『ばよりん彼女』
も3月2日に同時発売されました!
花井さんと私の対談記事が掲載されています。


ばよりん彼女 花井悠希フォトブック CDジャーナルムック

音楽出版社


実際にお会いしてみたら、、花井さんの手足の長くて、お顔の小さいこと♡
まるでモデルさん(どきどき)。お美しい方でした(案の定にやけてしまった)。
芯が強くて、かわいらしくて、何より驚くべき点は……彼女が面白いこと笑。
演奏から想像していた印象がよい意味で裏切られました。
花井さんの明るさに助けていただいて、苦手意識のあった対談も楽しく乗り切れました!
対談記事に乞うご期待です^^
フォトブックには、対談のほかに、花井さんのエッセイ、撮り下ろしなども収録されています。
フォトブック詳細はこちら↓
http://www.cdjournal.com/Company/products/mook.php?mno=20110302
花井悠希さんを、もっと知りたい方はこちら→http://columbia.jp/hanaiyuki/

花井さん、この度は本当にありがとうございました。



こちらにて、4日の23:59までの限定でピアソラ;アヴェ・マリアPVをフル視聴できます。
ぜひ花井さんの演奏をお楽しみください(記事に貼り付けてある動画は短縮版です)。

***

3月5日、ワタリウム美術館にての
オールナイトのポエトリーリーディングに参加いたします。


オールナイト・ポエトリー・リーディング~パウンド・トリビュート
日時/3月5日
20:00~ 藤富保男 リーディング&パフォーマンス
21:00~ オールナイトのオープンマイクで、ポエトリー・リーディングを開催します。

パウンドの名の下にお集まりいただきますが、内容は自由です(お1人15分以内)。

★朗読ご希望の方は、ワタリウム美術館に事前にお申し込み下さい。
会場/ワタリウム美術館BFオン・サンデーズ
参加費/1000円(当日、会場にてお支払い下さい)
申し込み/問い合わせ ワタリウム美術館
TEL 03ー3402ー3001
FAX 03ー3405ー7714
official@watarium.co.jp
申し込み者まだ募集中です。

企画:城戸朱理
後援:思潮社

野村喜和夫さん、広瀬大志さん、松尾真由美さん、カニエ・ナハさんなどがエントリーしており、
当日の司会・進行は松本秀文さん、小野田桂子さんに城戸朱理さんが担当されます。

***

南桂子生誕100年記念展、
ご好評につき、3月31日まで会期延長が決定しました!


ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション展覧会
「南桂子生誕100年記念展 きのう小鳥にきいたこと」

―谷川俊太郎、蜂飼耳、文月悠光、三詩人の詩とともに―

展示詳細http://www.yamasa.com/musee/guminami.html

開催期間2011年1月8日(土)~3月31日(木)(好評につき延長!)

会場ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

*住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7  こちらをご参照ください。

*開館時間
 11:00 ~ 17:00(最終入館16:30。土日祝は10:00 開館。)

*休館日
 (1/10、3/21 は開館)、1/11、2/20
 ※2/20(日)はイベントの為、終日休館いたします(cafe もお休み)。

*入館料()内は20名以上の団体料金
 大人:600円(500円)
 大学生・高校生:400円(300円)
 中学生・小学生:200円(150円)

この機会に沢山の方にご入場いただければと思います。


ミュゼの内緒ばなし。
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by moonpower0723 | 2011-03-03 23:55 | 詩の仕事
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文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723
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