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詩誌「あんど 8号」の共作詩に参加しました。

詩誌「あんど 8号」の共作詩に参加しました。_d0101676_19551744.jpg


詩人の森川雅美さん主宰の詩誌「あんど 8号」の“共作詩”企画に
参加させていただきました(‐^▽^‐)


共作詩、具体的に申しますと参加者ひとりにつき五行の詩を考えて、それを主宰の森川さんが組み合わせるという企画です。
若い詩人たち中心ではありますが、大御所といえそうな参加者の方もいらっしゃいます。参加者全体は総勢20人以上。さすがに人脈が凄いですね。
最も面白いところは、誰がどこを書いたのかわからないところです。
予想しながら読んでみるのも楽しいと思います。私のは相当わかりやすいのでは笑。

***

「あんど 8号」で共作詩以上に興味深かったのは、散文の欄。
“これから詩を書くきみへの手紙”というテーマで新川和江さん、福間健二さん、井川博年さんがお書きになっていらっしゃいました。以下は自己責任でお読みください。

井川さんは若い詩人には「期待しない」と宣言されていました。それがあまりにも気持ちいいので、逆に新鮮でした。
ペンネームの問題についてずいぶん長くお書きになっていらっしゃって、どうやら若い人たちのペンネームに問題があるんだとか。
そこで、私の名前も実例としてあげられていました。
作品ならともかく、なんでそんなところで批判されなきゃいけないのか、真剣に考えて情けなくなりました。つまり井川さんにとって名前がおかしい人は作品を読む価値もないってことだわね。井川さんはとにかくいろいろな意味で、はるか高みにいらっしゃる方なのです。
自分の名前が変わってる、とは思っていましたが、おかしいとか変、とは考えたこともなかったですし、言われたのも初めてだったので、嬉しいような悲しいようなとにかく驚いて驚いて、混乱しちゃいました笑。それとも自分の名前って見慣れているから、特におかしいとも思えないのかな。ペンネームか本名かわからないような名前を使うくらいなら、少し派手なペンネームを用いる人方のほうが好感をもつ、というのはあくまで私だけか笑。変身願望っていうのは多少当たっているけれど、流行は私の場合、関係ないと思います。一応、おばあちゃんになっても使える名前を、と思って私なりに考えました。悠光という名前名づけ辞典で見つけました。詩の雑誌とも関係がないです。
“だいたいこのような名で雑誌に詩を投稿して詩を読んでもらうことを、変だと思わないのだろうか”
“文学をバカにするな、と言いたい”
その言及は蜂飼さんや小笠原さんなどにも及んでいる(本質は及んでいないことを祈ります)。
名前だけで文学を馬鹿にしたことになってしまうんだろうか。馬鹿をカタカナの“バカ”で表記しちゃうくらい、軽い人間だと思われてるのかな。私からしてみれば、軽さは一種の魅力。だからむしろ軽い人がほんの少しだけ私はうらやましいかな。本当は苦労しているのに、そこに軽さをもちこむって凄く勇気のいること。もちろんその軽さに甘んじていれば、忘れられていくだけの存在になってしまうんだろうけど、大衆をひきよせていく意味で軽さというのは必要ではないでしょうか。苦労なんて同情をひかせるために、顔のシワのばしながら、孫にきかせてやろうぜ。まぁ、そういう軽さが私には足りないんだよなぁ。って、これじゃあ井川さんがいう“おじさんたち文学だなんて何いってんの”という反応を私がしているみたいだなぁ。
正直言うと、今の私は名前負けしていると思います。悠々とした月光のふみ。でも、死ぬまでにちゃんとその名前の意味を他の人たちに示していけたら、と考えています。いまは意味がなくて当たり前なんです。だってまだ16年しか生きてないのに、最初から意味があったら、生きる楽しみは半減すると思うんです。どんな地味な名前もどんな派手な名前も、生き方次第で盛り立てることは可能ではないでしょうか。変わった名前をもつ方々に対して「名前が嫌い、だからその人の性格も素行も言動も全部イヤ」そんな人が存在したとしても、諦めて生きているのでは。。。それが文学を“バカ”にした行為だったようです。
ごめんなさい文学。私は心から君を愛している気でいたけれど、それは君の方では違ったみたいだ。君に救われて、そしてその波にとびこんでいきたいと思っているだけなんだ。ありがとう。
という陳腐なポエム。。。。
“何を言われても文句は言えないという覚悟が必要である”というのはその通りなのだけれど、名前に意見されてしまうと、それを通したら改名しなきゃいけなくなるし、認めないとなれば、やはり反抗ということになってしまうのではないでしょうか。ってか、たぶん一番正しい反応はただスルーすることなのかな。わからないけれども、どうやら井川さんは反抗を期待なさっているみたいなので、いろいろ考えて、でもやっぱり反抗しないことにします。
結局名前のことはどうでもいいから、“退屈な詩が多すぎる”ということばに、共感とも苛立ちとも思えぬ感情があふれ出てきて、こんなことを長々と書いてしまったのです。すみません。
ともかくともかく、実例として私の名前を使っていただけるなんて光栄でした。
たぶん井川さんがこれを書いたのは意図的なものなんだと思います。若い奴らの目を覚まさせようと、苦い良薬をまいてくれたのでしょう。そのかいあって、私は自分が何を感じているかわからぬまま、これを書き続けているのですから。
乱暴だけが詩人なのかな。
日本語も話せなかったけど詩人、らんぼう、今度改めて読んでみよう。
さて、“ランボーよ現れ”と叫んでいらっしゃる井川さんの詩、もっと読んでみよう。
それらのあまりの面白さに私は固唾を飲むことでしょう。

***

以上、私なりに「あんど」を宣伝させていただきました^^
良質な詩誌だと思います。同人の方々のやる気もかなり感じられます。

お問い合わせ・購入はコチラ

井川さんの紹介ページを見つけました。作品も読めます。
ぜひ読んでみてください。

名鑑

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感動しました。こんな凄い人に私は変な名前だと思われたのかと。
「期待してない」みたいなこといっぱい言われたいです。だいすき。





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by moonpower0723 | 2008-02-02 21:28 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723