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500m美術館「Re:送っていただけませんか?」展/詩×旅・ミスiDガールズナイト&単独朗読会「夜を旅して」/読売新聞夕刊に詩/東京新聞詩の月評

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夜は みんな甘えたがり。

札幌・500m美術館 2/1(土)〜3/28日(金)
「Re:送っていただけませんか?」展に出品しています。

「Re:送っていただけませんか?」は
〈北海道で手に入るもの〉を素材に制作された作品を展示する企画展。
北大生の友人・宮本柚貴さんとの共作画『見えますか』を出品しています。
大通‐バスセンター前駅地下通路にて開催中。面白い作家さんがいっぱいの展示です。
拙詩集の装画を描いてくださった森本めぐみさんも出品されています。

■開催概要
名 称: 500m美術館Vol.10 500メーターズプロジェクト001
    「Re:送っていただけませんか?」
会 期: 2014年2月1日(土)~3月28日(金) 観覧無料
時 間: 7:30~20:00 (照明点灯時間) ※最終日のみ17:00まで
場 所: 札幌大通地下ギャラリー 500m美術館
    (地下鉄「大通駅」~地下鉄東西線「バスセンター前駅」地下コンコース内)

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故郷での出来事を、古い帽子のように思うことがある。
いつか被り直す日のために、少しだけ遠くに置き去りにしてきた。
わたしたちは、故郷と自分が異なることを知っている。
故郷には絶えず知らない時間が流れているし、自分自身も立ち止まってはいられない。
差が開いていることを知りながら、どうして「地元に帰る」のか?
きっと確かめずにはいられないのだ、そこに「在る」ということを。
そのとき、故郷の目もわたしたちを見るだろう。


〈北海道で手に入るもの〉を作品素材に、とのことだったので
宮本さんと互いの〈子ども時代の写真〉を共有し、〈北海道〉〈故郷〉について語り合いました。
作品は、宮本さんの描いたアクリル画にシルクスクリーンで詩を刷ってもらいました。
私は詩の制作とシルクスクリーンの原画を担当しています。
札幌に行く機会のある方はお散歩気分で探してみてくださいね。

***

詩の表現、可能性を広げ、新たな形で「詩」を表現してく企画「詩×(しかける)」。
東京国際文芸フェスティバル2014サテライト企画として開催いたします。
「詩×旅」の関連イベントとして、
高円寺の古書店・アバッキオで行われる二つの朗読会に出演いたします。

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【3月7日(金)】ミスiDガールズナイト

出演:荒野もゆ、中村インディア、細川唯、文月悠光
二部入替制(1部と2部で内容は異なります。通しでのご予約も可能)
1部 19:30(開場19:00)/2部 21:15(開場21:00)
各回定員10名 チャージ2,000円ワンドリンク付き

「詩×女の子の可能性を学ぶ旅に出ます」
詩人・文月悠光がミスiD2014に参戦したことをきっかけに生まれたイベント。
オーディションで強い印象を残した三名、細川唯、中村インディア、荒野もゆをメインに
一夜限りの朗読会を開きます。
※講談社主催・ミスiD2014公式サイト⇒http://www.transit-web.com/miss-id/

当日はチェキ、文月悠光がミスiD2014ファイナリスト34名一人一人に書き下ろした
『ミスiD2014ファイナリスト詩集』(200円)も販売いたします。

ミスiDナイトの翌日には、文月悠光の単独朗読会も!
【3月8日(土)】19:30〜(開場19:00)
文月悠光単独朗読会「夜を旅して」

夜の闇にじっと目を凝らす。
この闇が遠い宇宙にも繋がっているような気がして――。
深い夜の詩を求めて、旅に出かけませんか。
春の月夜に文月悠光がご案内いたします。
(定員10名 チャージ1,500円ワンドリンク付き)

文月悠光がミスiD2014ファイナリスト34名一人一人に書き下ろした
『ミスiD2014ファイナリスト詩集』(200円)も販売いたします。

【会場】Ab’acchio(アバッキオ)
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北 2-38-15
2月28日(金)~3月9日(日)の期間、営業時間は13:00~22:00となります。
両日とも、ご予約は4kakeru@gmail.comまでご連絡ください。

【詩×旅について】
東京国際文芸フェスティバル2014開催期間の2014年2月28日(金)~3月9日(日)
詩の図書館を高円寺の古書店・アバッキオにて公開いたします。
この図書館では、送られた住所と会場の距離に応じて展示を行っていきます。
2月1日より皆様がお持ちの詩集の寄贈ご協力をお願いいたします(お好きな詩集でも、自作の詩集でも可)。
⇒詩集の寄贈先、イベントなど〈詩×旅〉に関するすべての情報は、こちらにまとまっています。

***

読売新聞2月17日(月)夕刊に
詩「物語の恋人」を執筆しました。

読みたいから会いにいく。
膝のうえに本をひらいて冬をはじめる。

ふたりで見た雪のことも記されるのだ、
一行の光景となって。

雪と電車と彼と窓のこと。
2月14日バレンタイン、今年二度目の東京に大雪が降りました。
その日はちょうど取材の撮影で、編集者とタクシーに乗っている際、詩のゲラが届きました。
雪に埋もれていく街の風景と詩のイメージが不思議に繋がりました。
校正の電話入れたとき、編集の方に次のように言っていただけて嬉しかったです。
「きょうの雪にぴったりな、きらきらした詩ですね」

****

東京新聞2月1日夕刊<詩の月評>にて
三井葉子さんの詩集
『秋の湯』(青娥書房)『灯色醗酵』(思潮社)
吉田文憲さんの詩集『生誕』(思潮社)を紹介しています。

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ふくらみのある詩の言葉に支えられる日々。
「あなた」の間に横たわる「沈黙」(死)を引き受けていきたい。







***

「Re:送っていただけませんか?」展に出品するため、
12月、素材の〈北海道で手に入るもの〉を共同制作者の宮本柚貴さんとひたすら考えました。
道産子としては、自然物や地元の特産品を素材にするのにはやや抵抗があって
(北海道=自然、おいしいもの という外部からのパッケージングに違和感が)、
かといって東京でも手に入るものを選ぶのは避けたい。

行き着いた策は、
互いの〈子ども時代の写真〉(ふたりが出会う前の時間)を共有し、
自分たちの原風景〈故郷〉に立ち返ること。

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  こどもだ。


以前ツイッターのアイコンとして使用していたもの。2、3歳のころ。
赤やピンク、女の子らしい服装をさせられていたらしい
(その反動か、10~15歳は黄色や水色の服ばかり着ていた)。

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8つ上の兄と冬の庭で。素材の参考写真として展示されているのはこれ。
ここには写っていないけど、青いそりで遊んでもらうのが雪遊びの定番でした。

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これは公園だったのかな。肌が白い。

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赤いセーター。水鉄砲の持ち方がさまになっていてご機嫌ぽい。



by moonpower0723 | 2014-02-23 23:57 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723