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発するほどに甘くなれたら

「週刊 読書人」10月22日号に、
ポプラ社の百年文庫創刊についてのエッセイ
「まだ見ぬ“汝”たち」を寄せています。


百年文庫は「漢字一文字で一冊に編む」がコンセプトの短篇アンソロジー。
創刊タイトルは50巻。「絆」「月」「憧」など。
日本の近代小説と海外小説が同じ1冊に収められているなんて、刺激的ですね。
装丁(ぜひカバーはずして、一冊一冊確かめてほしい!)が素晴らしい。
私が書かせていただいたのは、「汝」の巻について。
吉屋信子、山本有三、石川達三の組み合わせにはびびりましたが、大変面白かったです。
ゲラの状態で1冊読み通すなんて、なかなか無い体験で新鮮でした^^

「週刊 読書人」には、そのほか
辻井喬さん、岡崎武志さん、遠藤譲さんのエッセイも掲載されています。
百年文庫のブログでも紹介していただきました。
書店に並んでいるのは、28日ごろまでです。

ちなみに、百年文庫の51~100巻のラインナップも発表されました→こちら
個人的には「花」の顔ぶれが気になります。おとめなんで、いちおう。

父の来襲であります。
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by moonpower0723 | 2010-10-24 23:28 | 詩の仕事
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もう一度あいにいきたい。


こんばんは。
近頃昔のことばかりが思い出されて、昔といってもせいぜい4、5年前の。
思い返すだなんて、当時の自分から断絶した事柄と
継続している事柄を日に透かして比べるようで
何かつらい作業だと思うのだけれど、必要なことよ、大事なことよと
言い聞かせてしまうから、とめどがないわ、
とめどないにもかかわらず、そうね、ものを知らない私が
思い出せるのは本当に限られた一場面であって
視線と体温だけの、手ざわりのない記憶なのに、それを
とめどない、などと言ってみせることで、この身は生きながらえてる。
いいえ、何かに固執する才能なんて無いはずよ!
ともすれば、「あの頃の耳元に囁くことができたら」という
不可思議な愛情が湧いてくるわ。
もし4年前の、15歳だった私と会うことができたとしても
抱きしめたりなんかせず、お互いに不器量な点を探り合うだけだろうに。
4年前の彼女は案外強く、無論しぶとく生きていて
私はその事実に呆然としてしまうかも、しれない。負けない。

***

札幌のテンポラリースペースの展示に、詩を展示中です。
昆テンポラリー展「札幌の昆虫を素材として」
-10月12日(火)-24日(日)

 am11時ーpm7時:月曜定休。
:谷口顕一郎・森本めぐみ(美術)・河田雅文(会場構成・映像)・
  山田航(短歌)・文月悠光(現代詩)。
 :素材提供木野田君公「札幌の昆虫」(北海道大学出版会)
 :企画・熊谷直樹・企画協力・テンポラリースペース。

テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

少し長めの詩を一篇出品しています。
昆虫の写真集をうっとり見つめながら、楽しく書いた作品です。
透明なプラスチックに印刷され、
2階回廊にぐるりと4枚連写で展示されているそう。
24日(日)までです!

札幌はいま雪虫の飛び交う季節。
あの空間で今日も起きているでしょう、
ひとと作品の交接を思うたびに
沸き立つような気持ちがします。
あの濃いひとときは表しようがありません。

展示の様子は、テンポラリースペースのブログ
「テンポラリー通信」で読むことができます(ほぼ毎日更新です)。
また、展示の写真もテンポラリーフォトにて公開されました。
よろしければ、ご覧になってみてください。

***

10/30(土)midnight poetry lounge vol.4
「詩のこれから、これからの詩」に出演します。

出演:(敬称略)清水哲男、文月悠光、中村剛彦(司会)
日時:10月30日(土)14時から(終了は17時を予定)
場所:神保町・東京堂書店6階会議室(JR御茶ノ水駅から徒歩8分)
東京都千代田区神田神保町1丁目17番地
会費:1500円
主催・お問い合わせ:ミッドナイトプレス詳細
Tel.070-5579‐1564
poetrylounge2010@gmail.com(ミッドナイトプレス、中村)

*流れは、清水さんのご講演→私の朗読→清水さんと私のトーク、の予定です。

まだまだ席に余裕がありますので、ぜひご予約ください^^

***

現代詩手帖 2010年 10月号 [雑誌]

思潮社


「現代詩手帖」10月号に、河野聡子さん
「裸の詩、ビートの夜」のレビューを書いてくださっています。


「裸の詩、ビートの夜」は、
8月28日に原宿のTOKYO HIPSTERS CLUBで行われた朗読イベントで、
小池昌代さん、サンズイさん、私が出演いたしました。
河野さんのレビューは、各々の朗読に触れながら、相対的にイベントを評価されていて
とても読みやすい内容になっております。
宜しければ、みなさまお読みください。

そんな、河野さんも参加されているフェアが
京都のブックファーストにて開かれています。じゃーん!

***

京都のブックファーストにて、
六本木詩人会フェアに参加しております。

10月15日から11月15日まで、
ブックファースト京都店にて六本木詩人会の詩人たちの
サイン本販売・直筆POP展示が行われています。
→参加詩人など詳細!

ブックファースト京都店
(コトクロス阪急河原町4階・5階)
最寄り駅 阪急京都線 河原町駅 / 京阪 四条駅
TEL:075-229-8500
営業時間 10:00AM~10:00PM

参加詩人(敬称略、HPに記載分)
石田瑞穂 及川俊哉 小川三郎 川島清 城戸朱理 河野聡子 國米隆弘 最果タヒ
白井明大 杉本徹 杉本真維子 髙塚謙太郎 橘上 田野倉康一 塚越祐佳 
永澤康太 野村喜和夫 広瀬大志 文月悠光 松本秀文 三角みづ紀 水無田気流
山田亮太 和合亮一 渡辺めぐみ 渡辺玄英

http://www.book1st.net/shops/osa_b27.html

適切な世界の適切ならざる私

文月 悠光 / 思潮社


  ↑  私は、昨年の秋出版した処女詩集をサイン入りで売っていただいております。

サインとPOPは思潮社編集部で心をこめて一生懸命書いてきました。
POPは色遣いに気を付けましたが、恥ずかしくて写真をとれませんでした。
内容を要約すると、「みんな、月まで飛んでくだしあ」ってことです(ごめんなさい)。

地元の最果タヒさんはこのPOP
すでにサイン本が完売(!)し、追加注文がきたそうな。。
半端ない……!
そんな半端ないフェアの様子です→こちら
(ちなみに、京都の大学生Hくんによれば、
文月の詩集も10月20日現在品切れのようです。ありがたいことです)

POPだけでも見に行く価値はありです!ぜひお立ち寄りください。

ところで、六本木詩人会のページにて、
「現代詩手帖」9月号に執筆した、
大野一雄さん追悼の詩「神魚(カムイチェプ)」を公開しております。

こちら
からどうぞ。

他にも詩作品を7作品ほどUPしてもらっています。
お読みいただければ幸いです→こちらからどうぞ。

ねずみに会えません。
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by moonpower0723 | 2010-10-20 21:36 | 詩の仕事
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0時をまわったので、ついに本日となりました。
詩歌梁山泊のシンポジウムに出演します。
すでに予約は一杯ですが、
当日のご参加もお待ちしております!
10/16(土)詩歌梁山泊企画第一回シンポジウム
主催:詩歌梁山泊~三詩型交流企画
後援 邑書林・思潮社・本阿弥書店・角川学芸出版
日時:2010年10月16日(土)午後2時10分開場 午後2時30分開演
場所:日本出版クラブ会館 鳳凰  
料金:2,000円(3部の懇親会は別途7,000円)

1部 2時30分から 「ゼロ年代から10年代に~三詩型の最前線」
歌人/佐藤弓生、今橋愛
俳人/田中亜美、山口優夢
詩人/杉本徹、文月悠光
司会/森川雅美
2部 4時20分から5時50分 「宛名、機会詩、自然~三詩型は何を共有できるのか」       
歌人/藤原龍一郎
俳人/筑紫磐井
詩人/野村喜和夫
司会/高山れおな
3部 6時から8時 懇親会(要予約)
申込み 1部2部は、出来るだけ事前にお申し込み下さい。当日参加も歓迎いたします。
3部は完全予約制とさせて頂きます。
お申込みはこちらから。

※出演者が、杉本真維子さんから、杉本徹さんに変更になりました。

第一部シンポジウムで扱う作品は以下の6作です。 

  光森裕樹『鈴を産むひばり』(港の人)
  野口あや子『くびすじの欠片』

  髙柳克弘『未踏』(ふらんす堂)
  御中虫「第3回芝不器男賞受賞作品」

  中尾太一『御世の戦示の木の下で』(思潮社)
  大江麻衣『昭和以降に恋愛はない』(「新潮」7月号)

上記の作品をお持ちの方は、
会場に持参されますと、さらに楽しむことができると思います。
もちろん全員に、資料として推薦作品抄をお配りします。


***

ふう!
人前で話をするのはほんとにほんとに苦手で
(先日のクロコダイル朗読会で懲りました笑)
他の方の作品を批評するなんて、緊張で縮みあがりそうですが、
今度こそ、力を出し切りたいと思います。うう。

こぼれ話
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by moonpower0723 | 2010-10-16 00:33 | 詩の仕事
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同じ鍋で炊かれるたびに、煮汁を含んであたしふきげん。

「すばる」11月号に読書日録の2回目を執筆しました。

すばる 2010年 11月号 [雑誌]

集英社


今回読書日録で触れさせていただいたのは、以下の三冊です。
・穂田川洋山 著『自由高さH』(文芸春秋)
・現代短歌研究会 編『〈殺し〉の短歌史』(水声社)
・金井雄二 著『ゆっくりとわたし』(思潮社)

9月を乗り切れたのは、この三冊のおかげでした。
素敵な読書の時間をありがとうございました。

「すばる」11月号は、現在書店にて発売中です!
石川啄木の特集号です^^ ぜひご覧ください。

***

幌のギャラリー、テンポラリースペースの展示に参加させていただきます。

昆テンポラリー展「札幌の昆虫を素材として」-10月12日(火)-24日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。
:谷口顕一郎・森本めぐみ(美術)・河田雅文(会場構成・映像)・
  山田航(短歌)・文月悠光(現代詩)。
 :素材提供木野田君公「札幌の昆虫」(北海道大学出版会)
 :企画・熊谷直樹・企画協力・テンポラリースペース。

テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503


夏の帰省のときから、楽しみにしていた展示で、
見に行けないことがとても悔しかったのですが、
画家の森本めぐみさんのお誘いで、参加させていただけることになりました。
少し長めの詩を一篇出品しています。
昆虫の写真集をうっとり見つめながら、楽しく書いた作品です。
透明なプラスチックに印刷され、
2階回廊にぐるりと4枚連写で展示されているそう。

以下に、オーナーの中森敏夫さんによる、展示紹介の文章を引用させていただきます。

木野田君公著「札幌の昆虫」(北海道大学出版会)を素材に、木野田氏提供の様々な昆虫の拡大写真等を展示し、札幌・石狩・北海道に固有の昆虫たちの目を通して、我々の生きる場を考察する展覧会です。 さらにこれらを素材にして、谷口顕一郎、森本めぐみ氏が美術の立場から作品を創り展示します。また、詩人の文月悠光は現代詩の立場から新作詩を提供し、現代短歌の歌人山田航も新作短歌を8首提供致します。これらを総合的に組み合わせ会場構成を担当するのは、河田雅文です。
札幌の土に生きる昆虫たちの固有の形態が、如何に我々の生きている場の固有性として本質的に抽出され得るか、虫を通して札幌を、石狩を、考察してみたいと思います。 標本箱にある昆虫ではなく、土と花と木を繋ぐ有機的な存在としての昆虫の様態を、ジャンルを超えた表現者の眼を借りて、美術的文学的本質表現としてこの地を見詰めてみたいと思います。諸姉諸兄のご高覧を期待し、お待ち致します。

展示の様子は、テンポラリースペースのブログ
「テンポラリー通信」で読むことができます(ほぼ毎日更新です)。
よろしければ、ご覧になってみてください。

そ、それにしても、皆さんの作品を目にすることができないのは、本当に悔しいわ。残念だわ。。
そんな私のためにも笑
札幌に関係する5人の作家が、昆虫とどう向き合ったか、ぜひ会場でお確かめください。

***

『高校生はこれを読め!』(北海道新聞社刊)にエッセイを寄稿しました。

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北海道新聞社



全道の図書館司書、高校教諭、書店員、現役大学生らによる高校生のためのブックガイドです。
司書や教員に、札幌在住の朝倉かすみさん、乾ルカさんらの作家を加えた
約100人が、国内外の小説など172冊をメッセージとともに紹介しています。
私のほかに朝倉かすみさん、豊崎由美さん、乾ルカさん、まさきとしかさんがエッセイを寄稿、
小路幸也さんのインタビューも収録されています。

この書籍、もともとは道内の図書館48館と書店23店が今夏開催した
ブックフェア「高校生はこれを読め!」の関連企画として、刊行されました。
フェアで紹介された541冊の中には、拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』もあります^^
夏休みにフェア期間中の くすみ書房さんを訪ねたところ、
手書きのPOPがついていて、ほっこりした気持ちになりました。
10月30日には、『高校生はこれを読め!』刊行を記念して
小路幸也さんの講演会がソクラテスのカフェにて行われるそうです。

エッセイ「『とげ抜き』のススメ」にて紹介させていただいた書籍は以下の2冊です。
伊藤比呂美 著『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(講談社)
エイミー・ベンダー 著 管啓次郎 訳『わがままなやつら』(角川書店)

ありがとうございました。

私も『高校生はこれを読め!』を読んで、秋の読書の参考にしています^^
学生の方にはぜひ開いてもらいたいブックガイドです。

***

もう少し更新したいところですが、
今日はこれからシンポジウムの打ち合わせに出かけてきます。

ではではー。
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by moonpower0723 | 2010-10-09 16:14 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723