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東京に来ました。

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ぐっばい、札幌。

で、やってきた東京の天気は雨。
思いのほか寒い。
寒いのに、桜が咲いている。

私の知らない場所に
こんなに多くの人や
人じゃないものが
息づいていて、ひしめいていて。
ちょっとだけ、げんなりする。


PASMOを購入した。
カードをかざすだけで改札が口を開ける、びびる。
便利さって何なのかね。


数え切れないほどの人が暮らしていて、
私にとっては新しい場所。

今日からはじまる。
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by moonpower0723 | 2010-03-29 15:58 | わたし

今日の北海道新聞夕刊に

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今日(3月19日)の北海道新聞夕刊に、
エッセイ「一生のお願い」を書きました。

小学校時代のエピソードと、現在の創作活動を結びつけて綴った文章です。

お持ちの方は、お目を通していただければ幸いです。

****

明日の朝7時放送のHBCラジオ番組「中村美彦の一筆啓上」に生出演します。
5時起きで頑張ってきます。
そちらも宜しくお願いいたします。
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by moonpower0723 | 2010-03-19 21:26 | 詩の仕事
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4月1日から30日まで札幌のジュンク堂書店2F喫茶コーナーにて
写真家の杣田美野里さんと、写真と詩の展示を行います。


 詩・写真展 「蕾と花のあいだ」

 写真 杣田美野里 詩 文月悠光

○開催期間 : 4月1日(木)~4月30日(金)

○開催場所 : ジュンク堂書店札幌店2F 喫茶コーナー

○会場にて、限定500部の手作り小冊子(1部200円)を販売する予定です。

詳細
  
  と  ば  、  つ    み  が  開  く  と  き  。

略歴

杣田美野里(そまだ みのり)
 植物写真家・エッセイスト。
 写真集・礼文花物語シリーズ
 「星のうすゆき草」 「あつもり草の涙」
 フォト・エッセイ「花の島に暮らす」
 (以上、北海道新聞社)
 「利尻・礼文自然観察 ガイド」
 (共著、山と渓谷社)など著書多数。

文月悠光(ふづき ゆみ)
 詩人。
 2009年10月、
 処女詩集『適切な世界の適切ならざる私』
 を思潮社より上梓。
 2010年2月、上記詩集にて
 第15回中原中也賞を受賞


***

はじめてのコラボレーションです。
礼文島の蕾(と花のあいだ)たちの写真が出揃います。
開花間際に彼女らが口火を切った、そんなことばたち。
札幌を旅立つ前に遂げねばならない儀式のように思い、この展示に取り組みました。
ことば自体が持つ「やわらかさ」「したたかさ」を大事にしながら、写真と合わせていきました。
花開く季節に、みなさまお誘い合せの上、ぜひお越しください。

大きな書店さんでの会期の長い展示なので、
札幌近郊にお住まいの方々、周りの方にそれとなく教えてあげてください汗。
声って大事だもの。。

私は3月末から東京で生活し始めますので、
この展示を実際に目にすることは難しいでしょう。
会場に紙と色鉛筆を据え置きたいと思います。
お越しくださった方々から感想、感慨、妄想、幻想などいただければ幸いです。
それらを通して、展示のこと、また“これから”を見据えていきます。
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by moonpower0723 | 2010-03-19 11:13 | 詩の仕事
「アフンルパル通信」第9号にて連載詩最終回!

詩誌「アフンルパル通信」にての連載詩が最終回を迎えました。
第4回である今回は、連載全体のタイトルでもあった
「私たち、密生する。」が詩の題となっています。
たくさんの“わたし”たちに向けて書きました。

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第九号は、野村佐紀子さんのモノクロームの写真が艶やかに表紙を飾っています。
他の号とは少し趣の異なった、さらに深みのある1冊となっています。

【第九号 目次】 題字:吉増剛造
・中村和恵 「探検家という名のバスが 2」
・小川 基 「ラミンカレ ram-inkare 心で-見れる」
・高良 勉 「カムイノミと古式舞踊」
・野村佐紀子 写真
・宇田川 洋 「カナダとの出会い」
・宇波 彰 「「地の果て」で感じたこと」
・管 啓次郎 「Agend'Ars22-23-24」
・関口涼子 「テキストと「つきあう」」
・文月悠光 「私たち、密生する」第四回

・料 金: 500円(内税)、送料80円
・発 行: 書肆吉成 制作協力: かりん舎
・発行日: 2010年3月10日

御購入はこちらから

「アフンルパル通信」を編集されている書肆吉成の吉成秀夫さんは、
拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』の栞(推薦文)をお書きになっています。
連載詩のお話をいただいたいきさつなどがよくわかり、親しめる内容です。
お持ちの方は、お目を通していただければ幸いです。

拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』、重版が出来上がりました。
思潮社のみなさま、ありがとうございます。
御購入される方は、こちらから、お願いいたします。
著者分はまだ手元に無いので実際に目にしていないのですが、
2刷目から表紙がトレーシングペーパーになるそうです。
(初版はビニールカバーとパラフィン紙でした)
トレペ表紙が当初から私個人の希望でしたので、
このようなかたちで叶えていただけて、本当に安心しました。


以上、お心に留めていただければ幸いです。
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by moonpower0723 | 2010-03-19 10:48 | 詩の仕事
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明日の朝、HBCラジオ番組「中村美彦の一筆啓上」に生出演します。
ジャーナリスト・中村美彦さんがパーソナリティーを務め、
政治、経済、文化など様々なジャンルの話題を取り上げる番組です。

3月20日(土)朝7時放送の回に出演させていただきます。
土曜日ですが早起きして聴いてくだされば、と思います。

・番組HP
http://www.hbc.co.jp/hbc/hbc-guide/radio-area/index.html

・エリア別周波数一覧表(札幌は1287kHzです)
http://www.hbc.co.jp/radio/ippitsu/index.html

今日(3月19日)の読売新聞朝刊の“顔”に、受賞に関して取りあげられています。
写真は“にっこり”な感じです。
ゆったり話を聴いてくださった記者のKさん、
寒い中、外でたくさん写真を撮ってくださったカメラマンのTさん、
素敵な記事をありがとうございました。
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by moonpower0723 | 2010-03-19 10:07 | 詩の仕事

東直子『愛を想う』から

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  み        ひ    と    も    じ  

愛を想う

東 直子 / ポプラ社



短歌と、絵の本。
図書館に返却する前に、記録を取る。

木村達朗さんの温かみのある色づかいと、東直子さんの芯のあることばたち。
短歌というかたちに落とし込まれた、愛おしい日常の風景。

気に入った歌を8首、紹介させていただきます。



かわくとき少し反るのがいとおしくサンドイッチをはさむてのひら


いっしんにねじこんでゆくコルク栓どこで生きてきたとしたって


わたしすぐ死ねって思うし口にするから川をみにゆかなくちゃ


忘却のこめかみが身体じゅうにあるようなアゲハチョウの幼虫


ふりかえればあかるくわらうおもいでもあおぞらあおぞらあおむけで寝る


思ったこと溢さないよう立ち上がるわたしはわたしを恐怖している


ここで泣いた。思い出した。生きていた。小さな黒い虫になってた。



あかいあかいゆうひのなかにだめになりそうなあなたがいそう、いそうだ



好みの問題でしかないのだけど、
モチーフ(食べ物、生き物)や、色が目に浮かんでくるものに
私はつい惹かれてしまうようだ。
「わたしすぐ死ねって思うし――」の歌は、重い内容なのに
何度も唱えたくなってしまう恐ろしさがある。三十一文字のマジックか。

描きこみすぎていない木村さんの絵が心地よい。
色だとか、描かれている物だとか抜け落ちた部分が
東さんの短歌の喪失感と程よく響き合っている。

正直なところ、歌集のタイトルを見た時にある固定観念が発生し
(「思う」を「想う」と書く神経も生理的に許せないのだ。
小学生時代に「片思い」を「片想い」と交換日記に記した甘ったるい同級生を思い出させるから)
借りることを躊躇したのだが、中身を見て率直に「いいな」と思った。
東さんは平仮名のやわらかさが好きなのだなあ。
あとがきも、平仮名と行分けが多くて浮遊感があり、詩のような文章だった。

ふうせんがぱんぱんになって、
こわれそうになると
わたしもひらがなで文をつむぎたくなる、このように。
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by moonpower0723 | 2010-03-13 17:07 | ことば
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待っていて。今やっと、お口にチャックを縫い付けているのよ。

詩誌「ガーネット」VOL.60(創刊20周年!)にて、
詩人の高階杞一氏が
「詩集から」NO.58に拙詩集を紹介してくださっています。

厳しくも温かいお言葉をいただきました。
「少女はいつまでも少女のままではいられない」。
ありがとうございます。
また、同誌の特集<現代詩 この20年の意義>
野村喜和夫氏、阿部嘉昭氏、須永紀子氏、山田兼士氏、
甘楽順治氏、大橋政人氏、嵯峨恵子氏が原稿を寄せていますが
野村氏の論考にて拙作品「金魚」が触れられています。
ありがとうございます。
創刊20周年記念の座談会も、興味深いものでした。
どうしても自分自身のことと照らし合わせてしまいますが、
20年前には私は影もかたちも無いのです。
生まれていいよ、と世界は合図してくれたかしら、と思いながら目を通しました。

ウェブサイト マンモTVにて、作家の高橋源一郎氏がコラム<時には背伸びをする>に拙詩集を取り上げてくださいました。こちら
ありがとうございます。

女であることも、若いことも
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by moonpower0723 | 2010-03-10 23:48 | 詩の仕事

卒業式。

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 小中高と、私は何故か卒業前に賞をもらうことが多く、そのため、「本出たら買うからね!」「サインちょうだい」「ファンになりました」などの恐ろしい冗談で卒業アルバム後ろの白いつるつるしたページが埋めつくされて、それは私が卒業アルバムを開けない一つの要因になっているのだが、それぞれの寄せ書きに目を向ければ「○○とは、あまり話せなかったけど、楽しかったょ♥」などと弁解するような内容もあり、つくりごとしか綴れない臆病な私には、とても微笑ましく感じられるのだった。
 卒業式や何らかの行事の最中には、人との壁が緩くなり手がそこを突き抜けていくような幻想に陥りやすい。周囲と特に言葉は交わさなくとも、その場の空気に皆融和されていく。危ういバランスをとりながら“そのひと自身”の顔が垣間見えることもあって、私は行事は嫌いだけれど、壁が取り払われたような馬鹿馬鹿しい空気は嫌いではなかった。明日になれば壁は元通りに築かれており、空気から抜け出ることが苦手な私は、前日の勢いを残したまま、しばしばその壁に痛めつけられて呆然としたものだったが、「昨日のあれは何だったのだろう」と思い返すときの気色悪さに酔いしれるのもなかなか粋な体験だったように思う。
 卒業式は「どうせ最後だ」という開き直りなのか、先生と仲の悪い不良も頭(こうべ)を垂れ、存在感を示さないある眼鏡くんも「もう二度と会うことは無いと思いますが」とクラスメイトたちの前で胸を張るという暴挙に走り、笑いを誘うのだけれど、そんなときでも私はあたりさわりの無い言葉を口にして、たちまち皆の記憶から消されることを願うばかりなのだ。

***

今日、3月4日(木)の毎日新聞朝刊のひと欄に中原中也賞受賞に関して掲載されました。
(私はまだ現物を目にしていないのですが)
記者の千々部さん、丁寧に取材してくださり、ありがとうございました。
写真を撮ってくださった木葉さん、記事を見るのが楽しみです。

記事の本文はこちらで読むことができます。

みんなの寄せ書き。
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by moonpower0723 | 2010-03-04 21:56 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723