お月さまになりたい。

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わけもなく、どきどき。――池田晶子「言葉の力」

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ことばが私に言うんだ。
“もっとどきどきしろ”
血管の中で
細かいあぶくがたつように
もぞもぞする。
ああ、生まれそう。
詩が生まれそうだよ。


ある詩人さんのブログを見てたら
すごいどきどきした。
わけもなく。
あらゆることが。


涙が出そうで出ないとき
ことばを舌の上で味わうとき
活字が白い紙に刻まれ始めるとき
私の糸はたゆたいながら、
つむがれていく。

ひっきりなしだ。
ことばをゆるがせにしないでください。
世界はことばだ。


中学三年生のとき教科書で
「14歳からの哲学」で有名な女性哲学者、
池田晶子さんの書き下ろし「言葉の力」を読んだ。

ちょうどいまくらいの時期だったと思う。
それについての感想や意見を教室にいる全員が
発表させられていたけれど
「ことばが世界をつくった」という彼女の意見に
賛成できない生徒がとても多かったことをよく覚えている。
けれども
私にとってはちっとも極端な話ではなく
どちらかといえば
心の隅で感じ取っていたものを
池田晶子さんが哲学として
ことばにしてくださったので
とても感慨深かった。


ちなみに、池田晶子さんは
今年の2月に46歳という若さで亡くなった。
すぐさま書店では
池田晶子さん急逝を偲ぶ、
として特集がくまれ、
哲学からエッセイまでさまざまな著書が
ならんだ。
ことばが本になること。
本になった文章が読まれ
読者の心の中でことばになること。
どきどきする。

池田晶子さん、
私はどきどきしますよ。


ちょうど一年位前に自分が書いていた文章
を読んで
どきどきする。
あのころに比べると
私もまるくなったのかなあ。
けれど
ことばがまるくなりすぎるのは
あまりいいことではない気がする。


ことばは私を幸せにするのか。
不幸にするのか。
ことばをモノにできるのなら
不幸など怖くないと
胸を張っていられた自分は
幼さゆえの拙さ。
いま思い返せばとても小さい。
けれどもけれども
ことばが好き。
焦がれる。
もう逃れられない。
逃れたくない。
逃れたくないのだけれど
逃れたいふりをして
つかまってみせる。
ことばをモノにすることはできない。
それは確信だ。
だからこそ
もっとことばを知りたい。


矛盾を感じるとき
それをことばにして
世界を正していく。
矛盾を正す。
自分を正す。
正すことを正される。
物語性によって
現実性は正される。


ああ、想像するだけで
わけもなく、どきどき。





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by moonpower0723 | 2007-09-23 16:43 | ことば

山田詠美にト・リ・コ――「晩年の子供」

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晩年というのは
死にまつわる
究極のリアリティ。


晩年の子供 (講談社文庫)
山田 詠美 / / 講談社





一気に読みました。

もともとは、かなり前に古本屋で購入したのですが、
手もとにある本ほど手をつけるのが遅くなってしまうのは私の悪い癖です。

山田詠美の初期の作品は
いまにくらべると
まだ尖っていないのだけれど
それがまたいい感じです。

「放課後の音符」よりも
のにおいがして
「ラビット病」や「姫君」よりも
ゆったりとしています。
「ぼくは勉強ができな」より
やわらかぁく、はかなくて、
「風味絶佳」よりも
「PAY DAY!!!」に近いです。


「晩年の子供」の中での私のオススメは
「海の方の子」と「蝉」という作品。
短編だというのに、
あるいは短編であるからこそなのでしょうか。。。
ふっと思わず笑い出してしまう
心地よいリズムの文章と
そこからつむぎだされる独特の切なさ。

山田詠美さんといえば
外国人や男と女の肉体的テーマ、
それにまつわる自伝的小説が
(「ベッドタイムアイズ」「指の戯れ」など)代表作品としてあげられます。
しかし、私はあえて読んでいません。
それを避けてきたのは詠美さんのキレイめ小説の
とりこになってしまったからです(!)
けれど、
これからは他の作品も読めるような気がします。
だって、詠美さんは
裏も表も側面も作家としても女としても「知りたいな」と思える存在なんです。
ありがちなくだりでしょうか。
でも素直にこう思うので、書きます。
いつか詠美さんが詠美さんの作品を書くように
私も“もっと私”な作品を書けるようになりたいです。





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by moonpower0723 | 2007-09-19 21:12 | しるし

「現代詩手帖」9月号&「生きながら火に焼かれて」('-^*)/

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自己嫌悪ってなんだろう。
知りすぎて感じすぎて苦しくなるばかり。わからない。


テストが終了したと思ったら元中問題を書きたくなったために(かいつまむと自分勝手な諸事情により)
報告遅れました(遅れるのがもうなんでも習慣だよね)。

詩作品「体育祭」が現代詩手帖9月号投稿欄に掲載されました。

すでにブログにはUPずみですので、興味のある方はぜひご覧になってください。
今回は蜂飼耳さんの一席と、藤井貞和さんにも選んでいただけました。
正直、後から読み返したら、くだらない恋愛ポエムにしか思えず
「なんでこんなの投稿したんだ」と毎度のごとく後悔の念に襲われていたところ、
望月さんから「載ってたよー」と一報を受けて、喜んでいいのかわからないまま、焦っていました笑。

でも、載っていて嬉しかったです。
というのは私の作品なんかより、選評が面白かったです笑。
正確に言うと、私の作品を評した部分だけおかしかったです。
まあ、ともかく応援していただけるのはよいことです。
母と思わず爆笑しておりました。
しかし、笑いのツボが母とは異なる父は

「え??
いったい何がおかしいの???(@_@)」


といつものボケをかまして母をゲンメツさせておりました。。。
知りたい方は本屋で買うなり、立ち読みでもしてください笑(意地悪)。

投稿欄のほかの作品では和田まさ子さんの「金魚」という作品がいろいろな意味で気になりました。それから、毎度ながら怪我さんの筆力に圧倒。

『月暈』の件ですが、私の持ち分がなくなりましたので、締め切らせていただきます。
たくさんの方々からメールなどで応援をいただけてとても嬉しかったです^^
なお、以前メールしていただいた方でまだ、『月暈』がとどいていないという方は
必ずお送りいたしますので、ご心配無用です。

(文体変わります↓↓)

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生きながら火に焼かれて
スアド / / ソニーマガジンズ




テスト明けにうかれて学校の図書室に行ったら
生きながら火に焼かれて」を発見し、
何となくその場でかりた。吟味し続ける私にとっては結構めずらしいことである。
新聞の書評や書店でも何度か見かけたことがあり、以前から興味があった。
おそらく、ソニーマガジンズ側としては、デイヴ・ペルザーの「“It”(それ)と呼ばれた子」の波にのせて、刊行したものではないだろうか。
一気に読めるノンフィクションに久しぶりに出会った。けれどもこの本は読み手に必ずある程度の負担をかける。私自身も強まる痛みにたえながら、読みすすめた。
中東シスヨルダンの小さな村では、女性は家畜以下の奴隷として扱われていた。
毎日のように鞭で打たれ、働かされることはあたりまえ。女性が虐待を受けること、殺されることも、当然のように行われていた。
著者スアドもまたそんな生活を強いられていたが、17歳のとき、ある男性と恋におちたために、義理の兄から火あぶりにされてしまう。。。
この本は
そこから立ち上がっていく著者自身やそのまわりの人々の記録である。
克明に記された過酷な状況や衝撃的な事実以上に、本書を書くにいたる彼女の信念に関心を抱く。その村でいまも暮らしているだろう肉親に、彼女は絶対に生きていることを知らせてはならない。もし知られれば、地球の裏側までも追いかけてきて、殺されてしまうからだ。そんな中で本書を書いた彼女の勇気に感銘を覚えた。
そんな現実が存在するということに、同情や憎しみを抱くということではなく
ただただそれを知るということだけで、これほど胸が痛むのはなぜだろう。
「この事実を世界中の人々に知ってほしい。少しでも多くの女性を虐待から救いたい」
彼女が伝えようとしていることは、ひとりひとりの胸にきっととどいていくだろう。
これがノンフィクション特有の強さなのだなぁ、と実感した。


*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:


今日、昼寝をしていたらひどい夢を見てしまった。
朝、交通機関を乗りついでいつものように学校へ行こうとする私だが
途中で
なぜなのか、中学の制服を着ていることに気がついた。
異常(いまの私のとっては異常)にスカートが長くなっていて
まるで中学生のときのようである。
家に引きかえしながら
とりあえずベストだけでも脱ごうと道端で悪戦苦闘するものの
いくら破れんばかりに引っ張っても
身体に張り付いているようで
脱げないのだ。
時計を見て愕然とした。このままだと遅刻してしまう。
パニックに陥って、家からでてきた親に向かって叫んでるうちに目が覚めた。
夢だとまったく気がついていなかったので、びっくりした。
軽い悪夢である。

私、高校生になったんだから……
週末課題も終わったんだから……
静かに寝かせてください……(_ _。)





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by moonpower0723 | 2007-09-17 19:49 | 詩の仕事

黒猫swing

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黒としての肉体をとらえてほしい。不吉不吉となぞらえる指に怯え、逃げてるばかりじゃ、落ち葉に足をとられて転んでしまう。いっそのことswing、ぶつかっていく。黒猫がswingしてるぜ、でも不吉じゃなくてむしろラッキー。どこからか聞こえるその声にむかってswing、する。ささくれた木目に気をつけな!すりきれそうなブランコswing/自由な尾で漕ぎ出している。いま引いているのは逃げてるんじゃない。あっちむいてこっちむいてにゃあ!見据えたあの風を切るため。





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by moonpower0723 | 2007-09-11 16:36 | わたし

黒猫gossip



お前が言うには錆びついた鍋に顔を突っ込んで、ベチャベチャやってる黒い猫がいるらしいな。そいつがあたしだって?だが百聞は一見にしかずとはこのことか。現場に足をはこんでみれば泥かぶりの白いチビが雨水でふやけた牛乳の中の見えない金魚にうつつを抜かしてたのさ。
黒猫はまがいものにとらわれてはならぬ意識をもて黒い意識ではなく黒猫としての意識。
もう一度言うが、あたしは哲学者ではない。黒い猫でもない黒猫だ。






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by moonpower0723 | 2007-09-10 12:53 | わたし

黒猫woman




思い出に浸るのもいいかげんにしてくれあたしは猫は黒い毛を舐めるのに忙しい。人はかわいそうだ暇すぎて。赤いシルクのスカートを引きちぎろうとしたら、あたしの舌の方がなめらかだったのさよするにそれってかなりのヤリテ。太陽はたいそう真っ赤になったのなんのって。それから、夕焼けがあたしについてくるようになったのさオッカケよ。もちろん月もさ去年の十五夜はとって食ってやったうまかった。
「このままの私を好きになって」なんて何もしてないくせに、はなはだしい!
自分の毛でも舐めてみろ。あっちむいてこっちむいてにゃあ!してみろや。夕焼けを引きちぎって、その皮のしたを覗きこんでやれよ。
したら落ちるぜ一発。

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by moonpower0723 | 2007-09-09 01:46 | わたし
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文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723
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