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辞書のほん小説/12日Nコン生放送/ミスiD結果発表/20日B&Bトーク/22・23日ダンス公演/シブカル祭

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あなたが過去になるまえに ひとつ残さず うたいあげるの


文月悠光 新詩集『屋根よりも深々と』(思潮社)発売中です!

屋根よりも深々と

文月 悠光 / 思潮社


17歳春から21歳冬までに綴った31篇を収載。
この4年間の集大成!


「詩は紙の上に在るのではなく、日常の中で心に芽生えるもの、
目撃してしまう一つの現象だと思う。
詩が好きだからこそ、変わっていくことを恐れずにいたい」(あとがき)。
――あらためて言葉に出会いなおし、詩的身体を跳躍させる! 待望の第2詩集。


◎執筆関連

フリーペーパー「辞書のほん」2013年秋季号(大修館書店)に、
辞書をモチーフにした物語「制服の神さま」を執筆しました。


〈辞書、のような物語。〉というコーナーに書き下ろしました。
木村衣有子さんの作品「やきとりらしさ」と共に掲載されています。
短くても初めての小説。紀伊国屋、ジュンク堂、リブロなど全国の大型書店にて配布中です。

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【こぼれ話】
「制服の神さま」の着想は、赤瀬川原平さんの『新解さんの謎』(文春文庫)から得ました。
大好きな一冊です。辞書に人格があるなんて、わくわくしませんか。
作品のどんなところに生かされているか、ぜひ併せてお読みください^^
…しかし、初めてだから当然とはいえ、フィクションの散文は慣れないなあ。
我ながらぎこちない汗。これからも挑戦できるよう、精進していきます。

「図書新聞」9月28日号に、
伊藤比呂美著『犬心』(文藝春秋刊)の書評を執筆しました。


犬心

伊藤 比呂美 / 文藝春秋


愛犬・タケとの最後の二年を綴ったエッセイ集。
著者は老いていくタケの姿に、熊本で独居していた父を重ね合わせていく……。


◎出演情報

10月12日(土)14時より
NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部、Eテレにて生放送。
文月は課題曲「ここにいる」作詞者として出演します。


ゲストはテノール歌手の秋川雅史さん。東京混声合唱団の演奏もあります!

詳細はこちら⇒http://www.nhk.or.jp/ncon/pr_info/05.html

各地のコンクールを勝ち上がってきた高校生の方々による
「ここにいる」合唱、とても楽しみです。
生放送に緊張気味ですが、テレビ越しに応援していてくださいね。。

***

ミスiD2014にて個人賞(柚木麻子賞)をいただきました。

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ミスiD2014関連情報
ミスiD2014 個人ページ
ファイナリスト掲示板
東京新聞:目指せポエドル 最年少「中也賞」・文月さん:社会(2013/09/14)

応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
お陰さまで、濃くて熱いひと夏を過ごすことができました。


というわけで……
感謝の気持ちも込めて
イベントを企画しちゃいました!


10月20日(日)19時~ 下北沢の書店・B&Bにて
文月悠光×朝井麻由美 トークイベント
女子力コンプレックス ~“かわいい”って、何?~
を開催いたします!


「女子がわからない」「女子が怖い」「“キャピキャピ”できない」
そんな“女子力コンプレックス”を抱える
詩人・文月悠光と、ライター・朝井麻由美のトークイベント。

スクールカーストに怯え、女子を恐れ、
容姿を叩かれ、卑屈さをこじらせた末、
アイドルの世界に参戦したら……
“コンプレックス”の打開策が見えてきた?

「女子の生き方はどこで分かれる?」
「“かわいいオタク女子”は許せる?」
「女子の中の自分のポジションって……?」
「女子として生き抜くには……結局“顔”なの?」
「そもそも“かわいい”って何?」
書き手であり、アイドルでもある二人が
全力で問いかけ、語り尽くす一夜です。

ミスiDオーディションに挑戦する文月悠光を、朝井麻由美が雑誌「ROLa」(新潮社)のコラムで取り上げたことがキッカケで生まれたこのイベント。かたち無い「女子力」に立ち向かう、すべての女子に捧げます。
もちろん男性の方のご参加も大歓迎です!(むしろ男性側からのご意見も伺いたい…!)

当日は文月がミスiDファイナリストに宛てて詩を書き下ろした『ミスiD2014詩集』を朗読。
会場限定で手製冊子版を販売いたします。

⇒ご予約・詳細はこちらのページにて!


雑誌「ROLa」(新潮社)にて
朝井麻由美さんが連載中のコラム〈女子裏部屋〉も是非ご覧ください。


11月号(発売中)にて、文月のミスiDの活動に触れながら、
「かわいい・女子力に振り回されるということ」について執筆されています。


ROLa (ローラ) 2013年 11月号 [雑誌]

新潮社


***

10月22日・23日、第5回Whenever Wherever Festival
の二つのプログラムに参加いたします。
ダンス公演・WSを中心にしたフェスティバルです。


10/22[火]19:00-
詩のからだ
文月悠光の詩による公演
詩人文月悠光と4人のパフォーマーによる、詩とダンスの交感


舞台上で一冊の新しい詩集を編みます!
ダンスと詩のコラボレーションは私も初めての試み。ぜひお越しください^^

入場料1,000円[予約フォーム
会場:森下スタジオ C
http://www.saison.or.jp/studio/access.html

詩:
文月悠光(詩人)

出演:
伊藤知奈美(ダンサー)
JOU(コンテンポラリーダンス作家)
三東瑠璃(ダンサー・振付家)
矢嶋久美子(ダンサー、Dance Company BATIKメンバー)
http://bodyartslabo.com/wwfes2013/festival/poem.html



10/23[水]19:00-
連歌体として虚実の自在に遊ぶ身体(ダンス)と光と波(ことば)
有賀眞澄監修による連歌とダンス


入場料1,000円[予約フォーム
会場:森下スタジオ C
http://www.saison.or.jp/studio/access.html

出演:
文月悠光(詩人)
研生英午(俳人・評論家)
松島誠(パフォーマー・演出家)
島田桃子(女優、コリオグラファー)
西山友貴(振付家・ダンサー)
衣倆(人形作家)
有賀眞澄(タブロー・光象体作家 定型詩人)
http://bodyartslabo.com/wwfes2013/festival/renga-dance.html

ご予約は、E-mail、または、予約フォームよりお申込みください。

E-mailの場合、以下の事項ををご記入の上、お申込みください。
1. プログラム名 2. 日時 3. 人数 4. 氏名 5. 連絡先(E-mail, 電話番号)
申込先|WWFes事務局
E-mail|bodyartslab(a)gmail.com(チケット予約専用アドレス)
問い合わせ Tel. 090-4069-7719(BAL)

***

渋谷PARCOにて開催の「シブカル祭」のステージに、
ミュージシャンの吉澤嘉代子さんと出演します。
10月26日(土)15時より、公園通り広場
(渋谷PARCOパート1前)にて!


30分ほどの短いパフォーマンスです。
観覧無料なので、お気軽に!
歌をうたう方とのコラボは初めてです!
「よむ」と「うたう」のあわいを楽しんでもらえますように…^^

シブカル祭のスケジュールはこちらをご参照ください。

26日の演出を担当された青野賢一さんのインタビューより↓
「見どころは“詩の朗読”です」
「ステージでのポエトリーリーディングはずっと実現させたくて、
詩を野に放つようなイメージでやってもらいたいですね」

野に放つにふさわしい詩を読み、歌います。





***

先月、文月も参戦していたミスiD2014の結果が発表されました。

公式サイトの選評には、
個人賞に選んでくださった柚木麻子さんをはじめ、
思わぬ方々からもコメントが寄せられていました。
「詩人がアイドル面白いね」なんて表面的なことを誰も書いてなくて、
エントリー時からの自分の心配が杞憂であったことを知りました。

ツイッターには次のように書きました。
崖から飛び降りる覚悟でミスiDにエントリーしました。
照れ隠しして、家族や友人にはきちんと言えませんでしたが、文月はとても真剣でした。
誰かに指摘されるまでもなく、自分を「馬鹿みたい」と嘲笑いながら。
だって本来、中也賞とった詩人がこんなことをする必要はないんです。

けれど、私ならトリックスターになれると思った。
ミスiDの選考のために4キロ痩せ、
ファイナリストに宛てた34篇の詩を2週間で書き上げ、
拙い自撮りを量産し、身近な人たちがアンチに変わるのを目にし、
温かい応援に勇気づけられ、伝わらない虚しさに泣き……
「だから何?」見て考えろ。

ミスiDの受賞結果には納得しています。
でも、文筆枠の候補者はセミファイナルから何人もいたのに
結局個人賞におさめられたことに関しては、悔しさしかないです。
文筆枠の誰かにミスiDになってほしかった。というか私に。
何が違ったというわけではないだろうけども。悔しい!

***

選評を読み返す度、考えます。
ミスiDに参戦して、私が確実に得たものは何か。
皆さんに伝えられたこと、皆さんに与えていただいたこと、
これから出来ることについて。

「どこかもったいない感じがしたのは、詩を朗読する際など、どうしても、まだ、その型で朗読しているなあっていう気がしてしまって。敷居をさげたい、っていう部分もあったと思うのですが、やはりまだ敷居を感じる場面がちょっとありました。例えば、だれかを使って、読ませるとか、書かせるとか(書かせるのは無理か、笑)、なんかどこか混ざれたら、交われたら、また違ったのかもしれません。」

という今泉力哉監督の選評と

「アンチなんてあなたの志にとっては、クソ。ファイナリストになってしまえば、もうミスiDも同然。この歴史的な挑戦をどんどんセルフブランディングに使っていって、日本で唯一のポエドルとしてガンガン歩いていってほしい。」

という小林司p(審査委員長)の選評が、色んな意味でガツンときました。

熱い選評の全文、是非お読みいただきたいです。
http://www.transit-web.com/miss-id/

そして、ミスiD参戦と「ROLa」のコラムがきっかけで生まれたイベント
10月20日(日)の女子力コンプレックスに是非いらしてください!

  

by moonpower0723 | 2013-10-11 02:44 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723