花井悠希さんCDに詩12篇/対談/ジュンク堂池袋店にて詩・写真展/「びーぐる」10号にアンケート/道新夕刊
2011年 02月 02日
ただあるいてきたこと。 理由、咲きこぼれる。
お久しぶりです。怒濤の試験、レポートを終え、ようやくの更新。
早くも、大学1年生がおしまいというわけ。
正直、学びたいあれやこれやに、追いつけてないわ!
考えるより先にばりばり行動するので、叱られることも多々あるけれど
その点に関しては「何を今さら……;」
特に直そうという気もないのよ笑
(何の根拠もなく楽観するのは、私の唯一の才能?であります)。
ただし、無学はならんのだ。本を読めないのはつらい!積読まみれは見苦しい!
春休み強化メニューを組みたいところ^^;(合宿か笑)
さてとー、サクサク告知します。
ヴァイオリニスト花井悠希さんの3枚目のアルバム
「譚詩曲~11 stories on Violin」のブックレットに
詩12篇を書かせていただきました。
美しき新進気鋭ヴァイオリニスト、花井悠希の新作が遂に登場。
陰影のあるヴァイオリンが深々と語り上げる、11章の物語。
CD+DVD2枚組
花井悠希さんは、現在22歳(私より3つお姉さん)。
現在、東京音楽大学に在学中のヴァイオリニストさんです。
私は音楽にあまり詳しくありませんが……
花井さんの演奏は音がのびやかで、楽しんで弾いていらっしゃるのが伝わってきます。
情感を込めながら、やわらかく弓を動かしていらっしゃるんだろうなあ。。
私は過去失敗した経験のせいか汗、クラシックから遠のいていましたが、
花井さんのおかげで、クラシックに親しみが持てるようになりました。
「アヴェ・マリア」なんて、聴いているととっても癒されます。
クラシック以外にも、民族舞曲やジャズ、現代音楽など
幅広いジャンルの楽曲を、積極的に演奏されている方です。
今回、花井さんの新しいアルバムに収録される全11曲にそれぞれ1篇ずつ、
CDを総括する形で1篇、計12編の短い詩をブックレットに執筆いたしました。
音楽に詩をつけるのは初めての試み。
詩のイメージをふくらませる、という名目で、
冬休み中はヴァイオリンを弾きまくっていました(弓を握ったのは実に5年ぶりですw)。
その甲斐あって(?)、このアルバムの“物語”にふさわしい12篇になったと思います。
CDアルバム「譚詩曲~11 stories on Violin」は3月2日発売予定です。
詳細はこちら→http://www.hmv.co.jp/news/article/1101310027/
http://columbia.jp/hanaiyuki/newrelease.html
花井悠希さんのフォトブック
『ばよりん彼女』も3月2日に同時発売されます!
花井さんと私の対談記事が掲載予定です。
実際にお会いしてみたら、、花井さんの手足の長くて、お顔の小さいこと♡
まるでモデルさん(どきどき)。お美しい方でした(案の定にやけてしまった)。
芯が強くて、かわいらしくて、何より驚くべき点は……彼女が面白いこと笑。
演奏から想像していた印象がよい意味で裏切られました。
花井さんの明るさに助けていただいて、苦手意識のあった対談も楽しく乗り切れました!
対談記事に乞うご期待です^^
フォトブックには、対談のほかに、花井さんのエッセイ、撮り下ろしなども収録予定です。
フォトブック詳細はこちら↓
http://www.cdjournal.com/Company/products/mook.php?mno=20110302
花井悠希さんを、もっと知りたい方はこちら→http://columbia.jp/hanaiyuki/
花井さん、この度は本当にありがとうございました。
***
3月1日より、ジュンク堂書店池袋店にて
写真家の杣田美野里さんと、写真と詩の展示を行います。
昨年の4月、札幌のジュンク堂書店にて開かれました
「蕾と花のあいだ」展が、東京でもご覧いただけます!
ジュンク堂書店池袋店7階理工書フロアにて、3月1日から31日まで開催されます。
立ち読みしたついでに、本を買ったついでに、ぷらっと寄っていただければと思います。
こ と ば 、 つ ぼ み が 開 く と き 。
詩・写真展 「蕾と花のあいだ」
写真 杣田美野里 詩 文月悠光
●日時:2011年3月1日(火)~3月31日(木)
10:00~21:00(最終日は午後4時まで)
●場所:ジュンク堂書店池袋本店7階理工書フロア壁面 入場無料
(東京都豊島区南池袋2‐15-5 TEL:03-5956-6111)
※3月1、2、3、5、6、7日の14~18時は杣田さんが会場にいらっしゃいます。
ご紹介
杣田美野里(そまだ みのり)
植物写真家・エッセイスト。
写真集・礼文花物語シリーズ
「星のうすゆき草」 「あつもり草の涙」
フォト・エッセイ「花の島に暮らす」
(以上、北海道新聞社)
「利尻・礼文自然観察 ガイド」
(共著、山と渓谷社)など著書多数。
写真と詩のコラボレーションです。
礼文島の蕾(と花のあいだ)たちの写真が出揃います。
開花間際に彼女らが口火を切った、そんなことばたち。
ことば自体が持つ「やわらかさ」「したたかさ」を大事にしながら、写真と合わせていきました。
花開く季節に、みなさまお誘い合せの上、ぜひお越しください。
***
詩誌「びーぐる」10号に
<心に残る詩歌>に関するアンケートを執筆しました。
心に残る詩歌を1篇と、その作品に関するエッセイです。
アンケートは、私のほかに45人の詩人の回答が掲載されています。
アンケート執筆者一覧(敬称略)です↓
相沢正一郎/淺山泰美/阿部恭久/新井豊美/池井昌樹/池田順子/岩切正一郎
江田浩司/大橋政人/小川三郎/北川 透/北爪満喜/城戸朱理/最果タヒ
佐川亜紀/貞久秀紀/清水あすか/管 啓次郎/杉山平一/鈴木 漠/須永紀子
髙木敏次/高階杞一/高橋秀明/田中庸介/たなかよしゆき/時里二郎
栩木伸明/中上哲夫/野村喜和夫/萩原健次郎/支倉隆子/長谷部奈美江
平田俊子/藤富保男/文月悠光/細見和之/松尾真由美/松下育男/松本衆司
松本秀文/森 哲弥/山口賀代子/山崎佳代子/山田兼士/四元康祐
詩人としてのキャリア、世代も様々な皆さんの
忘れられない詩、歌がひしめいております
(作品本文を掲載してくださって、大変親切ですね)。
詩歌の世界の豊かなこと!読んでいると、何だか希望が湧いてきます^^
ちなみに私は、堀川正美の詩「漂流する窓と難破」を挙げました。
高校時代に出会った、思い出深い一篇です。
***
1月21日の北海道新聞夕刊のワイド面、
近況紹介欄「創ティータイム」にて
インタビュー記事と顔写真を掲載していただきました。
取材してくださった寺町さん、素敵な記事をありがとうございました。
ちなみに、「創ティータイム」欄には、歌人の山田航さんもご登場の予定。
取材に御一緒させていただきました。お楽しみに!
誰かに対して、自分に対して
申し訳ない気持ちはいつもある。
尽くせない言葉、態度。
けれど、それとはまったく関係なく
常に全力で走りたいと思っている。
申し訳ないから、詩を書いたり
詩について話したりするわけではない。
誰のためでもないことが、
自分のためでもないことが
いけないことだと
教えたのは世界でしたが。
まるで教えられたかのように
ひといきで跳んでみせた彼を、彼女を
私は追っているだけなのか。
思い焦がれることに、容赦はいらない。
呼ばれる名前だけが
私ではないのだと、
内から声を上げる。
それは、私の名前じゃない。
名前を、この身に着せないで。
それで誰かが、たとえ私自身が得をするとしても
犠牲にすべきことは他にあるはずだ。
どんなに着ぶくれてみても、
かしこい誰かにはなりようがないのだから。
∮∮ヴァイオリニスト花井悠希さんの演奏動画です∮∮
どちらもお気に入り☆
by moonpower0723
| 2011-02-02 21:01
| 詩の仕事