ダリ展 ――創造する多面体――

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ダリの描いた月(「雄羊」から)/

昨日、北海道立近代美術館で催されているダリ展に足を運んだ。
さすがに大人気、館内も展示会場も、大変混雑していた。
最初の展示室では見渡す限り、壁がが赤く塗られていたかと思うと、次の部屋ではダリの執筆した原稿が壁いっぱいにひきのばされている、また、万博の写真を展示している場所では黒い傘が天井全体にさかさまにつりさがっていた。
なんとも奇妙だが、現実の世界からダリの世界に足を踏み入れるのはお客さんにとってもかなり勇気がいる。その手助けとしてこの展示方法はかなりよいものだったと思う。

感想。

全体像として、
予想以上だった。
そして、当然感動した。
けれども、絵を見て泣きそうになるだなんて想像もつかなかった。
彼の絵を通して自分の中の何かを見ているような気分になるからか。
彼はとても楽しんで絵を描いていると思う。
遊び心が豊かだ。
そして、それを一生懸命見解しようとする私たちを笑って見ているようにも思えた。

ダリ展に行こうと思った理由だが、
これは中三の夏休みにさかのぼる。
美術の課題でシュールリアリズムについて調べることにした私は、ダリとマグリットの絵画に焦点をあてた。興味のないことに対しては、何もかもほっぽりだしてしまう私だが、美術は違った。
私は書くことや描くことによって超現実の世界に何度か足を踏み入れていた。
ダリの才能に圧倒されたのだ。
私はクレーの絵が大好きだが、ダリの絵はまた違う意味で好きになった。
ダリの絵が好きだ、というのは極端にいえば「親しみを覚える」という意味で好んでいる状態である。
私の世界観にしっくりくるのだ。でも、巨匠ダリの絵に対して私なんぞが「共感する」だのなんだの軽々しくは言ってはいけないかもしれないが。。。
まぁ、お金を払って見に行くつもりだったが、高文連の関係で前売り券をホクホクいただいた。感謝。

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時計が溶けてる…/

時計が溶けているのは「記憶の固執」で有名だけれども、画像の時計は「ヴィーナスの夢」によるものだ。この時計は彼が一番最初に描いたとされる溶けた時計らしい。
面白いことに、ダリはカマンベールチーズから着想を得たらしい。
そのことを知ってから(中三の夏)は、私の中ではカマンベールチーズを見るたび、時計なのであった。

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私の好きな絵「幽霊と幻影」/

今回のダリ展で私が一番気に入った作品である。
この絵を観察した瞬間、感激のあまり泣きそうになった。
ブログの画像はケータイで図録から撮影したものなのでよくわからないかもしれない。
解説では“暗い”と称されているが、私はそうは思えなかった。
私のとらえ方がおかしいのだろうか?さてはて。
ダリ展では、作品のタイトルをみては(例えばこの作品の場合)
「“幽霊”なんてどこにいるのー!?」
と絵の中をくまなく探し回る人をたくさん見かけた。
その行為に意味があるのだろうか?さてはて。

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ボトルをダリがデザインした香水「オー・ド・ルビー・リップス」
(画像は私が買ったペンタイプのもの)


グッズ売り場ではダリの香水が大人気だった。
それというのも、種類は豊富だし、香りもなかなかなのだ。
なにより、ボトルのデザインである。
彼は香水のボトルをデザインする条件としてふたつのことをあげた。
“彼の仕事だとすぐわかるボトルを作ること”、
そして“彼が好んだジャスミンの香り(製作中にも耳につけていたらしい)と
ガラ(ダリの妻)が好きだったバラの香りを基調にするすること”である。
ジャスミンの香りは部屋で焚いたことがあるくらい私も大好きだ。
そして月の力をひきたてる香りともいわれている。
私が愛用しているインカートチャームもジャスミンンが基調となっている。
それはともかく、ダリは「五感の中でも嗅覚は永遠という感覚を最もよく伝える明白な感覚である」と述べている。
というわけで、それにあやかろうと買ってみた。
インカントチャームよりもシンプルな香りである。
ちなみに、売り場は大混雑。押すな押すなの大騒ぎ。
そんな中、香水にくわえて図録と絵葉書を数枚を買った私であった笑。

ダリ展の帰りに古本屋によった。
「詩学」と「現代詩手帖」のバックナンバーを何冊か発掘。
「詩学」は私が生まれた年(1991年)のものである。
昭和生まれの人にとっては平成3年生まれの私は宇宙人に思われているらしいが、
1991年ってついこのあいだなのだろうか?
すくなくとも、溶けてしまうほど醗酵はしていないはずだ。



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