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【告知①】中原中也の会/ポトラック女詩会/『ろうそくの炎がささやく言葉』刊行・PV/ブックフェア

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浴びれば忽ちしみていくようなからだに

はたちになってから、一ヶ月が経ちました。
少女の時代は、ひとまず終わったようです。
大人になったという感慨が突然芽生えるわけもなく。
けれど、もう自分は10代ではないのだな、ともつらつら思います。
“これから”を少しずつ定めて、生きていきたいです。

***

9月17日、中原中也の会第16回大会イベントに出演します。
山口を訪ねるのは、昨年4月の受賞式から、およそ一年ぶりです。
アーサー・ビナードさん、三角さん、会員のみなさんとお話しできるのが、とても楽しみ。

○第16回大会
テーマ 「中原中也と演劇性」
日  時 2011年9月17日(土) 午後1時~
会  場 ホテルニュータナカ(山口市湯田温泉)
整理費 500円(当日受付にてお支払いください)
(フライヤー[PDF])

12:30  受付開始
13:00  開会
13:05  詩の朗読とトークセッション
      「いま詩の力を、中原中也の彼方へ」
          出演:アーサー・ビナード(第6回中原中也賞受賞詩人)
              三角みづ紀(第10回中原中也賞受賞詩人)
              文月悠光(第15回中原中也賞受賞詩人)
          司会:佐々木幹郎(詩人)
15:15  特別公演 高橋竹山(津軽三味線奏者)
16:10  講演「中也を追った青春」    
          講師:唐十郎(作家-劇作家)
 総合司会:加藤邦彦(梅光学院大学准教授)
17:30  総会 [会員のみ]
18:15  懇親会(会費 5,000円) 
詳細

***

ことばのポトラック vol.4
詩の朗読会「女詩会」 に出演いたします。

女子会ならぬ女詩会です。
世代様々な女性の書き手が集います。

日時 2011年9月25日 (日)  11:30 open 13:00 start
場所 サラヴァ東京(@渋谷)
料金 3,000円(ブランチ付)【完全予約制】

新川和江さんの詩にあるように、誰だって束ねられたくはありません。「女」という括りが最初浮上したとき、誰もが「今更?」と思ったのでした。しかし一方で、私たちの胸には、ここ何年も、もう死んでしまった女のひとたちの「声」が溜まり続けていました。ここにいるひと、いないひと。 一人の地声、群れの地声。詩のなかから現れる「誰か」の声。(企画:平田俊子&小池昌代)

出演者:稲葉真弓 大竹昭子 平田俊子 小池昌代 ミーヨン  唐作桂子 文月悠光

→ご予約・詳細はこちらのページへ。

***

管啓次郎・野崎歓編のアンソロジー書籍
『ろうそくの炎がささやく言葉』が勁草書房より刊行されました。


ろうそくの炎がささやく言葉


私は詩作品「月夜のくだもの」を寄稿しました。

*なお、書籍の売り上げの一部は「東日本大震災」復興支援のために寄付されるそうです。

◆執筆者(五十音順)
明川哲也(作家、詩人、道化師)
新井高子(詩人)
石井洋二郎(東京大学教授、フランス文学)
鵜飼哲(一橋大学教授、フランス文学・思想)
エイミー・ベンダー(作家、在アメリカ)
エリザベス・マッケンジー(作家、在アメリカ)
笠間直穂子(上智大学ほか非常勤講師、フランス文学)
工藤庸子(フランス文学、東京大学名誉教授)
小沼純一(詩人、音楽・文芸批評、早稲田大学教授)
柴田元幸(翻訳家、小説家)
ジャン=フィリップ・トゥーサン(作家、映画監督、写真家、在ベルギー)
管啓次郎(詩人、明治大学教授、コンテンツ批評)
スチュアート・ダイベック(作家、在アメリカ)
関口涼子(詩人、翻訳家、在フランス)
田内志文(文筆家、翻訳者)
谷川俊太郎(詩人)
旦敬介(作家、翻訳家、明治大学教授、アフロ・ラテンアメリカ文化研究)
鄭暎惠(社会学者、大妻女子大学教授、旅人または非国民)
冨原眞弓(聖心女子大学教授、フランス思想・北欧文学)
中村和恵(もの書き、明治大学教授、比較文学)
西山雄二(首都大学東京准教授、フランス思想・文学)
根本美作子(明治大学教授、フランス文学)
野崎歓(翻訳家、エッセイスト、東京大学准教授、フランス文学)
ぱくきょんみ(詩人)
林巧(作家)
文月悠光(詩人)
古川日出男(作家)
細見和之(詩人、大阪府立大学教授、ドイツ思想)
堀江敏幸(作家、早稲田大学教授、フランス文学)
岬多可子(詩人)
ミシェル・ドゥギー(詩人、在フランス)
山崎佳代子(詩人、翻訳家、在ベオグラード)


ブログでも一部お知らせしましたように、刊行記念の朗読会が各地で催されました。
6月17日の表参道朗読会の様子は、6月21日の読売新聞文化面に、
8月5日の札幌OYOYO朗読会の様子は、8月11日の北海道新聞夕刊に紹介されました。
今後も、都内・東北地方で多くのイベントが行われる予定です。
書籍・イベントについて新しい情報を得たい方は、こちらのページにどうぞ。


刊行記念フェア「執筆者たちが選ぶともしびとなる本」が開催中。


『ろうそくの炎がささやく言葉』執筆者らが、<ともしびとなる本>をテーマに選書。
執筆者コメント入りブックレットも配布いたします。
ブックレットはネットからも閲覧可能→こちら
執筆者による選りすぐりの本は、文学、アート、絵本、哲学など、多彩かつ個性的。
私は何を推薦したのかしらん。

フェア参加書店一覧(現在)
● リブロ池袋本店 http://www.libro.jp/shop_list/2050/07/ikebukuro-honten.php
1F人文書売場フェア台にて 9月10日(土)まで開催予定

●ジュンク堂書店新宿店 http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-shinjuku.html
7F人文書売場フェア棚にて

●海文堂書店(神戸) http://www.kaibundo.co.jp
文芸書新刊コーナーにて

●青山ブックセンター六本木店 http://www.aoyamabc.co.jp/store/roppongi/
2階フェア台にて9月上旬まで開催予定

フェア棚の写真など、詳しい情報は、こちらで見ることができます。

***

大川景子さんによる
『ろうそくの炎がささやく言葉』PVも完成しました。


声、言葉の魅力がひしひしと伝わってくる、素晴らしい映像作品となりました。



■朗読の出演者(敬称略・50音順)
明川哲也(作家、詩人、道化師)
新井高子(詩人)
小沼純一(詩人、音楽・文芸批評、早稲田大学教授)
管啓次郎(詩人、明治大学教授、コンテンツ批評)
田内志文(文筆家、翻訳者)
旦敬介(作家、翻訳家、明治大学教授、アフロ・ラテンアメリカ文化研究)
西山雄二(首都大学東京准教授、フランス思想・文学)
野崎歓(翻訳家、エッセイスト、東京大学准教授、フランス文学)
文月悠光(詩人)
古川日出男(作家)

撮影中、蚊に手足をボコボコにされたのはここだけの秘密。。。

***

AIR-Gの取材を受けたり、「現代詩手帖」で話したり、「群像」や「すばる」最新号、
そのほか同人詩誌に書いたりしています。
読んだり聴いたりしていただけると、とても嬉しいです。
詳しい掲載情報は、9月3日ごろまでにブログでお知らせできるはず……(たぶん)。
礼文島の滞在記も載せられたらいいな。

みなさん、さようなら。
また近日中に……。



はじめて新人賞をいただいてから、もうすぐ5年。
その間「若い」というラベルについて、折々考えてきました。
これからも考え続けるんだろうな。
私自身から「若さ」が消え失せようと、
「若い」というラベルは容易なことで剥がれてくれない。


世間って、そういうものだ。


このラベルはいらない、と果たして言い切れるのかどうか。



出演したイベントで、自分より年下の方を客席に見つけることが増えてきました。
同世代は、年上世代より距離がとりにくいけれど、
彼らの目を見つめるだけで、満ちていく何かがあって、
これは何だろう、と不思議に思います。



私も、あともう少しだけ。
by moonpower0723 | 2011-08-30 23:26 | 詩の仕事

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723