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リンパ!

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首が痛い痛いと思っていたら、リンパ腺が腫れていたらしい。
おまけに微熱があった!
一週間前からずっと熱っぽい気はしていたので、何だか笑ってしまった。

昨日読んだ本。

寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)

小川 洋子 / 中央公論新社


芸術起業論

村上 隆 / 幻冬舎


現代アートビジネス (アスキー新書 61)

小山 登美夫 / アスキー・メディアワークス



小川洋子、最近の作品は文章がお行儀良すぎて、どうも苦手だったのだが、
10年前の短編集である「寡黙な死骸 みだらな弔い」はとても気に入った。
読者を引き入れようとする思索が見事なのだ。
五本指の人参、飛び出した心臓、拷問博物館、腐った苺のショートケーキ、、
読後は爽快とは言い難いが、他では味わったことのない奇妙で、静謐な怖さがあった。

下の2冊は、現代美術について勉強しようと思い立ち、一気読み。
そのほか、美術室にある現代美術に関する記述のある雑誌にも全て目を通した。
奈良美智の絵は、美術部員一同愛していて(まあ、先導者は顧問なわけだが笑)
私も、奈良の描いた女の子の冠バッチをバッグにつけている。
認めるのは癪だけれど、まあ、好きなんだと思う←
村上隆は、筆がすべったのか知らないが、物凄い極論も書いている。
ピカソは天才ではない、宮崎駿は努力家である、、
目を引く話ではあるが、根拠となる説明が乏しかった。
アートでお金を稼ぐ方法論が事細かに記されてはいるけれど、
村上隆以外が真似しても、けしてうまくはいかないだろうな、率直にそう思う。。
そして、実のところ真似したい気持ちにはならなかった涙。
美大生の多くが美大受験予備校の講師を目指すことを、村上氏は痛烈に批判している。
しかし、美術の教育に携わりながら、制作を続けていくことの何がよくないのか
結局わからなかった。

以前、別の方とこのことについて激論して、気まずくなってしまったことがある。
作家以上に、画家という職業は「その道一本でやっていくべきだ!」という、
世間の風当たりが強いらしい。
貧しい生活を送りながら、大作をひたすら描く、、
みたいな芸術家のイメージが未だに浸透しているようで。
それ以外で、お金を貰うことは「逃げだ!」「邪道だ!」みたいな。
企業のデザイン室に勤めて、感性をすり減らすような多忙な日々をおくるよりは、
結局そっちをとることになってしまうのではないだろうか。

みんながみんな村上隆のようになれるわけではないので、
本の表紙の<超ビジネス書>という文字は、<超超超ビジネス書>くらいで笑。
(ちなみに、本の装丁は鈴木成一デザイン室が手がけたそうな。
カバーの折込には、村上氏の耳が印刷されている笑)
実践する、というよりは、自己啓発本として活用するのがよいのかな、という本だった。

小山登美夫ギャラリーは、東京に行く機会があればぜひ行きたいと思っている場所。
文章がやわらかく、とても読みやすかった。
ギャラリスト、って聞きなれない言葉だから何か勘違いしちゃいそうなのだけど笑。

「ダ・ヴィンチ」でのインタビューと、
週刊ブックレビューの特集で、川上未映子の姿を堪能。
『ヘヴン』も買うよ!サイン会行くんだ~。ヘヘッ。
自分の女の人に対する執着心というか、ミーハーは凄まじいものがあると思う今日この頃。
と言いつつ、月9の山Pに夢中になっている。
何だかんだ3年以上、山Pに執着している。ジャニオタでもないくせして。
「ユリイカ」のアルフォンス・ミュシャ特集を早く手に入れたいのだが、
9月に入ってから本屋には行っていない。。
シルバーウィーク中もどこにも行かないと思う。
いやな男の誘いも蹴ってやった。
「私たちはなんでこんな男運が悪いんだろう」という話で一昨日はビラ配りと盛り上がる。

***

読書メーターを今日から始めました。

ブクログ(もう1年以上更新していない。。)は、
本棚のかたちになって表示されるのが魅力的だけれど、
登録が面倒に感じ
(今は検索機能から直接登録ができるみたいだけど、前はできなかったのです)
結局続きませんでした汗。

読書メーターをやっている人が周囲で増え始めたので、何となく。。です。
まあ、個人で眺めてニヤニヤするだけなので、あまりチェックはお勧めできません。
他人が見て、面白いかどうかは別だと思います^^;
「全然読んでねえじゃん!」と思っても、御気になさらず汗。一応受験生なもので←

***

先日、数人の友達と過ごしていたとき
(いや、女子トイレに連行された最中ですけど?
昼休みに、ちゃんとお付き合いしてるのです。
「未だにやってるの~」と
それを知った美術部員に尊敬されました)
こんな会話をしました。

A「X先生が、授業中に頬杖つくと怒るんだよねえ」

B「えー、なんでなんで?」

A「わかんない。寝てても怒んないのにね」

C「話を聞く態度としてよくないってことじゃない?」

A「まあ、そーだよねえ」

X先生は数学の先生で、私は教わったことがないので、
何となく傍で聞いて「へー」などと相槌を打つ程度でしたが、
頬杖という言葉に、思うところがありました。

A「でも、身体にもあんまりよくないよね、きっと」

C「なんか、歪むらしいよ」

A「エーッ、まじで?
よし、もう頬杖はつかないっ!

そ、それだー!!

「お前、見○典子か!」

と心の中で激しくつっこみました。
口に出さなかったのは懸命だったと思う。

見延さん、1年前だけれど新田次郎文学賞を受賞されています。
××郎続きで、次は山本周五郎賞はどう?
とか馬鹿げたことを言います周囲は勝手に、ええ。




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by moonpower0723 | 2009-09-21 23:33 | わたし

文学少女は詩人をめざす


by moonpower0723