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もう昨日になってしまいましたが、
5月22日(土)の東京新聞夕刊 文化面<詩歌への招待>欄にて
詩「曲線を描くために」を執筆しました。
詩を捕捉するような形で小エッセイも書いています。
お手に取る機会のある方、お目を通していただければ幸いです。

小さく顔写真も出ていますが、これは札幌の写真家藤倉翼さんの御厚意で、今年の3月撮っていただいたものです。
例の横顔(カメラマン・母)は2年以上前ですし、さすがにもう使えないでしょう汗。
ようやく近影らしくなりました。
カラーで載るような機会があるかどうかわからないので
藤倉さんには少し申し訳ないです。

媒体のことは意識せざるをえず、
新聞なら読み手の層もさまざま。
実のところ、かなり苦戦しました。
ただ、書き手だけが紙面の上で孤立するようなことは
あってはならない、と思うのでした。でした。
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by moonpower0723 | 2010-05-23 11:42 | 詩の仕事
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第19回丸山豊記念現代詩賞の贈呈式、及び、受賞者・文月悠光による記念講演、朗読ほか
明日5月15日、福岡県久留米市にて行われます。

第19回丸山豊記念現代詩賞 贈呈式・記念講演

※詳細については事務局へお問い合わせ下さい。 電話0942-31-8710
日時: 平成22年5月15日(土曜日)14時30分開演
会場: 石橋文化会館2階小ホール(石橋文化センター内)
対象: 一般
入場: 無料
内容: ■出席選考委員 清水哲男氏、高橋順子氏
    ■詩と音楽の世界をあなたに
     記念講演「詩よ、ことばにならないで。」
     詩の朗読
     パネル展示
     ピアノの演奏
     
パネル展 場所 久留米市庁舎1階ロビー
日時 平成22年5月3日(月曜日)から5月9日(日曜日)

場所 石橋文化会館1階ギャラリー
日時 平成22年5月12日(水曜日)から5月15日(土曜日)

受賞作家作品展 場所 久留米市立中央図書館
日時 平成22年4月6日(火曜日)から5月16日(日曜日)
受賞作品について
文月悠光著 詩集「適切な世界の適切ならざる私」
思潮社刊
平成21年10月25日発行


丸山豊記念現代詩賞の詳細はこちらのページをご参照ください。

***

というわけで、これから福岡県へ行ってきます。
しばらくメールなどのお返事ができなくなり、ご迷惑をおかけするかもしれません。
ご了承ください。
……私が講演や朗読から逃げ出さないように、どなたか見張りにいらしてください笑。
けれども、やるからには精一杯力を尽くしたいと思います。
いくら考えても不安を超えて恐怖なのですが^^;

***

適切な世界の適切ならざる私

文月 悠光 / 思潮社



詩集『適切な世界の適切ならざる私』の第3刷が出来上がりました。
……というお知らせをしてから申し上げるのもおかしな話ですが、
さらに版を重ねることとなりました。
第3刷を刷っている段階で、書店の注文部数が増刷部数を上回ってしまいました。
なので、第3刷が出来る前に第4刷が決定するという、不可思議な状況になりました。
驚きましたが、これもみなさまのおかげです。ありがとうございます。

では、行ってまいります。
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by moonpower0723 | 2010-05-14 10:10 | 詩の仕事

ヴァージン捨てた。

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処女髪を  染めた。
光にあてると、うっすら赤茶色。
いづみさんのように、赤い髪が似合うようになりたい。


 連休中は寮の食堂もお休み、共用のキッチンで夕食の素麺を冷やしていたところ、うすらかな壁がはらっと落下、「尖ることも忘れないよ」ってそんな音が背後で砕けて、振り向くと平皿ワイングラスフォークを片手に積み上げたままドアから半身をのぞかせ固まっている同じ階の何某さん。彼女の足元には、開きすぎた百合のようなガラスコップの蕾と、こっぱみじんと化したその片割れが散っており、床から壁にかけて赤い飛沫が上がっていたから「大丈夫?」と反射的に発声。寮の親睦会で言葉を交わしていたにもかかわらず、何某さんは俯いたまま「すみません。気にしないでください」などと恭しい。合点した私は向き直り、笊の隙間に挟まったそうめんを再び取り除き始めたけれど、はあ、どうしよう、やばいなあ……、という物悲しい呟きを背中で受け続けられるほどには薄情になれず「うち、部屋近いから雑巾持ってこようか?」と口にしてみたものの、彼女の〈きれい嫌い〉が見抜けなかったのだろうか、「いいです」と部屋からもってきたらしいピンクの雑巾で壁を激しく撫ぜる何某さんのくびすじを見つめるばかり。そうこうするうち、洗い物を抱えてやってきた某先輩が二回目の「大丈夫?」。「寮母さんに怒られるわ。壁汚しちゃったけん」と、なぜか方言丸出し且つタメ口で、嬉しげに答える何某さん。「これ、ケチャップ?」「ううん。野菜ソース」「ソースかあ」水を吸ってのびのびの素麺とチンした餃子を持って、キッチンを抜け出した私を襲う靄、ああこれが疎外感というやつで。100%オレンジジュースにふさわしいガラスコップ(死亡)に、野菜ソース(トマトピューレの氾濫)が注がれたこと、未成年の何某さんが直径10センチの大きなワイングラス(生存。使用済み)を所持していることの意味を追求したい衝動に駆られるも腹が減って、けれど肝心な素麺はガラスの破片を絡めて食べているよう、それは単にイアン・マキューアン『イノセント』をめくりながら啜ったせいかもわからない。おお、愛しい晩酌、マキューアン。


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by moonpower0723 | 2010-05-06 23:56 | わたし

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723