お月さまになりたい。

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エイミー・ベンダー『私自身の見えない徴』(角川文庫)に解説詩を書かせていただきました/3版突入。

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大丈夫としか言えないことを 太ももの隙間抱いて見ていた




イミー・ベンダーの長編小説『私自身の見えない徴』
(角川文庫、4月24日発売)に解説“詩”「種まき」を書かせていただきました。

解説文ではなく、詩です。
詩を補足するかたちで、散文も書きました。

翻訳は管啓次郎さん
今回のお話は、管さんが詩を執筆されていた「アフンルパル通信」に、
私も詩を連載していたことをきっかけにいただきました。
解説の執筆の際、
編集者の安田沙絵さんに大変お世話になりました。
菅さんからも励ましのお言葉をいただきました。
ありがとうございました。

エイミー・ベンダーはアメリカの女性作家で
『燃えるスカートの少女』『わがままなやつら』という短編集を発表しています。
日本でも、その
(堀江敏幸さんがおっしゃるように
「永久凍土でできた楔のような言葉でまっすぐに突き刺」さってくるような)
毒のある短編群は大変な人気を呼びました。
『私自身の見えない徴』は著者初の長編にあたります。
この小説を、ひとりの少女の成長譚、とまとめてしまうことは許されません。
読後、それだけでは言い表せない(感動と言ってはあまりに浅い。もっと深みから)
さまざまな感情が押し寄せてきます。

私がエイミー・ベンダーを知ったのは高校3年生の春でした
(このブログでも何度か書かせていただきました)。
「わがままなやつら」を読み、すぐにエイミーの虜となりました。
今でも、海外作家の中で一、二を争うほどのお気に入りです。
エイミーの作品から得た着想、まかれた種は数え切れないほどですが、
今回はそのひとつを、“詩”というかたちに芽吹かせました。
『私自身の見えない徴』――数字と死の美しい物語と、私の詩が
読み手の胸の中で響き合うことができたら、
物語の世界をより楽しんでいただけたら、と思います。

というわけで、4月末になりましたら、書店の文庫の棚をぜひ訪ねてみてください。

余談*エイミーの作品が文庫化されるというニュースだけで
いちファンは狂喜したことを、ここに記しておきます^^

4月10日の朝日新聞朝刊の記事の反響が大きく、
拙詩集『適切な世界の適切ならざる私』2刷目は出版社の在庫が尽きたそうです。
4月中には3刷目ができそうです。
ご注文された方、申し訳ありません。
一部の書店にはまだ在庫がありますので、お探しください。
ジュンク堂書店のネットストア紀伊国屋WEBを見ますと、ネット在庫もあるようです。





9日から、どうも風邪をひいたらしく
微熱あります。食欲あります。ダムが決壊したかのような鼻水洪水。
大事なときなのに、治ってもらわなきゃ、困る。

某サークルに入ることにしました。
部室を訪ねたところ、部室の本棚に拙詩集(初版・パラフィン紙無し)が横たわっていました。
思わず抱き起こしてしまい、裏返すとBOOK OFF ¥1000のシールが貼ってありました。
恐ろしや。
いつか105円コーナーに並んでしまうことも
容易に想像できたBOOK OFF常連客の私なのでした。

神楽坂に<文悠(ぶんゆう)>という本屋さんがあります。
昨日、たまたまそこで本を買い、帰宅後(家計簿をつけるため)レシートを見返したところ、
店名に<文悠>とあり、びっくりしました。
ふむ。“月光”が欠けていますね笑。
昨日は、芥川龍之介のお墓参りもしましたとさ。
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by moonpower0723 | 2010-04-12 23:41 | 詩の仕事
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文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723
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