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「現代詩手帖」2月号投稿欄「お酢ときゅうり」(*゚ー゚*)

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現代詩手帖 2008年 02月号 [雑誌]
/ 思潮社






今月号は、燃え立つような赤い表紙。思わず黒い煙を指の腹でこすり、擦れて汚れないことを確かめてしまいました。何かを燻しているかおりが、私の鼻をかすめたように思えました。

投稿欄。

「お酢ときゅうり」が、入選・掲載です。

藤井さんと蜂飼さんのお二方に選んでいただけました。

今回の入選は、とても悔いが残る結果です。
「お酢ときゅうり」は反省点が多いのです。
蜂飼さんのおっしゃるとおり私自身も「推敲が足りなかった」と
投稿した直後からかなり後悔していました。
後半リズムが崩れていますし(食べ物で遊ぶという行為は…のあたりから)
()には今回きちんと意味をもたせたかったのに、
はっきりと意味を伝えることが出来なかったと大反省。
いままであまり私が書いてこなかったような作品になったので
入選できるか不安でもありました。
正直、掲載が嬉しいというよりも安堵、そして羞恥を覚えました。
内容は、いままでで最もオープンな恋愛詩です。
とはいっても私のことなので、恥じらう感覚に侵されています。
客観的に見ると曖昧です汗。
だってね、いきなり河童巻きを食べてるのよ笑。
しかも夜9時半くらいに(親が留守で安いチェーン店出前とってるの)、
外の雪を見ながら、干からびた河童巻きを私はひとりかじってるわけですよ。
ジャンクフードならまだしも、河童巻き汗。
私、ピザ屋の出前ってとったことないんですけど
ピザ食べてる16歳の方がまだ健全かも。

推敲がたりないとわかっているのに
投稿欄に載ったままのかたちで掲載するのもおかしいので、
ネット上(ブログや現代詩フォーラム)には手直ししたものを載せようかと思います。。。
ごめんなさい。
なんかこういうこと、二度としないでいきたいです。なくしたい。本当に恥ずかしい。

ともかく、私の母が今回面白がったのは蜂飼さんの選評でした。
河童巻き、好きですか。私も好きです。かんぴょう巻きも。

いつものあの冷静な文章に、突然生活感あふれることばがでてきて、驚きました。

面白かったのはそこの部分でしたが、
同時に書いている私自身が気づけなかった道を
お二方に選評で照らし出していただけたようで、とても感激しました。
例えば、

蜂飼さんは、「裸のきゅうり」という表現を通し、ものを書く上での分岐点を示してくださりました。
藤井さんは河童巻きを三回に分けて食べている点を、再び新しい作品を構築するように解説してくださりました。

この選評を読んでいると、詩を書くことがますます楽しくなるようです。
正直、いままで二年、投稿欄の選評を読んでいて、真摯な気持ちになることはあっても、楽しさを覚えることはあまりありませんでした。

投稿欄、ほかに気になった作品。
河邉由紀恵さんの「はべらのニルヴェーナ」
はべらということばが連続しますが、不思議とくどくありません。
しかも、連を連ねるごとに面白さと美しさが増します。

もう一作くらい紹介したいと思い、探してみましたが
あと「うまい」なという作品ばかり。「うまい」だけって気もちょっとします。
いたたまれなくなりました。自分の作品も、やはりまだまだ弱いと思いました。

最近はそうでもなくなりましたが、以前は年齢のことをひどく気にしていて
何かあるたびに
「14歳だからといって、甘くみてくれるのはやめてくれ。どーたらこーたら」
みたいな文句を書き並べていました。超感じ悪い中学生だ汗。
そういう文句でさえ、甘えであったことをいま思い返します。
甘える余地があるのは良くないし、邪魔。
けれど、余地がなくなったとき自分がどうなってしまうのか怖い。
なら、いま頑張るしかない。

先日、PCのファイルを整理していたら、詩学新人の写真候補(総数145枚汗汗)がでてきました。びっくりしました。たった一年前の写真ですが。。。
今だって言えたものではないけれども、ここまで垢抜けてなかったのか。。。
なんかこけしみたい汗。白いコートにグレーのマフラーで田舎娘を彷彿とさせています笑。
自分で言うのもなんだが、この顔で、毎日本開いて席についてたら、そりゃ孤立するわ汗。
外見は変わったけれど、中身は幼稚化している気がします。母からも指摘をうけました笑。
なんていうんだろう、歳を取ることに対してたぶん抵抗力がはたらいてるみたいです。

気に入らない。
やりたいことに言い訳はしない。
とげられなかったのも、不満が残るのも自分のせい。
未熟なせいにしない、
未熟は克服するもので、甘んじるものじゃない。



報告し忘れてましたが、第18回伊東静雄賞の最終選考50編に残ってました。
落ちたと思い込んでいたら、先日受賞作掲載誌が届き、
見てみると、私も佳作(名前のみ掲載)にひっかかっていたみたいで、焦りました。
でも、佳作48編だからなぁ。。。応募総数も677編。
このご時世、詩1編に50万円の賞金って凄いと思うのに、そのわりには応募総数が少ない。
伊東静雄賞受賞作は、とにかく人が亡くなる詩が多くて、
第16・17回のときはかすりもしなかったので、
今回、そのことを頭に入れて(よするに死をテーマに)書いてみたところ残ってしまいました。
その変わりようが、あまりにもはっきりと生々しくて、
なんかもう、二度とそういう賞の傾向だけを見て、作品を捻じ曲げたくないと思いました。
反省!
第18回伊東静雄賞 結果





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by moonpower0723 | 2008-02-05 21:54 | 詩の仕事

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