お月さまになりたい。

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いい子ちゃん卒業/事後報告

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こわばりもなく死んでいけはしないから、笑う時もぎこちがないのだ。


ご無沙汰していた。しばらく書いていないとブログの書き方を忘れる。どうしてもお行儀よくせねばならない場面がこのところ続いてて、受賞のことば(4通りも5通りもそれを考えねばならないので、困窮した)も、あれはあれで真実なのだけど、やっぱり「いい子ちゃん」してて、平生の私を知る人が読むと胃酸がこみ上げること必至だろう。取材は一種のお芝居だ。人と話をすると「私」に新しい色が上塗りされていく。大人が相手なら消耗量も少ない。ただ、作品のことはどんなに試行をこらしても口で伝えるのは限界がある。新聞のことばで私の詩集を語ろうとすると、「学校生活や家庭」「素直に綴った」「少女」とか、結局実像からどんどん離れていってしまう。「みんなに伝わるように」って大変だ。それにしても、記者の方は皆処理能力が高くて、毎回感服してしまう。詩人には無い資質だから?ご苦労様です。終わった後は、人格がどこに帰るべきかわからずふらふらしているのを感じる。けれど、この愉しみも今だけのものだ。有り難く味わっておこう。
ところで明日は高校の卒業式。「やっと卒業」か、「もう卒業」か。部活動で活躍した生徒のついでに、私も生徒会特別賞とやらを貰えるらしかった。学校で堂々とピアスをしたり、髪をブリーチしたり、化粧したりといったことよりも、密かに詩作し続けていたことの方が、遥かに「反逆的」な行為ではないのか。しかも、中也賞の報道のときに学校名をふせた私は、学校の名誉とやらに何も貢献していない「不孝者」であり、取材の際「高校の先生から、詩のことで指導を受けましたか」という問いに対して即答、「いいえ」と微笑さえ浮かべていた「正直(すぎる)者」でもあるのだ。この期に及んで特別賞だなんて、「学校と執筆活動は何も関係ありません」とはもう言わせないつもりなんだろうか。こえーよ学校。と言って、もう卒業だから、お互い良いお払い箱でしょ。

殆どが事後報告になるが、私自身のための備忘録も兼ねて、以下お知らせ。
なお、14日の朝刊などでニュース記事として受賞が報じられたものは除外。

***

2月13日(土)朝日新聞の夕刊〈歩き出す言葉たち〉に、
詩「箱入り少女(エレベーターガール)」を書きました。
“箱入り少女”と書いて“エレベーターガール”と読みます。
同作品は、先日六本木詩人会のサイトにアップしていただきました。
こちらから読むことができます。

週刊 読書人」2010年2月26日号にて、
<ニューエイジ>欄にエッセイ第2回「駆ける。」を執筆しました。
ちなみに、2月19日号に第1回「息をしたい。」が掲載されました。
投稿時代のこと、詩集出版に関して詳しく書きました。
自分自身を振り返る良い機会となりました。

2月21日(日)北海道新聞朝刊〈ひと2010〉欄に紹介。
記者の赤木さん、ありがとうございました。

2月28日(日)日本経済新聞の読書紙面〈文壇往来〉にて、拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』の紹介。
編集委員の浦田憲治さんという方がお書きくださいました。記事を一読して拙詩集をかなり読み込んでくださったことが伝わってくる内容で、とても嬉しいです。ありがとうございます。私が金井美恵子さんを好きなことはご存知無いと思うのですが、同記事内で金井さんの代表作「ハンプティに語りかける言葉についての思いめぐらし」の冒頭を引用して紹介されていました。金井さんの(何度読んでも鮮烈な)詩行と、自分の詩が隣り合わせになっていたため、卒倒しそうに。

大阪文学学校・葦書房発行の文芸誌「樹林」冬の号の詩時評<詩の現在を読む第12回 詩についての詩とは>にて、山田兼士氏が拙詩集について触れてくださいました。
ありがとうございます。
山田氏は詩誌「びーぐる」第6号にて拙詩集の書評もお書きになっています。
山田氏のホームページから、書評を読むことができます→こちら

※2月22日(月)毎日新聞夕刊<詩の波 詩の岸辺>にて
松浦寿輝氏が拙詩集に触れてくださったよう。
ありがとうございます。
新聞を取り寄せ中で、私はまだ拝見しておりませんが楽しみです。

***

詩集の在庫状況のお知らせ

販売ページでお知らせしたように、残部僅少のため、著者直接販売は現在中止しています。
出版社の初版在庫は1冊もなくなったそうで、2刷目は3月初旬に出来上がる予定です。
アマゾン、思潮社ホームページでお買い求めくださった方には、
しばらくお待ちいただかなくてはなりません。
ジュンク堂のショップページ紀伊国屋BOOK WEBを見たところ、まだ在庫があるようですので、急ぐ方はそちらでのご購入をお勧めいたします。


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by moonpower0723 | 2010-02-28 20:11 | 詩の仕事

受賞のことば

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 初めての詩集を編む日々は、今まで生きてきた中でいっとう不思議な時間でした。十四歳から十七歳の間に書かれた、痛々しくも愛おしい二十四編。ひとつひとつと向き合って、重なり合う声たちを紙からひとひらずつ剥がしていきました。その営みの中、ふと「ホラホラ、これが僕の骨だ」という中也の声も聞こえてきたような気がします。
 昨年の春、祖父が亡くなりました。詩集の中に収めた「骨の雪」という詩は、焼き場に降り積もる祖父の骨の粉々を詠った一編です。骨は「とんがってゐる」だけではありません、雪のように柔らかく、肩に降りてきます。こんな淡いものが、ひとのからだを支えているのかと驚くほどでした。雪はときに凍りつき、頬に痛いほどに降り注いできます。しんしんと降る、と言いますが、あれは嘘です。雪は冷たいのです。刺すように痛みます。これが骨。ねえ、中也にも教えてあげたい。
 雪に埋〈うず〉もれた札幌の街がまぶしい、そんな卒業の季節。
 詩集のこと、私自身のこと、支えてくださった皆さまに心よりお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。


第15回中原中也賞 詳細

これを
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by moonpower0723 | 2010-02-21 00:36 | 詩の仕事

第15回中原中也賞をいただきました。

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私の初めての詩集『適切な世界の適切ならざる私』が、
第15回中原中也賞をいただきました。

お祝いのコメント、メッセージ、沢山たくさん
ありがとうございました。

何かとお世話してくださった皆さま、
出版のためにお力を注いでくださった皆さまに
これで少し恩返しができたのでは、と安堵しております。
賞は応援してくださった皆さまのお陰です。
受賞を喜んでくださる方がいらっしゃること、それが何より嬉しいです。
これからも精一杯書き綴っていきます。
宜しくお願いいたします。



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by moonpower0723 | 2010-02-17 21:34 | 詩の仕事

詩誌「びーぐる」第6号/メルマガ/週刊読書人にエッセイ

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兎には声帯が無く、私には鼓膜が無い。
鳴いても鳴かなくても、聴いても聴かなくても、いいよ、
ときおりその目を赤く潤ませて。


季刊詩誌「びーぐる」第6号にて、山田兼士氏が拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』の書評を書いてくださいました。
「詩的覚醒と適切なる自己読解」という書評タイトルに痺れました。ありがとうございます。
山田氏は既にフランス文学者、評論家として名高く、大阪芸術大学で教鞭をとられていますが、昨年10月に第一詩集『微光と煙』を御出版されました。

微光と煙

山田 兼士 / 思潮社


中也、朔太郎、ボードレール、コクトー……いまは亡き文学者たちとの対話集のような一冊です。

■同誌にて、神尾和寿氏が「詩集時評」で拙詩集を取り上げてくださいました。詩集の意図をしっかり解明されてしまい、どきどきしました。たかとう匡子氏の詩集『女生徒』と並べて評されたことも、恐ろしくなったり、嬉しくなったり。ありがとうございます。

「びーぐる」第6号の特集は<詩への航海 異境の海>。「詩以外の分野において、『詩』を感じるもの」は?というアンケートに対して、分野も職業も様々な方が回答しており、大変興味深いです。東直子氏と金原瑞人氏のお名前があるわ、きゃっ。
多和田葉子氏が、「たわだようこ」として詩を載せていること、漫画・森雅之氏(詩誌「ガーネット」の〝ガーネット〟は森氏の作品にちなんで名付けられたものだそう)の新連載「よそみの時間」が始まったことが、個人的には大注目でした。小池昌代さんの少女の絵にぐっときました。

■イダヅカマコト氏のメルマガ「ポエムコンシェルジュの選んだ一篇」にて、
拙詩「お酢ときゅうり」が紹介されました。→こちら
ありがとうございます。

「ポエムコンシェルジュの選んだ一篇」は詩、短歌を紹介するメルマガですが、
一篇がまるごと載りますし、平易な文章で紹介されているので
詩に慣れない人にも読みやすいと思います。
詩に気軽に触れることができるメルマガ、嬉しいですね。

2月19日号(最新号)の「週刊 読書人」を開くと、いいことあるかも。
エッセイを書いています。全2回連載の予定です。

■朝日新聞の13日(土)の夕刊。気をつけて見ると、いいことあるかも。

■思潮社のホームページができたようです。
ホームページごときで「できた」と騒ぐのも可笑しな話なのですけれど。
こちらです。

知らない間に私の詩集のページも公開されていました。
ありがとうございます。
アマゾンで買うより、こっちで注文した方が早いと思います。たぶん。
2冊以上買うと送料290円が無料だそうです。朗報ですな。

***

昨日は校外展の搬出でした。
お越しくださったみなさま、ありがとうございました。
先日半狂乱で完成させ大会に出品した絵が、思いがけず奨励賞に入ったらしく、とても嬉しい。3年間、佳作・入選のオンパレードで、入賞は今回が初めて。賞とか予備校の生徒さんしかとれないと思ってました……汗。
私の学校(美術部=ファミリー)からは、他に優秀賞1点、入選6点が出ました。全員展示されることになり、本当によかったよかった。今日から14日まで市民ギャラリーで公開されるそうな。

もっとゆっくり、ゆっくりと思うのに、気持ち走ってしまうから過ぎるのも早い。何が大事とか無い世界に行ってしまえたら、もっと優しい人間になれる。少なくとも10人くらいは自分を確保しておきたい。からっぽ頭をぎっしりさせたい。みっしり抱え込んで遠ざかりたい。気安い笑みを浮かべてしまう度、そう思うから。はじめまして。

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by moonpower0723 | 2010-02-10 12:54 | 詩の仕事

美術部 校外展のお知らせ(もう会期中)。

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奥井理ギャラリーにて、美術部校外展をやっています。
私は3点出品しています。「万華鏡」「よるの耳」「りんごあめ、とけた」。
絵のような詩のような服のようなもの(がったい!)を作りました。破廉恥変態ごっこができます。
部員たちの作品は、自画像、水彩画、粘土、コラージュなど様々です。
市内にお住まいのみなさま、宜しければお越しください。
部員一同お待ちしています。

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(学校名は伏せます)

2010年2月2日(火)~2月9日(火)
AM10:00~PM6:00(最終日のみPM4:00まで)
※月曜日閉館

奥井理ギャラリー
札幌市中央区旭ヶ丘5丁目6-61
※入館無料 駐車スペース有り。

■交 通 
●地下鉄東西線「円山公園」駅(2番出口)下車、
JRバスロープウェイ線「円山公園駅前」(円山バスターミナル)乗車、
「慈啓会前」下車、徒歩1分
●地下鉄南北線「中島公園」駅(1番出口)下車、JRバス山鼻環状線「中島公園駅前」乗車、
「慈啓会前」下車、徒歩1分

地図などは、こちらから。

地球人生はすばらしい―奥井理画文集

奥井 理 / 求龍堂



奥井理ギャラリーでは、
若くして事故で亡くなられた青年画家・奥井理くんの遺作・遺稿を展示しています。
美術部・校外展は、ギャラリーオーナーである奥井先生(理くんのお父さん)のご厚意により、
ギャラリーのスペースを一部お借りして行っています。
校外展の会期中も、理くんの作品を見ることができます。
床から伝わる木のぬくもり、窓から見える山の自然、
激しく心揺さぶられるような理くんの絵、ことば。
じっくりひたっていると、不思議と心が解かれていくように思える空間です。

***

締め切りラッシュ。ラッシュ。
乗り遅れちゃだめ。
扉に挟まらなきゃ。刺さらなきゃ。
50号キャンバス終点まであと3日。
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by moonpower0723 | 2010-02-03 00:09 | 美術部の人々、札幌アート
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文学少女は詩人をめざす


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