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詩とごはん。/グラフィティにレビュー/ウルトラ14号にエッセイ/ポエペンシル発売/トルタバトン報告ほか

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体温で話をしよう。


ナナロク社主催「詩とごはん。」第1回 名づける のお知らせ。

これまでに見たことのない「未知の料理」を
山フーズの小桧山聡子さんに作っていただきます。
それを食しながら、その料理に「名前」をつけていく。
名づけは、お客さん13人と詩人3人が、それぞれ行います。

日 時 : 2011年12月14日(水)
開 場 : 午後7時00分
開 演 : 午後7時30分
会 場 : 6次元(東京・荻窪)
ゲスト : 御徒町凧、谷郁雄、文月悠光
料理人:小桧山聡子(山フーズ)
チケット代金 : 3500円/未知の夕食付 ※当日入場時のお支払
定 員 : 13名 

ご注文の前に、必ずお読みください
発券は先着順となります。
受付期間内にフォーマットよりお申込ください。
会場の席数が限られているため、お1人様1枚のお申込となります。

抽選受付期間 :2011年11月21日(月) ~ 11月26日(土)午前10時迄
当選者発表  :2011年11月26日(土) ※当選者にメールにて告知。

詳細はこちらのページからどうぞ。

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Tokyo graffiti」12月号(発売中)に、
詩集のレビューを書いています。


Tokyo graffiti (トウキョウグラフィティ) 2011年 12月号 [雑誌]

グラフィティマガジンズ



特集「恋愛読書」にて、“恋愛”をテーマに詩集を選書、レビューを執筆しています。
特集では、恋愛に関する小説から古典・写真集・マンガまで、
330人が選んだ508冊が掲載。執筆者には、見知った顔もちらほら。
専門家から学生さんまで、さまざまな方々の「恋愛」が、「読書」がわかります。
http://www.grfft.com/new.html

高校生の頃は「Tokyo graffiti 」を開いて、東京に焦がれたものでした。
いつか載せてもらえたらいいなあ、と思っていたので、今回とっても嬉しかったです。
紹介した詩集は、三角みづ紀著『カナシャル』(思潮社)、
中村葉子著『泣くと本当に涙が出る』(ポプラ社)、『吉原幸子詩集』(思潮社)。
読者層を考えて、ゆるめの選書です。
ゆるーく楽しく書かせていただきました。どれも大好きな詩集です。

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詩誌「ウルトラ」14号にて、
<吉岡実この一篇>をテーマに、エッセイ「呻き」を執筆しました。


詩誌「ウルトラ」14号(編集長 及川俊哉/発行人 和合亮一)は、「吉岡実特集号」です。
作品、対談、評論、と同人詩誌とは思えないほどの大充実。
執筆者は、白石かずこさん、蜂飼耳さん、和合亮一さん、
松尾真由美さん、山田亮太さん、橘上さんなど! 
今号からPDFデータの無料配布をはじめられたそうです。
どんな内容か知りたい方は、まずそちらからチェックしてみてください。→こちら


吉岡実の詩「過去」についてエッセイを書かせていただきましたが、
実は昨年の7月頃に提出した原稿だったため、内容をまったく覚えておらず……笑。
「何書いたんだっけ?」状態でした……汗。
まあ、14号をおそるおそる開いたら、意外にちゃんと書けていて、ほっとしたんですけどね。

紙版(1000円)のご購入についても受付開始します。
紙版につきましては頒価1,000円+郵送料がかかります。
 ご希望の方は、
①ご氏名 ②ご住所 ③ご希望の号数および冊数
を明記の上、下記アドレスに送信してください。
 購入受付アドレス m31oikawa@mail.goo.ne.jp
なお、現在の編集部の在庫(100部)がなくなり次第受付を締め切るそうですので、ご了承ください。 
詳細はこちらから→http://bit.ly/vTvSBY

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poepencil(ポエペンシル)=
『てにをは少女のひみつ』が発売中です。


poepencil(ポエペンシル)……
日常の書き物の中に詩を詩を忍ばせよう、という粋な試みです。
三菱鉛筆「Uni」に金色の文字で、詩が刻まれています。

*詩を本の外にひらくデザインレーベル・oblaat(オブラート)の商品です。
私の他にも、谷川俊太郎さん、御徒町凧さんのpoepencilも発売中。
詳しくはこちら。谷川さんのpoepencilが紹介されています。

一行一行、鉛筆のために書き下ろしました。
今のところバラ売りはしていませんが、一本につき、約190円。
鉛筆分を差し引くと、詩はなんと一篇100円ほど。
(これ、誰かが言っていてなるほど!と思いました笑)
お子さんへの贈り物にもおすすめです笑。

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文月悠光『てにをは少女のひみつ』
一行詩×12編(12本セット1ダース)。
並べて読んで使えて消せる(消しゴム・ケース付き)。
2,310円(税込)

poepencilご購入はこちらのページからお願いいたします。

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9月20日~21日、トルタバトンに参加しました。

トルタバトンとは?(*HPより引用)

<トルタバトン>は、言葉と詩の未来を考えるヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」が2011年~2012年にかけて実施するプログラムです。
本プロジェクトの参加者は、TOLTAが設置するスペース<トルタラボ>に1~5日間滞在し、滞在中「ひらくと飛ぶ本」というテーマで作品を制作することを求められます。
制作された作品は、プロジェクトの最終段階で、TOLTAが発行する本「TOLTA5」としてまとめられます。
<トルタラボ>には、さまざまな参加者による「ひらくと飛ぶ本」制作のプロセスが蓄積されます。このプロセスはWEBやトルタラボ来訪者へ開示されます。

歌人の雪舟えまさん(10月)なども、参加されました。愉快なアーカイブはこちらから。

台風直撃の中での制作でしたが(雨女の本領発揮?)、
久々に絵筆を握ったり、コラージュつくったりできて、とても楽しかったです。
高校の時のジャージで制作していたこともあって、美術室にいる気分でした。
制作中の様子、完成した写真は
こちらで見ることができます
(9月に制作された方のまとめページです)。

ちなみに、私はまだ次のバトンを渡す方を決めていないのです……。
もしトルタバトンやってみたい!という方がいらっしゃいましたら、お声をかけてください。


***

『大野一雄 詩魂、空に舞う。―現代詩手帖特集版』に
追悼詩「神魚(カムイチェプ)」が掲載されています。


大野一雄 詩魂、空に舞う。―現代詩手帖特集版

思潮社



*この作品は、「現代詩手帖」2010年9月号からの転載になります。




秋が深まり、あっという間に11月も終わりへ近づいてきましたね。

色気のない自分の生活に、ようやく焦り始めました。
花の女子大生なんて幻想だと思い込んでいましたが、
周囲に目を向けてみると……。
私が夢見た女子大生のかたちが、そこにあるように思えて羨ましくなります。
私は私で充足しているはずなのに。

「まだ大丈夫なのだ」と自己暗示をかけるため、
久々に爪に色を塗ってみました(マニキュア)。
おしゃれではなくて、半ば気合のようです。
途方もなく忙しい時期に、こってりとネイルした女性の爪を見かけると
ウッ余裕あるんだああ、と気圧されてしまう。
爪なんて、たかが消耗品だよ!(悔しい)

「時間がない」とか、「忙しい」とか、どんな理由にも使えるから、
ついつい口にしてしまうけれど、実際のところもっと上手にやり繰りできるでしょう
(去年は、締め切り前の三日間になると、怖くてどこにも出かけられませんでした。
原稿も大して進まないのですが……。それに比べると、進歩したのかな)。

いつまで原稿依頼を頂けるのかわからないところがあって、先が見えません。
たとえ依頼が無くなっても、書くことはやめない。やめられないでしょう。
全力で綴っていくのは自明なことのわけで、
結果、仕事が来なくなったとしたら、それは私の力不足です。
だから、もしかすると依頼はさして重要ではないのかもしれません。
こうした平穏な生活さえ、書くことさえあれば、捨てられるように思います。

というより、
どんな生活をしようが誰と愛し合おうが、
書くことがある限り、私の根幹は変わらないし、変える気もない。

以前、当時の恋人にそう言ったら、まったく理解されなかったので
それはひどく特殊なこと、
口をつぐむべきことなのだと知りました。

今しかできない勉強や、付き合いがあるような気がして、
一方で、今しか書けないものも確かにあって、
どれも大切にしたいです。
おろそかにしたくない。

人と会えば息が切れ、
人と会わなくても息が切れている自分に
手を焼いています。

難儀なことですね、お月さま。
by moonpower0723 | 2011-11-25 20:46 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723