お月さまになりたい。

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「月光」2号は文学フリマ!

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8月に創刊した個人誌「月光」。
初めてのことで、至らない点も多々ありましたが。。
御指南くださった方々、
注文してくださった方々、
委託販売店の方々、
みなさまのおかげで、創刊号は多くの方の御目に触れました。
ありがとうございます。

そんなわけで、2号も発行してしまいます(笑)。
今のところ着々と準備がすすんでおります。
間に合えば、
こちらの大イベント↓にて初売りです!

第7回文学フリマ(@秋葉原)
11月9日 11:00~16:00
会場:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第 2展示室
(JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩 1分、
都営地下鉄新宿線 岩本町駅徒歩 5分)

「月光」が売っているブースの名前:「車輪人間」
(場所は、A-87です!
配置図はこちら

「月光」の他にも、アンソロジー詩集「Drop of Words」 「Cool Emotion」 「Be Free」
(こちらの三冊、私の恥ずかしい過去作品が収められています汗)
森川雅美さん、詩集「山越」、同人誌「あんど」、「酒乱」
稀月真皓さん、朗読CD付き詩集「Survibe another silly day」
藤鈴呼さん、同人誌「みゅう」他が販売されるそうです。

実は日頃、お世話になっているあおばさんが委託を引き受けてくださいました。
道民の私は、東京のイベントに参加することができず、
毎年、歯がゆい思いをしてきましたが、
「月光」が代わりに行ってきてくれると思うと、とても愛おしいです。
あおばさん、本当にありがとうございます!!

正直に申しまして、2号の注文販売はすぐに始められないと思います笑。
学校も部活も休むわけには行かないので、ちょっとずつしか進められません。
なので、文学フリマは本当に本当に特別です汗。

「月光」2号は、A5判のホチキス製本で、一冊200円の予定です。
内容は、詩作品、吉増剛造展レポート(後半)、コラム(新シリーズ)など。
創刊号よりは少しビジュアルも意識しました。

本当のことを言うと、一日限りの委託ですから、
引き取っていただけないと困るんです汗。
なので、宣伝頑張ります。
興味のある方、文学フリマへ行かれる方、
ぜひ「車輪人間」ブースにお立ち寄りください!

宜しくお願いします。

創刊号は引き続き、こちらのページで販売しています。

また、私が詩とエッセイを寄稿しました「TOLTA3」も、文学フリマが初売りです!
ブース名は「TOLTA」(B-46)です。
「TOLTA3」、大変面白い詩誌です。必見です。
文学フリマへ行かれる方は、ぜひTOLTAブースものぞいてみてください!


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by moonpower0723 | 2008-10-30 21:02 | 詩の仕事

中岡りえ展「DNA DIARY」/チャーリー・ゴードン

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昨日はテンポラリースペースへ行き、中岡りえ展「DNA DIARY」を見てきた。布に髪の毛や、写真を縫い付けたものや、布本を展示していた。オーナーの中森さんと中岡さんは20年近く親交があるそうで、お二人のやりとりは見ているこちらも和んだ。
「月光」を買いに来られた高校三年生のIさんとの出会いがあった。詩のボクシングで私の存在を知ったという。自分の年と近い方に、こんな形で出会えるとは、不思議な気持ち。受験生の真摯な姿勢を感じて、背筋の伸びる思いがした。ありがとうございます。
中岡さんがご自身の撮影されたフィルムを回してくださった。回すと音がする本当のフィルムだ。
フィルムを回しているそばから、外の車のテールライトが入り込み、部屋の角を曲がって走り去っていく。中岡さんは「たくさんの四角い光があって、とっても面白いわ」と喜んでいた。

そうして鑑賞していると、Nさん、Tさん、と立て続けに来訪者が。
Nさんは青森のご実家で採れた林檎を持ってきてくださり、みんなでおいしくいただいた。
Tさんは今週中に札幌を離れてしまうそう。驚きと寂しさ。けれど、清々しいお別れができてよかった。
中岡さんが、布袋(作品!)をプレゼントしてくれて、びっくりした。こんな幸せがあってよいのだろうか。大切にしよう。いよいよ私の部屋の壁は凄いことになってきた(石狩シーツもあるし)。
Iさんと中岡さんの荷物をお持ちして、三人で帰った。不思議なひととき。


詩作期間に入っているせいか、口からことばをうまく発せられない。
何もかもが、私の神経を逆なでる要因になるうるようで怖い。見渡す限り尖った針先。
曖昧な状況がつらい。アルジャーノンを久しぶりに読み返してみたら、チャーリーの気持ちがよくわかった。小学生のとき(初見)は、なぜチャーリーが父親にチャーリーとして会わなかったのか、なぜ「ぼくは誰よりも賢くなったんだよ」と告白しなかったのか、とても歯がゆく感じたけれど、今ならチャーリーは正しいと思えた。
真実には面倒事を呼び込む作用がある。


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by moonpower0723 | 2008-10-27 21:28 | 美術部の人々、札幌アート

痛みが美に変わる時 画家・松井冬子


最近、画家の松井冬子さんが気になっています。
存在を知ったのは9月。
朝日新聞のおすすめ新刊で画集が、絵の写真つきで紹介されていました。
自らの臓器を露にした女のひとの絵です。
初見は気持ち悪い!と同時に
目が釘付けになるような、美しさを感じました。
そして忘れがたい印象を残したのです。
次に見たのは「美術手帖」でした。
着物姿の松井さんのグラビアページを見て
「なんで女優さんが『美術手帖』に載っているのだろう」
と思ってしまいましたが、
すぐに朝日新聞に紹介されてた人、と気づきました。
あの顔立ちと、絵のギャップに最初は驚いてしまいました。

6月に録画してすっかり忘れていたNHK番組(ETV特集)を数日前再生してみました。
「痛みが美に変わる時」というタイトルに惹かれて録画していたのですが、
字幕で表示された番組名は
「痛みが美に変わる時~画家・松井冬子の世界~」でした。
6月の私は、松井さんの存在を知りませんでしたが、
どういうわけかその痛みを嗅ぎつけていたようです。
NHKはじっくり撮っていて好き。
「絵を描いてなかったら?死んでましたね、自殺です」「よい作品ができたときが幸せ」
迷いなく話す松井さんの姿。
その堂々とした声も、まなざしも、積み重なった痛みが成した美ではないでしょうか。
「作品がすべて」他人にはっきりとそう言いきれるには、
私はまだ何もかも足りません。確信があったとしても、やはり恥ずかしいのです。

前はYouTubeにあったみたいだけれど、もう削除されていました。
でも、番組の核であった上野千鶴子さんとの対談を発見。必見です。

松井冬子×上野千鶴子 1/2 
http://jp.youtube.com/watch?v=foHE_sCh-Hw



松井冬子×上野千鶴子 2/2
http://jp.youtube.com/watch?v=XSE8xa-JdJg

また、番組内では布施英利さんとも対談していました↓
http://jp.youtube.com/watch?v=j0g7Bp0ANn4


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by moonpower0723 | 2008-10-25 23:31 | 美術部の人々、札幌アート

「あんど9号」「びーぐる 創刊号」「TOLTA3」に書きました。

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個別にお知らせもしていましたが、
いろいろまた書き加えたいことも増えましたので、改めてお知らせします。


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あんど 9号

発行 あんど出版 (定価 500円) 
e-mail:masami-m@muf.biglobe.ne.jp

エッセイ「詩よ、ことばにならないで」を書きました。

≪内容≫
特集 詩は今を問えるか――無をめぐる冒険
座談会 詩は今を問えるか――無をめぐる冒険 
浜田 優・廿楽 順治・湯川 紅実・森川 雅美   
詩   A DAY IN THE LIFE°―だれよりも美しい花であったプイグに捧ぐ 
田中 宏輔                
散文  「無」ではいけないのか 渡辺 玄英   
    悲しめること 斎藤 恵子    
    エレファント・ストーンを手の中に 岸田 将幸   
    (東北道から) 中尾 太一   
    詩よ、ことばにならないで 文月 悠光   
    無を克服するために無に向きあうこと 森川 雅美   
    「虚」への拒否 作田 教子   

作品  毒を作用する 湯川 紅実   
    飛べない時代の言葉から 前田 利夫   
    (陽が差す樹木の陰の) 森川 雅美   
    遠景 作田 教子 
  


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季刊 びーぐる ―― 詩の海へ 創刊号

詳細 http://homepage2.nifty.com/yamadakenji/beagle1.htm
発行 澪標(税込定価1,000円)  e-mail:miotsukushi@s9.dion.ne.jp

詩作品「目」を書きました。

購入方法
全国各地の紀伊国屋書店、ジュンク堂、リブロ等の大型書店(全150店舗)で販売。
ただし在庫僅少につき、売り切れの場合は「地方小出版物流通センター扱い、みおつくしの「びーぐる」と申し込めば入手可能。
また、メールにて直接、澪標miotsukushi@s9.dion.ne.jpに申し込む

朝日新聞記事  新詩誌「びーぐる」創刊
産経新聞記事  詩の雑誌「びーぐる」創刊
神戸新聞記事  詩誌「びーぐる」創刊
京都新聞記事  関西の詩人らが季刊の詩誌

《目次》(主な内容)
連載  谷川俊太郎のいたずらがき(1) 6
    小池昌代 シ・カラ・エ・カラ・シ(1)「神輿渡御」 8
    四元康祐/高階杞一のフォトポエム(1)「森」 10

作品  老子          中江 俊夫 12
    口叩き          藤富 保男 17
    川についての二篇          新井 豊美 18
    死者の夏          高橋 睦郎 24
    木橋          貞久 秀紀 26
    八月上郷/六月下郷          長谷部 奈美江 28
    星のカケラ          渡辺 玄英 30
    おとといバラッド          ぱくきょんみ 32
    詩の書き方          田口 犬男 34
    土地は静かに嗤う          瀧 克則 36
特集  詩の現在そして未来
■創刊記念座談会 新しい船出に向けて 細見和之/山田兼士/高階杞一 39
講演   靴としての詩――詩に未来はあるか? ジョージ・スツィルテス(四元康祐・訳) 51
報告  都市とアルカディア―ロッテルダム国際ポエトリー・フェスティバル報告記 岩切 正一郎58
評論   壷の中に手を入れる――二〇〇八年真夏、詩的断想 北川 透 62
     とげ抜きしろみ堂のミルフィーユを味わいながら詩のこれからを思う 栩木伸明 65
エッセイ 小・中・高校生の詩と関わって/金堀 則夫 68 
ことに当たる/季村 敏夫 69 
《超・抒情詩》という詩の出来事が発話する/小島 きみ子 70 
詩問答、そして、最期の言葉/佐々木 浩 71 
詩の未来――ランボーとともに/鈴村 和成 72 
歩きながら考えたい/たかとう 匡子 73 
詩は、戦う郷愁である。/高橋 秀明 74 
新しい詩と詩の未来/苗村 吉昭 75 
監督、肛門ではだめですか/野村 喜和夫 76 
爪の未来/萩原 健次郎 77 
いまのゼロ/福間 健二 78 
狂わしげに微かなものを/松尾 真由美 79 
詩の未来、詩の冒険/森 哲弥 80
今、思っていること/倉橋 健一 81
これでも、詩を書いていたからね/北川 朱実 82
詩がみる夢/高谷 和幸 83
老耄者の妄想を一つ/岩成 達也 84
詩の現在と未来/伊藤 比呂美 85
作品  リスニング・テスト          細見 和之 87
    明け方に来る波          建畠 暫 88
    詩二篇          岩切 正一郎 90
    つーつーすいすい          浜田 裕子 92
    必要性の丘から連絡する          安川 奈緒 94
    目          文月 悠光 96
    どうぶつのお墓          犬飼 愛生 98
    終焉          三角 みづ紀 101
    連載  連載詩 宇宙律(1)          八重 洋一郎 104 など



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TOLTA 3

だいたい正方形、全136ページ
上製ではないハードカバー
価格1000円(送料別)
発売 11月1日予定
(11月9日の文学フリマB-46ブースで、お披露目!)

詩作品「横断歩道」、エッセイ「山の思い出」を書きました。

《内容》(トルタブログより)


文月悠光(ゲスト)
福田純子(ゲスト)
河野聡子
山田亮太
詩作くん(ゲスト?)
南谷奉良

論考
佐次田哲(ゲスト)

短編小説
黒川陽子(ゲスト)
南谷奉良

戯曲
山田亮太

特集「山の思い出」(ゲストとメンバー全員によるエッセイ)
その他コラム
TOLTA3マップ


 *** 

どの詩誌も、執筆陣は老若男女かなり豪華です。
萎縮しないように、文月もふんばってますので、応援してくださいね。
8・9月あたり、異常に忙しかったのは個人誌のほかにも、いろいろ書いてたからです笑。
買っていただければ幸いです。
特にTOLTAは本のつくりも含めて、今まで見たことのないような詩誌になっていますのでぜひ!(勝手に贔屓)

では、宜しくお願いします。


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by moonpower0723 | 2008-10-19 13:28 | 詩の仕事

個人誌「月光」 誌評掲載記録。。

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自分でも忘れそうなので、つけておくことにします汗。
「読書人」……取り上げてもらえると思わなかった(びっくり)。早く買いに行こう。

「月光」創刊号 (2008年8月3日発行)

「現代詩手帖」10月号 詩誌月評(久谷雉氏)

「北海道新聞」 夕刊 10月6日 道内文学<詩>(松尾真由美氏)

「週刊 読書人」文芸同人誌評 08年10月17日号(白川正芳氏)








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by moonpower0723 | 2008-10-13 19:33 | 詩の仕事

今日の北海道新聞夕刊7ページ

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《道内文学》、詩人の松尾真由美さんが、
高橋秀明さんの詩集「歌ノ影」について書かれています。北という現実の抑圧から詩の言葉を発する行為により、作者の絶望が生まれ変わる……詩集の雰囲気がよく伝わってきました。
私の個人誌「月光」創刊号についても触れてくださっています。
“健やか”と評されて嬉しいです。
たぶん、私の中で一番健やかなのは詩作欲求でしょう。


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by moonpower0723 | 2008-10-06 18:14 | 詩の仕事

潤う空間。

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ギャラリーやカフェ、古本屋さんを覗くのが好き。
変わる空間、変わらない空間、さまざまな、空間。
ひとりでいてもけして非難されない場所。
でも、
同時に誰かに出会いたくて、誰かと話がしたくて、
刹那的関係とは無縁と思える。安心する。

ひとの手によって

ひとがかもしだす空気、ひとがつくる作品、ひとが淹れる一杯、それらは水のように空間を満たして、私の周りで膨らんで膨らんで、手を伸ばせば壊れてしまいそうなのに。でも、確かだ。
けれど、それは私自身だったかもしれない。私自身だった……かもしれない。

10月1日

テンポラリースペースへ梅田マサノリ展「Scenery of cell 細胞の風景」を見に行こうと思い立つ。
“細胞の風景”というタイトルにたまらなく惹かれたからだ。

ギャラリーに入った途端、目に入ってきたのは、空間の真ん中につるされた、
大きなビニールの球体である。球体の中には、白いこよりのようなものがつるされており、“目”を持っている。私には植物的なものに感じられた。綿毛が開く前の予感。
壁に張り出されているのは、赤い骨や、ホルマリン漬けにされた臓器、葉脈、つぼみ、、
セルロイドの耳がそれらの持ち主を探しているようだ。
一見すると、標本のようだが、何よりもうつくしくて魅力的だった。
生物の断片が私を見ている。
私が見ているのを見ている。
球体の中の“目”はカメラなのだと、あとから聞かされた。
だが、もしかすると、見ていたのはカメラではなく、やはり細胞だったのかもしれない。

なんでも、郵便屋さんが球体にぎょっと驚かれたそうな。
郵便物を届けるたび、ガラリと変わっている空間の様子に、
郵便屋さんはあっけにとられているものと思われる。

私がお邪魔したときはちょうど、詩人でアーティストの米山将治さんがいらっしゃっていた。
米山さんは、十勝の高校で32年間、美術の教師もされていたお方。
すごくエネルギッシュで「こういう遊びが楽しいのよ」と、
ご自身が書かれた書の写真を見せてくださる。
また、学生のころは美術部と演劇部に所属されていたそうで、
「私もです!」と妙に盛り上がってしまった。
学生時代の思い出を生き生きとお話しされる姿が印象的だった。
中森さんと米山さんに「あたしゃ、シーラカンスよ!」と言われ、遊ばれる。
米山さんと梅田さんが「月光」を買ってくださる。
中森さんに「空が嵐が丘だよ!」とけしかけられて表へ出てみると
ちょうど、夜空に白い雲が透けて見え、
その空の下、ギャラリーは深い緑のツタを着込んでたたずんでいた。
そのあとは、嵐が丘の屋敷を訪ねるように、そろそろと中へもどったものだ。

テンポラリースペースに行く前に“あんな男には捕まっちゃ駄目”古本屋さん笑に寄った。
「国文学」のバックナンバーと「レタリング辞典」を買う。
「若いのに珍しいね」と店長さんに話しかけられ、「実は以前来てまして―――」とかくかくしかじかお話しすると、「あー、そうだそうだ。あの男たち、うるさかったねぇ」と思い出してもらえた。
お近づきのしるし笑に、「月光」をお渡しする。文章を磨くなら、まず新聞を読みなさい、と教わる。「まぁ、つまり、あんな男に捕まるなってことだ」という結論をお聞きして、おいとました。

10月4日

市民ギャラリーへ入選した絵を見に行く。美術部員みんな入選して、本当に良かった。
(選外搬出に出かけなくて済んだからではない←)
葉の細胞を描いた作品があり、惹かれた。細胞フェチになったか。
技術はある程度評価に入ってくるけれども、
学生なのでやはり感性で勝負がついているのかもしれない。
絵に勝負っておかしいけれど。賞でランク付けされてしまうとついこんな言い方をしてしまう。

ブックカフェ B・C・Sに初めて足を運ぶ。
前から気になっていたお店だが、
「札幌人」の表紙絵を描いている椎名次郎さんが作品を展示されていると新聞で読み、興味をもった。
お店に並ぶ古物、古本、雑貨、胸がいっぱいになる。たくさんのものがあり、見飽きない。
窓際の喫茶スペースは外の風景が見えて開放的だ。
時間があるときに、今度一杯いただこう。

椎名次郎さん個展。
水彩画で描かれた商店街や建物、乗物。
親しみを持てる、どこかで見たことがある、あの風景があった。
絵ばかりではない、カレンダーやポストカード、札幌の喫茶店の模型組み立てキット。
はたままた風景の一部を切り取って、
箱の中でスライドさせた箱絵(?)的なものも販売されていた。
私が4枚買ったしおりは全6種類で、絵ばかりでなく、
読書にまつわる路線図も記されている。“ななめよみ”という駅は、
斜めに路線が伸びていて面白い。
遊び心も感じた個展だった。
椎名さんはちょうどお店にいらっしゃり、話しかけてもらえた。
高校時代は美術部で活動されていたというので、高文連の話がはずむ。
毎年B・C・Sで個展を開かれているそうだ。

“あんな男には捕まっちゃ駄目”古本屋さん笑に寄る。
店長さんに「アルバイト?何か働いてるの?学生さん?」と聞かれ、
「高校生です」と答えると
「ああそう。あなたみたいな感性だと、周りに合う子がいなくてたいへんでしょう」と言われて
思わず苦笑してしまった。
「僕も学生時代そうだったの。諦めたくなくて、いろいろ苦しんだけれど、
結局諦めるしかないのよ。そのこと、誰も教えてくれなかった」
諦める……。妥協とも違った、折り合いをつける方法。
「通過儀礼って知ってる?通過儀礼って考えると、楽だよ。
何でも通過儀礼。儀礼だよ」
諦めないけれど、その一方で諦めも持たなければ、
本当に毎日やりきれない。
“自分とまわりは違う”なんていう高飛車は大嫌いだけれど、
もしそんな意識が少し持てたなら、楽な気持ちになれるのだろう。
友達はたくさんいるのに、薄っぺらい。
だって私自身が持っている友達をつくる動機も薄っぺらいのだから仕方がない。
老若男女、問わない。
けれど、学校って特別で、特別すぎて重たい。
「さっさと卒業することだね」
そう言われて、頷く心と「じゃぁ、私はどこへいけばいいの?」という思いが湧き上がった。
食らいついていくしかないんだ。
私にはそれしかできない気がする。



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by moonpower0723 | 2008-10-04 22:41 | 美術部の人々、札幌アート

舞台と役者

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諦めがついたら、
すっと楽になった。

顔にはりつけた笑みも
虚しさのひとつであるような。

私はこういう人間です。
あなたはああいう人間です。
そんな烙印に狂わされるのが嫌なだけで、きっと。

さぁ、いよいよ
舞台は暗転。
役者たちは皆
客が見えない。
客席から飛んでくる視線を頼りに、
この口から発する台詞について
今から思案しなくては。
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by moonpower0723 | 2008-10-03 16:51 | わたし
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文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723
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