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現代詩手帖に詩/文學界に書評/東京新聞・詩の月評/読売NAVI/キャンパスナウ/早稲田ウィークリー・インタビュー/毎日新聞取材

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あらかじめ壊すと決めて、こんなにも創ったの。

◎執筆関連

「現代詩手帖」2014年1月号〈現代日本詩集2014〉
詩「ふしだらな計画」を執筆しました。


宇宙をめぐる死と永遠の物語に挑戦しています。

卒論で扱った作品の主題が輪廻転生だったこともあり、
日本人の再生観って、すごく面白いなと思っていて。
どうやら詩にも響いているみたい。
同誌の特集〈現代日本詩集2014〉は、52人の詩人による作品の競演を堪能できます。

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「文學界」2014年2月号にて
よしもとばなな著『花のベッドでひるねして』(毎日新聞社)
書評「まなざしの循環」を執筆しています。


ひとりのみなしごと、神聖な力に守られた土地と家族、そして〈神様〉に出会う物語です。
信仰のような家族関係と名前の力について、少し挑戦的に論じてみました。
主人公と、それを見守る人々の言動に芯の強さを感じます。

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【連載】東京新聞夕刊にて1年間
詩の月評を担当することになりました。
(毎月第1 or 第2土曜日に掲載されます)
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初回(1月4日掲載)は、
・フリーペーパー「権力の犬」1号(久谷雉氏による「創刊の辞」を引用)
・昨年12月に開かれた「貘展」(東京杉並区・書肆サイコロ)
・吉増剛造展「怪物君」(札幌市北区・テンポラリースペース)を紹介しました。
どれも新しい今の“詩”の在り方です。

言わずもがな、月評を担当するには文月は未だ経験不足です(中堅以上の方が通例)。
きっかけは、ミスiD(ポエドル)の活動を取材していただいたこと。
挑戦する気持ちを汲んでいただけたのかなと(驚く半面)嬉しく思いました。
今まで以上にアンテナ張って、詩と生活を共にしたいです。覚悟を決めて。

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1月11日(土)読売新聞夕刊NAVI&naviにて
グレース・マクリーン著
堀川志野舞訳『わたしが降らせた雪』(早川書房)
 詩・谷川俊太郎 絵・望月通陽
せんはうたう』(ゆめある舎)を紹介いたしました。


テーマが〈新〉だったので、今の自分に新鮮な感覚を与えてくれた本を選びました。

『わたしが降らせた雪』は昨年読んだ物語の中で一番衝撃を受けたもの。
札幌の実家で雪に閉じ込められながら読みました。
ささやかな(でも確かな)救いがあるから、最後のページまで手繰ってほしい。

『せんはうたう』は箱入りの装丁も美しい、大切な人に贈りたくなるような一冊。
谷川さんの詩も、望月さんの絵も、感情を規定しないところが本当に素晴らしい。
一見無表情な絵の顔、詩の言葉に、読み手の心が映るようです。

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エッセイ「早稲田で出会ったもの」を執筆しました。

在学中の吉田隼人さん(角川短歌賞受賞)、
阿部智里さん(松本清張賞受賞)と共に掲載されています。
作家の重松清さん、角田光代さんのインタヴューも読むことができます。

●キャンパスナウ2013 錦秋号 通号208号

◎取材記事

1月6日発行「早稲田ウィークリー」
インタビューが掲載されました。

Nコンや早稲田短歌会の話題を中心にお話ししています。
大学生活のことが載るのは新鮮。少しくすぐったい気持ちです。

●ぴーぷる 今最も注目される若手詩人の一人 風景のようになじむ言葉を紡ぎたい

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毎日新聞大阪版1月23日(木)夕刊にて、
1月11日に京都・恵文社一乗寺店で行った
ワンマン朗読会の取材記事が掲載されました。

丁寧に紹介してくださった記者の清水さん、ありがとうございました。
お客さんとたくさんお話しできて、胸一杯だったなあ。ご来場くださった皆さまへ感謝。

●「立体化」した言葉楽しんで 詩人の文月さん-毎日新聞
(上記のtwitterのリンクから飛ぶと、記事の全文を読めます)

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『WORLD POETRY almanac 2012』
(世界現代詩年鑑)に掲載されました。

詩「天井観測」「骨の呼吸」の英訳は管梓さんにお願いしました。

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199年生まれになっている笑。不老不死…?

日本の詩人は他に谷川俊太郎さん、井坂洋子さん、平田俊子さん、
多和田葉子さん、宇佐美孝二さん、暁方ミセイさん。多彩な顔ぶれに加わることができて嬉しい。

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大学の機関誌に載ったり、生協に本が並んだり。。
そんなこと夢の夢だと諦めていたよ。
ささやかに叶っていく4年生の終わり。

一昨年秋「私の詩集を置いてもらえませんか」と大学生協をこわごわ訪ねた。
書店員さんと話した後、在学作家の著書を売上ランキングの棚に発見し、足早に去った。
「自分は本を売って暮らしていくタイプの書き手ではないのだから」と言い聞かせながら。

必要だった、恥ずかしくて消えたくなること。



願い続けていれば、
今このときではなくても、願いに一歩ずつ近づいていけるのかな。

「あれが小さな転機だったのかも」と
気がつくのは大抵、ときが過ぎ去ったあと。
人間って案外鈍く出来ている。だから好きなの。

  * 
     *

真顔で運命やら奇跡やら語れる柄でもないし。
自分以外の何者にも縛られる謂れは無く。

「できる」と断言できるのは、詩を書くことくらいでしょうか。
答えがないことをやり続けるの。不毛だからやれる。
矛盾してるって?

すかっとしましょ。




by moonpower0723 | 2014-01-29 01:54 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723